研究者業績

阿部 幸喜

アベ こうき  (Koki Abe)

基本情報

所属
千葉大学 医学部附属病院 特任講師
学位
先端医学薬学(2018年3月 千葉大学大学院医学薬学府)

研究者番号
80409151
J-GLOBAL ID
202201013270220954
researchmap会員ID
R000042443

研究キーワード

 2

論文

 286

主要なMISC

 17
  • 阿部 幸喜
    整形・災害外科 65(7) 863-868 2022年6月  招待有り筆頭著者
    <文献概要>ダイバーシティは「多様性」と訳され,整形外科領域で注目するのは労働資源(人材)や勤務体制,キャリア形成に関する部分である。千葉大学整形外科教室にはダイバーシティに富んだ土壌があり,医局員の6割以上および教官の4割以上が他大学出身である。女性医局員も歓迎され,専門医資格および学位習得へ進むキャリアパスも確立されている。この環境で育成された医局員をもって地域医療および医学研究へ貢献し,国内外との人材交流を図っている。他大学卒で中途入局の筆者も厚生労働省へ出向(人事交流)の機会を得た後,現在は千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センターの席に就き,ダイバーシティに富む職歴を得ている。「働き方改革」が進み,労働力確保が難しくなる中,経歴や性別にとらわれない人材採用と育成が必須となり,適材適所に配置された人材が組織の外と交流することも望まれ,経歴の異なる者や数的弱者にも,これまで以上に機会が与えられる時代を迎える。
  • 阿部 幸喜, 及川 恵美子, 中山 佳保里, 森 桂
    日本リウマチ学会総会・学術集会プログラム・抄録集 63回 289-289 2019年3月  招待有り
  • 阿部 幸喜, 折田 純久, 稲毛 一秀, 大鳥 精司
    脊椎脊髄ジャーナル 30(10) 901-907 2017年10月  
  • 阿部 幸喜, 山下 桂志, 河野 好子, 神野 敬士朗, 乗本 将輝, 山下 正臣, 山岡 昭義, 沼野 徹, 杉村 昌信, 岡 靖子, 永瀬 祥子, 浪川 薫, 成田 亜希子, 末永 朋子, 山口 真紀子, 桑田 順子
    心臓 47(7) 925-929 2015年7月  
    大腿骨近位部骨折手術例における静脈血栓塞栓症(VTE)発生の実態を調査し、Dダイマー値と下肢周囲径の変化率がVTE発生の指標を成り得るか検討した。対象は、大腿骨近位部骨折症例204例(男性35例、女性169例、平均年齢80.5歳)とした。VTEは42例(20.6%)に発生した。肺塞栓症(PE)は3例(1.5%)で、いずれも呼吸困難感を伴った酸素飽和度の低下を示し、造影CT検査で肺動脈末梢に微小塞栓を認めた。下肢深部静脈塞栓(DVT)単独39例(19.1%)で、近位型1例、遠位型38例であった。手術側と非手術側に分けたところ、DVT発生は手術側肢22肢、非手術側肢29肢で、有意差は認めなかった。血栓群と非血栓群にてDダイマー値は入院時は有意差を認めなかったが、術後1、3、7日目において有意差(P<0.01)を認め、術後14、21日目についても有意差(P<0.05)を認めた。術後7日目について、ROC曲線を描いて、Dダイマー値5.5μg/mLをカットオフ値とすると、感度100%、特異度25.1%となった。下肢周囲径変化率については、血栓肢が-1.17±6.38、非血栓肢は-0.53±8.59%で、2群間に有意差は認めなかった。
  • 阿部 幸喜, 益子 邦洋, 伊藤 文夫, 鈴木 春男, 榛澤 芳雄, 安井 一彦, 大橋 秀幸
    救急医学 31(4) 481-486 2007年4月  
    発生から24時間以内に死亡した平成16年1月1日〜12月31日の千葉県下の交通事故症例を調査した。期間中、千葉県内発生の全交通事故死亡者数は332例で、現場心停止(心停止群)は195例(58.7%)、現場生存(生存群)は137例(41.3%)であった。救急隊の現場到着から現場出発までの活動時間は13.9±8.2分であった。生存群は、心停止群よりも覚知〜救急隊現場到着の時間が有意に短く、救急隊現場到着時の生理学的重症度が有意に高値であった。また、病院到着時の予測生存率が高いほど、救急隊現場到着〜病院収容の時間は短かった。三次救急医療機関に搬送されたのは48.2%(160/332例)で、生存群においても59.5%(82/137例)に過ぎなかった。救急現場では、適切な時間内に、生理学的重症度に解剖学的重症度を加味して決定的治療の可能な病院へ搬送することが重要であり、Japan Prehospital Trauma Evaluation and Careの普及と徹底が急務であると思われた。
  • 阿部 幸喜, 益子 邦洋
    外科 67(6) 691-695 2005年6月  
  • 阿部 幸喜, 豊田 泉, 岡田 眞人, 早野 大輔, 森川 健太郎, 淺井 精一, 山口 孝治, 杉本 勝彦
    日本臨床救急医学会雑誌 7(4) 328-333 2004年8月  
    静岡県西部地区ドクターヘリの交通事故現場出動状況を調査した.ドクターヘリ体制始動4年間の出動は1533件,内訳は消防機関要請の緊急出動1155件(75.4%),病院間転送132件(8.6%),出動後キャンセル246件(16.0%)であった.交通事故出動は274件(17.4%)で,全外傷事故545件の50.2%であった.現場直近出動事例は53件で,事故覚知後ヘリ要請まで平均7分24秒,ヘリ要請から現場到着まで平均12分54秒であった.現場活動内容は全身診察71人,酸素投与46人,気道確保8人,前脊柱固定32人,胸腔穿刺・胸腔ドレナージ4人,創傷処置3人,静脈ルート確保48人,鎮静3人,複数傷病者トリアージ16件であった.53件71人の傷病者のうち現場心停止で蘇生処置による搬送中の心拍再開が2人,搬送中心停止が1人,現場での死亡確認による非搬送が2人であった
  • 阿部 幸喜, 淺井 精一, 吉田 勲, 成田 克浩, 早川 達也, 岡田 眞人
    日本航空医療学会雑誌 3(1) 37-40 2002年5月  
    筆者らの施設では2001年10月からドクターヘリの本格運行を行っており,救急現場直近への医師,看護師の出動が急増している.今回,多数傷病者が発生した交通事故2事例に対してドクターヘリで出動し,救急隊との協力のもと,トリアージ,初期治療,患者搬送を行ったが,医師の現場出動によりより正確なトリアージと初期治療が可能となった.事例1は軽トラックと軽乗用車の衝突事故で傷病者4名が発生し,1名が軽トラック車内に挟まれ救出困難となった為ドクターヘリが要請された.事例2は列車と軽ワゴンの踏切事故で4名の重傷者と1名の軽症者が発生し,ドクターヘリにて現場上空視察により大規模事故であることが早期に把握されたため医師2名同乗のドクターカーが現場に急行した事例であった.以上よりドクターヘリは患者搬送に機動力を発揮するだけでなく,事故の全体像を把握する際にも有効であることが確認された
  • 阿部 幸喜, 堀内 郁雄, 石丸 剛, 平田 建郎, 渡辺 謙介, 浅井 精一, 中村 義博
    聖隷三方原病院雑誌 4(1) 78-79 2000年7月  
    31歳男.草むらで作業中,左足底をマムシに咬まれ,来院した.約3時間の外来経過観察中に左大腿部まで疼痛が及んだため入院した.受傷第1病日,複視を訴え,第6病日Hess chart上で単眼では眼球運動異常を示さない外斜視を確認した.その後,眼症状は自然軽快し,第13病日左下肢の疼痛を残すものの全身状態良好にして退院となった

主要な講演・口頭発表等

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所属学協会

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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