研究者業績

彦坂 晶子

Shoko Hikosaka

基本情報

所属
千葉大学 大学院園芸学研究院先端園芸工学講座 准教授
学位
博士(農学)(2000年3月 千葉大学)

J-GLOBAL ID
202001014381632668
researchmap会員ID
B000382615

主要な委員歴

 4

論文

 75
  • Xinglin Ke, Hideo Yoshida, Shoko Hikosaka, Eiji Goto
    Frontiers in Plant Science 15 2024年6月21日  
    The effect of the ratio of red and blue light on fruit biomass radiation-use efficiency (FBRUE) in dwarf tomatoes has not been well studied. Additionally, whether white light offers a greater advantage in improving radiation-use efficiency (RUE) and FBRUE over red and blue light under LED light remains unknown. In this study, two dwarf tomato cultivars (‘Micro-Tom’ and ‘Rejina’) were cultivated in three red-blue light treatments (monochromatic red light, red/blue light ratio = 9, and red/blue light ratio = 3) and a white light treatment at the same photosynthetic photon flux density of 300 μmol m–2 s–1. The results evidently demonstrated that the red and blue light had an effect on FBRUE by affecting RUE rather than the fraction of dry mass partitioned into fruits (Ffruits). The monochromatic red light increased specific leaf area, reflectance, and transmittance of leaves but decreased the absorptance and photosynthetic rate, ultimately resulting in the lowest RUE, which induced the lowest FBRUE among all treatments. A higher proportion of blue light (up to 25%) led to a higher photosynthetic rate, resulting in a higher RUE and FBRUE in the three red-blue light treatments. Compared with red and blue light, white light increased RUE by 0.09–0.38 g mol−1 and FBRUE by 0.14–0.25 g mol−1. Moreover, white light improved the Ffruits in ‘Rejina’ and Brix of fruits in ‘Micro-Tom’ and both effects were cultivar-specific. In conclusion, white light may have greater potential than mixed red and blue light for enhancing the dwarf tomato FBRUE during their reproductive growth stage.
  • Qingxin Liu, Xinglin Ke, Hideo Yoshida, Shoko Hikosaka, Eiji Goto
    Frontiers in Sustainable Food Systems 8 2024年5月8日  査読有り
  • Shoko Hikosaka, Eri Hayashi, Akimasa Nakano, Mieko Kasai, Toshitaka Yamaguchi, Toyoki Kozai
    Sustainability 15(22) 16066-16066 2023年11月17日  査読有り筆頭著者
    We propose a platform called “LCA-Multidimensional Map (LAMP)” to support companies and individuals aiming for CO2 zero emissions (CZEs) by efficiently conducting life cycle assessments (LCAs) of their products and activities, collecting information necessary for CZEs, and developing CO2 reduction plans. LAMP is a multidimensional platform that supports the development of CZEs targets in cyberspace without temporal or spatial constraints. Using this software, LCAs can be conducted using existing database groups constructed in two and three dimensions in various sectors as well as data groups with temporal information, such as evolving and continuous records, and spatial information in a cross-sectional manner. Furthermore, based on the LCA results, CO2-emission-reduction plans can be formulated (extraction of alternatives), and their effectiveness can be confirmed through LCA again. As an example of how to use LAMP, we introduce the characteristics of LCA in horticulture, the second-largest source of CO2 emissions after livestock in the agricultural sector, along with examples of alternative plans for greenhouses, collaboration plans with other sectors, and basic methods for promoting CZEs in horticulture. Although this concept needs to be tested and validated in the future, it might encourage individuals or companies to cooperate in LAMP development or inspire them to advocate for more progressive ideas.
  • 齋藤 隆德, 加藤 顕, 彦坂 晶子
    食と緑の科学 = HortResearch 77 26-30 2023年3月31日  査読有り
    type:text [ABSTRACT] In 2021, we started the new project for viticulture by plant factory with artificial light. However, there are various technical issues, which specified to the woody species, should be overcome for the achievement of viticulture in plant factory with artificial light. Here, we first review the current practice and several technologies for viticulture in plant factories with sunlight and find out the technical issues that need to be overcome to establish viticulture by plant factory with artificial light. Next, we discussed 1) the state-of-the-art knowledge about plant monitoring using remote sensing, and 2) the technologies applied to various horticultural crops in plant factory with artificial light practical. These relevant research observations indicate the future breakthrough technologies, which we should develop throughout our new project, for viticulture in plant factory with artificial light. [抄録] 人工光植物工場を活用したブドウ生産の実現には,木本植物である果樹に特有の技術的に検討すべき課題が多く存在する.そこで本稿では,まず太陽光利用を含めた植物工場におけるブドウを中心とした果樹生産の現状を俯瞰することで,人工光植物工場でのブドウ生産の実現に向けてブレークスルーすべき技術的な課題を提示する.次にリモートセンシングを利用した植物モニタリングの最先端の知見を解説するとともに,様々な園芸作物における人工光植物工場における技術を議論することで,2021年度園芸フロンティア研究プロジェクトにおいて推進中の「植物工場でのブドウ栽培を実現する先進的果樹栽培技術の確立」において開発を目指す技術の一端について紹介をする.

MISC

 178
  • 劉賽男, 彦坂晶子, 後藤英司, 青木隆
    日本生物環境工学会大会講演要旨 2007 136-137 2007年6月25日  
  • 横井真悟, 石神靖弘, 彦坂晶子, 後藤英司
    農業環境工学関連学会合同大会講演要旨集(CD-ROM) 2007 G33 2007年  
  • 彦坂晶子, BOONKORKAEW Patchareeya, 杉山信男
    園芸学会雑誌 別冊 75(2) 226-226 2006年9月23日  
  • 彦坂 晶子, BOONKORKAEW Patchareeya, 杉山 信男
    園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 75(2) 226-226 2006年9月23日  
  • 西村英朗, 常川悠子, 彦坂晶子, 後藤英司
    農業環境工学関連学会合同大会講演要旨集(CD-ROM) 2006 KOGISHITSU(2),14NICHI,DAI1SESSHON,4 2006年  
  • 杉山 信男, SANTOSA Edi, 李 温裕, 彦坂 晶子, 中田 美紀
    熱帯農業 50(4) 215-218 2006年  
  • 彦坂晶子, 川口康平, 山口幸孝, 杉山信男
    園芸学会雑誌 別冊 74(2) 387-387 2005年10月1日  
  • 彦坂 晶子, 川口 康平, 山口 幸孝, 杉山 信男
    園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 74(2) 387-387 2005年10月1日  
  • 彦坂晶子, 神田一, 川口康平, 杉山信男
    園芸学会雑誌 別冊 74(1) 318 2005年4月3日  
  • 彦坂 晶子, 神田 一, 川口 康平, 杉山 信男
    園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 74(1) 318-318 2005年3月20日  
  • Santosa Edi, 杉山 信男, 彦坂 晶子, 高野 哲夫, 久保田 尚浩
    熱帯農業 = Japanese journal of tropical agriculture 49(1) 21-29 2005年3月1日  
    プランテーションにおける間作は農民の所得を向上させ, プランテーション会社と農民との間の軋轢を減少させる.しかし, 西ジャワ州のプランテーションで実施されている間作の実状と問題点についての詳細なデータはない.そこで, 西ジャワ州のプランテーションで行われている間作の特徴を明らかにする目的で, カカオ, ゴム, 2つのチークプランテーションでプランテーションのマネージャーと農民へのインタビューを実施した.その結果, プランテーション会社は植林後3ないし4年間, 農民が樹間で作物を栽培することを許可しており, この期間が過ぎると農民は新たな場所に移って間作を行っていることが明らかになった.農民は現金収入を得るために, プランテーションの間作で収益性の高い商品作物を栽培していた.また, 間作によって所得の57∿72%を得ていることが明らかになった.間作において商品作物を長年, 持続的に生産し続けるためには, 耐陰性の強い商品作物を見出すこと, また樹冠下でのこれらの作物栽培が樹木の成長を妨げないか, どうかを調べる必要があると思われた.
  • SANTOSA Edi, 杉山 信男, 彦坂 晶子, 高野 哲夫, 久保田 尚浩
    熱帯農業 49(1) 21-29 2005年  
    プランテーションにおける間作は農民の所得を向上させ, プランテーション会社と農民との間の軋轢を減少させる.しかし, 西ジャワ州のプランテーションで実施されている間作の実状と問題点についての詳細なデータはない.そこで, 西ジャワ州のプランテーションで行われている間作の特徴を明らかにする目的で, カカオ, ゴム, 2つのチークプランテーションでプランテーションのマネージャーと農民へのインタビューを実施した.その結果, プランテーション会社は植林後3ないし4年間, 農民が樹間で作物を栽培することを許可しており, この期間が過ぎると農民は新たな場所に移って間作を行っていることが明らかになった.農民は現金収入を得るために, プランテーションの間作で収益性の高い商品作物を栽培していた.また, 間作によって所得の57~72%を得ていることが明らかになった.間作において商品作物を長年, 持続的に生産し続けるためには, 耐陰性の強い商品作物を見出すこと, また樹冠下でのこれらの作物栽培が樹木の成長を妨げないか, どうかを調べる必要があると思われた.
  • Santosa Edi, 杉山 信男, 彦坂 晶子, 中田 美紀, BINTORO H. M. H
    熱帯農業 = Japanese journal of tropical agriculture 48(4) 240-245 2004年12月1日  
    ジャワムカゴコンニャクとゾウコンニャクの栽培において,球茎が深い位置に形成された場合には収穫に多くの労力が必要になる.そこで,植付け深度が子イモの位置,形,生体重に及ぼす影響について検討した.両種とも2002年9月に種イモを異なる深さ(10cm,20cm,30cm)に植付け,2003年7月に収穫した.土壌表面から球茎上部までを植付け深度とした.植付け深度は両種の球茎生体重に有意な影響を及ぼさなかった.子イモは種イモを30cmの深さに植えた場合でも深さ,約10cmの所に形成された.球茎の形状は種イモを10cmの深さに植えた場合は球状またはやや扁平な球状であったが,30cmの深さに植えた場合は両種とも一部は縦方向に伸長し,残りは中央部がくびれて洋ナシ状になった.20cmの深さに植付けた場合,ジャワムカゴコンニャクは縦方向に伸びるか,洋ナシ状になるが,ゾウコンニャクは洋ナシ状になることはなかった.これらの結果は,球茎の形に及ぼす植付け深度の影響はゾウコンニャクよりもジャワムカゴコンニャクで顕著に現れることを示唆している.
  • 彦坂晶子, 杉山信男, 越智靖文
    園芸学会雑誌 別冊 73(2) 354 2004年9月25日  
  • 彦坂 晶子, 杉山 信男, 越智 靖文
    園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 73(2) 354-354 2004年9月25日  
  • 彦坂晶子, 杉山信男
    園芸学会雑誌 別冊 73(1) 254-254 2004年4月3日  
  • 彦坂 晶子, 杉山 信男
    園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 73(1) 254-254 2004年4月3日  
  • Santosa Edi, 杉山 信男, 彦坂 晶子, 高野 哲夫
    熱帯農業 = Japanese journal of tropical agriculture 48(1) 25-34 2004年3月1日  
    インドネシア政府はジャワに自生しているイロガワリコンニャクを食品工業用の原料として利用することを計画しているが,その遺伝的変異については未だ十分調べられていない.本研究の目的は西ジャワの6つの地域から採集したイロガワリコンニャク63系統について形態的な特徴を明らかにすることである.花柄の長さは13.5〜75cmで,肉穂花序の付属体(肉穂花序のうち雄花部と雌花部以外の部分)の長さと直径はそれぞれ5.5〜42.5cmと0.7〜3.2cmであった.雄花部は長さ2.5〜8cmであり,系統によっては花粉嚢に囲まれた部分が雄花部の他の部分とは異なる色を呈するものがあった.仏炎苞の長さは8〜24cmで,通常は緑色であった.花序の10の形態的特徴を基にした主成分分析の結果,変異の69%は上位4成分によって説明できることが明らかとなった.第2,第3成分を基に散布図を描くと,63の系統はAからGまでの7グループに分類することができた.一方,クラスター分析により,63系統は4つのクラスターに分類できた.クラスターIはグループB,C,及びグループAの2系統から構成され,クラスターIIIはグループDとEで構成された.クラスターIIはグループFに対応し,グループAとGに属する系統がクラスターIVを構成した.花序の形態的特徴に基づくイロガワリコンニャクの分類結果は系統の地理的分布とは関係がないようであった.異なるクラスターに属する幾つかの系統が同一地域に共存することはイロガワリコンニャクの遺伝的変異が大きいことを示唆している.
  • SANTOSA Edi, 杉山 信男, 彦坂 晶子, 高野 哲夫
    熱帯農業 48(1) 25-34 2004年  
    インドネシア政府はジャワに自生しているイロガワリコンニャクを食品工業用の原料として利用することを計画しているが, その遺伝的変異については未だ十分調べられていない.本研究の目的は西ジャワの6つの地域から採集したイロガワリコンニャク63系統について形態的な特徴を明らかにすることである.<BR>花柄の長さは13.5~75cmで, 肉穂花序の付属体 (肉穂花序のうち雄花部と雌花部以外の部分) の長さと直径はそれぞれ5.5~42.5cmと0.7~3.2cmであった.雄花部は長さ2.5~8cmであり, 系統によっては花粉嚢に囲まれた部分が雄花部の他の部分とは異なる色を呈するものがあった.仏炎苞の長さは8~24cmで, 通常は緑色であった.花序の10の形態的特徴を基にした主成分分析の結果, 変異の69%は上位4成分によって説明できることが明らかとなった。第2, 第3成分を基に散布図を描くと, 63の系統はAからGまでの7グループに分類することができた。一方, クラスター分析により, 63系統は4つのクラスターに分類できた。クラスターIはグループB, C, 及びグループAの2系統から構成され, クラスターIIIはグループDとEで構成された。クラスターIIはグループFに対応し, グループAとGに属する系統がクラスターIVを構成した。花序の形態的特徴に基づくイロガワリコンニャクの分類結果は系統の地理的分布とは関係がないようであった。異なるクラスターに属する幾つかの系統が同一地域に共存することはイロガワリコンニャクの遺伝的変異が大きいことを示唆している。
  • SANTOSA Edi, 杉山 信男, 彦坂 晶子, 中田 美紀, BINTORO H.M.H
    熱帯農業 48(4) 240-245 2004年  
    ジャワムカゴコンニャクとゾウコンニャクの栽培において, 球茎が深い位置に形成された場合には収穫に多くの労力が必要になる.そこで, 植付け深度が子イモの位置, 形, 生体重に及ぼす影響について検討した.両種とも2002年9月に種イモを異なる深さ (10cm, 20cm, 30cm) に植付け, 2003年7月に収穫した.土壌表面から球茎上部までを植付け深度とした.植付け深度は両種の球茎生体重に有意な影響を及ぼさなかった.子イモは種イモを30cmの深さに植えた場合でも深さ, 約10cmの所に形成された.球茎の形状は種イモを10cmの深さに植えた場合は球状またはやや扁平な球状であったが, 30cmの深さに植えた場合は両種とも一部は縦方向に伸長し, 残りは中央部がくびれて洋ナシ状になった.20cmの深さに植付けた場合, ジャワムカゴコンニャクは縦方向に伸びるか, 洋ナシ状になるが, ゾウコンニャクは洋ナシ状になることはなかった.これらの結果は, 球茎の形に及ぼす植付け深度の影響はゾウコンニャクよりもジャワムカゴコンニャクで顕著に現れることを示唆している.
  • Santosa Edi, 杉山 信男, 彦坂 晶子, 河鰭 実之
    熱帯農業 = Japanese journal of tropical agriculture 47(3) 190-197 2003年9月1日  
    東ジャワ州の用材林で栽培されているジャワムカゴコンニャクの栽培方法,並びに農家経済に対する寄与についての情報を得るため,2002年の7月に農民と用材林管理者にインタビューを実施した.1度ムカゴを植え付けると,その後は分散したムカゴが自然に生えてくる.収穫はムカゴ植え付け後3年目から始まり,球茎は植物体が休眠に入ってから収穫される.球茎の大きさは齢によって異なり,1年目の球茎では平均220g,3年以上の球茎では3700gであった.球茎の大きさは葉柄の直径,植物体の栄養生長の程度,ムカゴの数から予測可能であった.太い葉柄を特つ植物体の側に棒を立てて置くことによって大きな球茎だけを収穫することができる.ジャワムカゴコンニャクの栽培は農家経済の改善に寄与しており,ジャワムカゴコンニャクによる所得は農家所得の40〜90%を占めていた.ジャワムカゴコンニャクは除草と収穫を除き,栽培に特別な管理を必要とせず,またジャワムカゴコンニャクの栽培は不法伐採や森林火災を防止する.
  • 彦坂 晶子, 杉山 信男
    園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 72(1) 214-214 2003年4月4日  
  • SANTOSA Edi, 杉山 信男, 彦坂 晶子, 河鰭 実之
    熱帯農業 47(3) 190-197 2003年  
    束ジャワ州の用材林で栽培されているジャワムカゴコンニャクの栽培方法, 並びに農家経済に対する寄与についての情報を得るため, 2002年の7月に農民と用材林管理者にインタビューを実施した.1度ムカゴを植え付けると, その後は分散したムカゴが自然に生えてくる.収穫はムカゴ植え付け後3年目から始まり, 球茎は植物体が休眠に入ってから収穫される.球茎の大きさは齢によって異なり, 1年目の球茎では平均220g, 3年以上の球茎では3700gであった.球茎の大きさは葉柄の直径, 植物体の栄養生長の程度, ムカゴの数から予測可能であった.太い葉柄を持つ植物体の側に棒を立てて置くことによって人きな球茎だけを収穫することができる.ジャワムカゴコンニャクの栽培は農家経済の改善に寄与しており, ジャワムカゴコンニャクによる所得は農家所得の40~90%を占めていた.ジャワムカゴコンニャクは除草と収穫を除き, 栽培に特別な管理を必要とせず, またジャワムカゴコンニャクの栽培は不法伐採や森林火災を防止する.
  • 彦坂晶子, 杉山信男
    園芸学会雑誌 別冊 71(2) 321-321 2002年10月13日  
  • 彦坂 晶子, 杉山 信男
    園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 71(2) 321-321 2002年10月13日  
  • Santosa Edi, 杉山 信男, Lontoh Adolf Pieter, SUTORO, 彦坂 晶子, 河鰭 実之
    熱帯農業 = Japanese journal of tropical agriculture 46(2) 94-99 2002年6月1日  
    ゾウコンニャクは低照度に対して耐性があるため, ホームガーデンの最下層で栽培される.しかし, ゾウコンニャクの栽培, 利用に関する研究は少ない.そこで, 西ジャワ, 中部ジャワ, 東ジャワおよびジョグジャカルタ州でホームガーデンを調査し, 農民へのインタビューを実施した.ゾウコンニャクを栽培するホームガーデンの数は西ジャワよりも中部ジャワで多かった.球茎を主食, 葉を野菜として利用するほか, 飼料としても利用されていた.コメの生産量が不足する場合にのみ, 収穫を行う農民も見られた.現在, 食用作物としてゾウコンニャクは重要な役割を果たしていないが, プランテーションの林床下での栽培が可能なことから, 将来, 工業用の原料を供給する作物として有望と思われる.
  • SANTOSA Edi, 杉山 信男, LONTOH Adolf Pieter, SUTORO, 彦坂 晶子, 河鰭 実之
    熱帯農業 46(2) 94-99 2002年  
    ゾウコンニャクは低照度に対して耐性があるため, ホームガーデンの最下層で栽培される.しかし, ゾウコンニャクの栽培, 利用に関する研究は少ない.そこで, 西ジャワ, 中部ジャワ, 東ジャワおよびジョグジャカルタ州でホームガーデンを調査し, 農民へのインタビューを実施した.ゾウコンニャクを栽培するホームガーデンの数は西ジャワよりも中部ジャワで多かった.球茎を主食, 葉を野菜として利用するほか, 飼料としても利用されていた.コメの生産量が不足する場合にのみ, 収穫を行う農民も見られた.現在, 食用作物としてゾウコンニャクは重要な役割を果たしていないが, プランテーションの林床下での栽培が可能なことから, 将来, 工業用の原料を供給する作物として有望と思われる.
  • SANTOSA Edi, 杉山 信男, CHOZIN Muhamad Achmad, LONTOH Adolef Pieter, SUDIATSO Sugeng, 河鰭 実之, 彦坂 晶子, SUTORO, HIDAYAT Ahmad
    熱帯農業 46(4) 265-271 2002年  
    ジャワ島の異なる地域からゾウコンニャクを採集し, 形態的変異と栄養成分の系統間変異を明らかにしようとした.9つの形態的特性に基づく主成分分析の結果, 変異の74%は上位4主成分によって説明できることが明らかになった.第1主成分と第2主成分によって32の系統は5つのグループ (A~E) に分類された.これら系統の生育地を比較したところ, グループA, B, Eは低地から採集された系統で, グループCは水利条件の悪い土地から採集された系統であった.グループDについては生育地との関連は明確ではなかった.クラスター分析によって32の系統は3つのクラスターに分類された.クラスター1にはグループB, D, EとグループCの2系統が含まれた.一方, クラスターIIはグループA, クラスターIIIはグループCの残り7系統と一致した.デンプン含量は生体重1gあたり36~114mg, スクロース含量は0~2.3mgであった.炭水化物濃度と形態的特徴に基づく分類との間にはっきりした関連を見いだせなかった.

書籍等出版物

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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産業財産権

 8