研究者業績

高 民定

コウ ミンジョン  (Minjeong Ko)

基本情報

所属
千葉大学 大学院国際学術研究院 教授
学位
博士(学術)(2003年 桜美林大学大学院)

研究者番号
30400807
J-GLOBAL ID
202001005990693720
researchmap会員ID
R000006271

委員歴

 7

論文

 30
  • 高民定
    吉野 文編『多言語多文化社会における言語コミュニケーションの多様性;接触場面の言語管理研究』 385 71-85 2024年2月  筆頭著者
  • 高民定, 崔英才
    国際教養学研究 7 109-136 2023年3月  査読有り筆頭著者
  • 高龍珍, 高民定
    言語学研究(언어학연구) 27(3) 143-163 2022年12月  査読有り責任著者
  • 高民定
    千葉大学国際教養学研究 5 33-54 2021年3月  査読有り
  • 村岡英裕, 高民定, 藤田依久子
    千葉大学人文公共学研究論集 42 127-144 2021年3月  
  • 高民定
    千葉大学大学院人文公共学府研究プロジェクト報告書 356 73-82 2020年2月  
  • 高民定
    언어학연구(言語学研究) 24(3) 129-148 2019年12月  査読有り
  • 高 民定
    千葉大学人文公共学研究論集 = Journal of studies on humanities and public affairs of Chiba University (38) 92-107 2019年3月  
    [要旨] グローバル化の進展とともに、国境を越え移動する人々が世界的に増えている。日本でもこうした移動する人々の増加により、様々な背景をもつ外国人の定住が進んでいる。とくに、近年高齢化が進む日本の団地を中心に外国人の集住が目立つようになっており、集住地域をめぐる環境も変わってきている。団地周辺の多言語化をはじめ、住民同士のコミュニケーション、また共生のための様々な取り組みが行われているのもその変化の一つである。しかし、外国人居住者の中には、日本語の書き言葉の習得が十分でない人たちも多く、書き言葉を介したコミュニケーションや活動に参加することができない人達も多い。とくに、文字情報を基盤に行われる行政側と地域住民とのコミュニケーションにおいて、日本語の書き言葉は欠かせない手段となっており、外国人居住者の社会参加においても重要な要素となっている。本研究は外国人集住地域の言語環境と外国人居住者の抱える言語問題を明らかにするための研究の第一歩として、日本の公営団地における言語環境と日本語のリテラシー問題を分析・考察する。
  • 今千春, 高民定
    언어학연구(言語学研究) 23(3) 241-267 2018年12月  査読有り
  • 高 民定
    千葉大学大学院人文公共学府研究プロジェクト報告書 = Chiba University Graduate School of Humanities and Study of Public Affairs Research Project Reports (334) 45-66 2018年2月28日  
    [Abstract] This report attempts to find out how the linguistic repertoire of people in the move usually regarded to as migrant is formed. On the basis of an interview survey with migrants of Korean in Australia, this study focuses on the narratives related to one's self- evaluation towards his/her ability in English as the host language of the society. The data was collected through a language biography interview, from which synchronic and diachronic narratives in the immigrants' reports were abstracted for analysis. The findings suggest that as a clue for the understanding of immigrants' language acquisition problem, migrants' evaluation and the diachronic perspective of their language biography should be taken into consideration. And also my study showed similar results to Muraoka(2017) of finding, for example, one's overall positive evaluation and negative evaluation is encompassed with the trajectory of diachronic language management upon his/her arrival in Australia. The findings also indicate that other-evaluation gained through participation in social networks, particularly narratives about what kind of identity has resulted are also important components in the repertoire.
  • 高 民定, 藤田 依久子
    千葉大学人文社会科学研究 (34) 15-32 2017年3月  筆頭著者
  • 村岡英裕, 高民定
    언어학연구(言語学研究) 21(3) 219-241 2016年12月  査読有り
  • 村岡 英裕, 高 民定
    千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 = Chiba University Graduate School of Humanities and Social Sciences Research Project Reports 307(307) 115-139 2016年2月28日  
  • 高 民定
    Global communication studies = グローバル・コミュニケーション研究 (4) 169-196 2016年  査読有り
  • 高民定, 崔英才
    언어학연구(言語研究) 20(3) 283-306 2015年3月  査読有り筆頭著者
  • 高 民定, 温 琳, 藤田 依久子
    千葉大学人文社会科学研究 (30) 1-23 2015年3月  
    近年、日本では、中国や韓国、台湾、タイなどアジアからの旅行者が増加している。アジアからの旅行者が増えた要因には円安や消費免税制度の拡大など経済面での要因があげられるが、その他に大型クルーズ船寄港地としての観光も一つの要因としてあげられる。福岡をはじめ、沖縄、特に最近では沖縄県の石垣島におけるクルーズ船を利用した観光客の増加はその一つの例である。こうしたクルーズ船観光による外国人旅行者が急増加している地域において、外国人旅行者に対する地域の対応などはあまり取りあげられていない。特に外国人旅行者が頻繁に目に触れることになる言語景観は、地域の観光だけでなく、多言語化の現状を知る重要な手掛かりになるといえる。一方、海外に目を向けると、石垣島と類似した状況として韓国の済州島の状況がある。済州島は外国人旅行者の規模や対応において石垣島を上回っていると言われるが、と当時に様々な問題も抱えている。そこで、本稿では、観光と言語の観点から韓国の済州島における状況をとりあげ考察する。具体的には、考察の手がかりとして観光地の状況をよく反映するとされる「言語景観」(Landscape)に注目し、そこに見られる済州島の外国人旅行者に向けた様々な発信の試みを読み解いていくことで石垣島への示唆を考えたい。
  • 高 民定, 村岡 英裕
    千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 = Chiba University Graduate School of Humanities and Social Sciences Research Project Reports 292(292) 125-145 2015年2月28日  
    [Abstract] As globalization in the society advances, the language environment in Japan has become more and more diverse, reflected by the increasing number of communicative situations in languages other than Japanese. It is obvious that many of the foreign residents in Japan are transnational in nature and this may have affected their linguistic repertoires as well as their awareness on language use. At the same time, it can be expected that there are different types of language management in contact situations that they are currently experiencing and in those situations they experienced in the past marked with strong "contactedness" (cf. Fan 2006). As a pilot study, a survey based on a questionnaire was conducted in order to find out how foreign residents in Japan use and evaluate languages in various types of situations, and what kinds of communication problems they face. Altogether, answers from 35 international students in a university and 28 non-students living in the Tokyo metropolitan area were collected. This report presents the findings related to their language use by looking at how they self-evaluate their Japanese language ability and their linguistic profiles.
  • 高 民定
    千葉大学人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 (278) 131-144 2014年2月28日  
    千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 第278集 『接触場面における言語使用と言語態度』接触場面の言語管理研究 vol.11 村岡 英裕 編グローバル社会が進むことにより移民をめぐる言語環境も複雑で多様化している.それにより多様な言語背景をもつ移民が参加する接触場面が増えてきており,そこに見られる 移民の言語使用や言語管理も多様化している.こうした傾向は日本に長期滞在する移民にも当てはまり,日本滞在外国人の約3 割を占めているとされる韓国人移民も例外ではない. 同じ言語コミュニティを持つ韓国人移民でも個々人の経験してきた言語環境が異なることにより,彼らの言語使用や言語意識が異なることはすでに先行研究でも指摘されている(生越 2003).多言語環境で暮らす移民たちは自身が向かう接触場面によって言語選択を調整したり,自身の言語を含め,その場の言語使用に対する意識を変えたりすることが報告さ れている(高 2010)が,その決定までの過程はほとんど自動的で,また習慣的に行われることが多い.しかし,そうなるまでに,移民たちは言語選択や使用を繰り返し行っており,言語習慣や言語に対する個人の一定の態度は,自己の言語行動を繰り返し評価し,また管理することによってできた結果であるといえよう.そこで現在の移民に見られる言語習慣 の多様性がどのようにできているかを探るための一つの試みとして,異なる言語背景を持つ韓国人移民の言語習慣と評価を調べ,言語背景が異なることによってそこにどのような 違いが見られるかを考察する.本研究は言語背景が異なる二人の韓国人移民のケーススタディーから,移民の現在の言語使用に見られる意識と評価の多様性が,彼らがおかれていた言語背景のタイプと深く関係していることを検証する.またそれは彼ら自身がこれまで行っ
  • 高 民定
    千葉大学人文社会科学研究 (27) 180-191 2013年9月  
    本稿は、接触場面における評価を当事者視点から取り上げ、接触場面研究の有効な枠組みの一つである言語管理理論から評価を捉え直すことにより、言語教育における評価研究のあり方について考えることを目的としている。そのため、従来の言語教育における評価研究について、なかでも日本における母語話者の評価研究を中心に、これまでどのようなことが取り上げられ、明らかにされてきたかを考察した。具体的には、(1)評価の定義と認定、(2)評価の調整行動の類型、(3)評価観と言語管理の規範、(4)評価の主体と当事者、(5)評価の対象、(6)評価の多様性と動態性の6つの項目ごとに問題点をとりあげ、当事者視点と言語管理プロセスから捉え直すことにより評価研究の課題と新たな研究の可能性を試みた。
  • 村岡 英裕, 高 民定, 今 千春, ミラー 成三
    社会言語科学 16(1) 39-48 2013年  査読有り
    本稿では,2011年3月11日の東日本大震災で被災した千葉県浦安市の外国人住民9名に対するインタビューをもとに,言語サービスのひとつである被災時の情報提供の諸前提の検証をおこなった.調査から(i)自治体などの情報提供を外国人住民が自ら収集することはなかったこと,(ii)外国人住民の日本語の書き言葉能力ではなく,周囲の住民ネットワークの有無が情報の受容プロセスに重要な影響をあたえていたこと,(iii)提供される情報の目的は自助の支援にとどまらないこと,などがあきらかになった.最後に,情報がさまざまなネットワークを媒介して受容される「リテラシー・ネットワーク」の概念が被災時の情報提供を考えるうえで重要になることを指摘した.
  • 高 民定
    国際教育 (4) 11-23 2011年3月  
    本稿では、日常コミュニケーションにおいて重要な言語形式の一つである終助詞「よ」「ね」「よね」を取り上げ、それぞれの機能について先行研究を基に分類し、日本語の初級・中級教科書においてはそれぞれの機能がどのように扱われているかを調査・分析した。教科書の調査結果からは初級・中級教科書において終助詞の機能には偏った使用(提示)が見られ、それによる学習者の終助詞の習得問題が予想されることを指摘できた。さらに効果的な終助詞の指導のためには教科書の会話文などを通じて終助詞の機能がどのような状況で使用され、どのような機能を持っているかを普段から学習者に意識させることが必要であること、また、終助詞の必須性と運用面の注意を社会言語能力との関係から、学習レベルに合わせて指導していくことも重要であることを指摘した。
  • 高 民定
    千葉大学人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 228(228) 35-45 2010年2月26日  
    千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書第228集『接触場面の変容と言語管理 接触場面の言語管理研究 vol.8』 村岡 英裕 編
  • 高 民定
    千葉大学人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書 198(198) 97-112 2008年2月29日  
    千葉大学大学院人文社会科学研究科研究プロジェクト報告書第198集『言語生成と言語管理の学際的研究』--接触場面の言語管理研究Vol.6--/村岡英裕編
  • 高 民定
    千葉大学社会文化科学研究科研究プロジェクト報告書 (129) 91-102 2006年3月31日  
    千葉大学大学院社会文化科学研究科研究プロジェクト報告集第129集「多文化共生社会における言語管理 接触場面の言語管理研究vol.4」村岡英裕編
  • 高 民定
    桜美林言語教育論叢 (1) 61-77 2005年  査読有り
  • 高 民定
    千葉大学社会文化科学研究科研究プロジェクト報告書 1-12 2000年10月30日  
    千葉大学社会文化科学研究科 研究プロジェクト報告書 「接触場面の言語管理研究vol.1」研究代表者:村岡英裕

MISC

 2

書籍等出版物

 9

講演・口頭発表等

 32

共同研究・競争的資金等の研究課題

 8