研究者業績

沖津 奈緒

オキツ ナオ  (Nao Okitsu)

基本情報

所属
千葉大学 教育学部 助教
学位
博士(教育学)(2025年3月 東京学芸大学)

J-GLOBAL ID
202401015627703956
researchmap会員ID
R000079671

主要な論文

 12
  • 沖津 奈緒, 朝倉 隆司
    日本健康相談活動学会誌 19(1-2) 50-62 2024年12月  
  • 沖津 奈緒, 朝倉 隆司
    日本健康相談活動学会誌 19(2) 37-49 2024年  
    目的 日本における不登校生の母親の経験に関する質的研究のスコーピングレビューによって、先行研究の知見を段階性と関係性の視点から整理し、成長のプロセスとして構成し、今後の研究的課題を明らかにすることを目的とした。 方法 スコーピングレビューの手法を用い、PRISMA-ScRに基づいて論文を検索した。1990年から2022年までの期間に限定し、日本国内の質的研究の論文を医中誌webとCiNiiで検索した。対象となった論文を概観した上で、その知見をテーマ分析によって段階性と関係性の2つの視点から整理した。 結果 17件の論文が分析の対象となった。研究領域は心理学領域、調査対象者は自助会参加者が最多であった。査読付論文は少なく、分析方法が明記されていない論文が多かった。 対象論文の知見を段階性と関係性の視点から整理したところ、成長のプロセスの段階性を示す【関係性の喪失】【認識や行動の転換と葛藤】【関係性の再構築】の3つのテーマと、関係性を示す【不登校事象】【自己】【わが子】【家族及び周囲】の4つのテーマが抽出された。 考察 不登校生の母親の成長のプロセスをパーソナルリカバリーの視点から捉えることにより、その体験をより深く理解できる可能性が示唆された。今後の研究的課題として、①系統的な手法による研究の蓄積、②社会的支援を受けていない母親や母子世帯の母親を対象とした調査の実施、③【認識や行動の転換と葛藤】の段階から【関係性の再構築】の段階への移行の機序の解明、④関係性同士の関連や経時的変化の解明を指摘した。更なる理論的発展に向けて、これらの研究的課題に取り組むことが望まれる。
  • 沖津 奈緒
    日本健康相談活動学会誌 17(2) 32-35 2022年12月24日  
  • 沖津 奈緒, 朝倉 隆司
    日本健康相談活動学会誌 10(1) 49-64 2015年3月10日  
    本研究の目的は、小学校教員を志望する学生の教育実習体験において、健康課題のある児童の対応の意識変容のプロセスを説明し、影響要因を明らかにすることである。 対象者は、東京都内の教員養成系であるT大学小学校教員養成課程の学生11名である。2013年7月から8月にかけて半構造化インタビューを実施し、対象者には、実習内容や担当学級の児童との関わりについての体験、指導教員から受けた指導について質問した。データ分析にはM-GTAを用いた。倫理的配慮として、対象者に口頭で趣旨を説明し承諾を得た。 教育実習生の〈健康課題のある児童の対応における意識変容プロセス〉は、《健康課題のある児童に直面して動揺する》ことをきっかけに、《健康課題のある児童への対応に試行錯誤する》という過程を経て、《学校における健康課題のある児童への取り組みを認識する》。そして、《健康課題のある児童の対応における担任の役割を自覚する》というプロセスであった。また、〈学校保健の学びを促す実習校の指導体制〉と〈児童の健康に目が向けられる教育実習生の特徴〉という2つの要因が明らかになった。 教育実習生が、健康課題のある児童の対応に向けて、担任としての自覚を高めるためには、教育実習の事前学習の充実や、教育実習生を指導する現職教員の指導力向上の必要性が示唆された。

書籍等出版物

 2

講演・口頭発表等

 16

担当経験のある科目(授業)

 2

共同研究・競争的資金等の研究課題

 3