研究者業績

泉 賢太郎

イズミ ケンタロウ  (Kentaro Izumi)

基本情報

所属
千葉大学 教育学部理科教育講座 准教授
学位
博士(理学)(2015年3月 東京大学)

連絡先
izumichiba-u.jp
J-GLOBAL ID
201801009471852576
researchmap会員ID
B000312873

1987年生まれ、東京都出身。2015年、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員PD(@国立環境研究所)を経て、2017年2月より千葉大学教育学部理科教育講座に特任助教として着任し、2021年1月1日より現職。

主に地球生命科学の分野で研究を行っており、「顕生代を通じた地球環境と生物の変遷、及びそれらの相互作用」というテーマに興味を持っている。このテーマに総合的にアプローチしていくために、個別の研究課題を複数設定し、研究を進めている。具体的な研究課題は、以下の通りである。

①:ジュラ紀前期の大規模温暖化・気候変動と生態系への影響の解明(2009年~)

②:第四紀更新世における北西太平洋域の古気候・古海洋環境の高精度推定(2014年~)

③:新生代の深海堆積物における堆積環境と産出化石の時間変化パターンの解明(2016年~)

④:生痕化石と数理モデルを用いた古生物の行動様式の解明(2010年~)

⑤:津波などの突発現象によって形成される堆積物の特徴と地層化プロセスの解明(2019年~)

⑥:動物における体サイズと行動/生理パラメーターのアロメトリー解析(2020年~)

⑦:十脚類の形態的多様性と遺伝的多様性の解明(2016年~)

⑧:環境DNAと数理モデルを用いた海洋ベントスの動態解明(2021年~)

実際の研究手法としては、地質学・古生物学的なアプローチを主体としている(①~④)。ただし、地層や化石は過去の環境変動や生命活動の結果として形成されたものである。したがって地層や化石だけに注目しても事象の素過程やメカニズムに迫ることができないため、現行の堆積プロセスや現生生物に注目した自然地理学的・生物学的な研究も併せて行っている(⑤~⑧)。

将来的には、このような個別の研究課題を有機的に統合させ、「顕生代を通じた地球環境と生物の変遷、及びそれらの相互作用」というテーマに新たな視点をもって切り込んでいきたい。


研究キーワード

 4

受賞

 10

論文

 55

書籍等出版物

 7

講演・口頭発表等

 65

担当経験のある科目(授業)

 28

共同研究・競争的資金等の研究課題

 20