研究者業績

宮﨑 美砂子

ミヤザキ ミサコ  (Misako Miyazaki)

基本情報

所属
千葉大学 大学院看護学研究院 生活創成看護学部門・地域創成看護学講座 教授
学位
博士(看護学)(千葉大学)
看護学修士(千葉大学)

連絡先
miyamisafaculty.chiba-u.jp
通称等の別名
宮崎 美砂子
J-GLOBAL ID
200901013111568750
researchmap会員ID
1000200596

論文

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MISC

 231
  • 武藤 紀子, 石川 麻衣, 山田 洋子, 牛尾 裕子, 宮崎 美砂子
    千葉大学看護学部紀要 26(26) 51-56 2003年3月  
    本学の地域看護実習では,看護実践能力の向上をめざし,実習目標に加え新たに到達目標を設定した.そして,この到達目標を用いて,学生が学習開始時に到達すべき学習内容を具体的な行動レベルで理解し,学習過程において学習の到達状況を自己評価することにより次の学習課題を明確にすることを重視した教育を試み,1年が経過した.本研究の目的は,到達目標を用いた教育における学生の学習実態を明らかにすることにより,到達目標を用いた教育方法の意義と課題を抽出し,地域看護領域における実践能力の向上をめざす教育方法を検討することである.調査対象は,平成15年4月から平成15年7月に地域看護実習を行った4年次学生47名である.調査項目は,①到達目標の用い方として,「自己評価をした時期」,「学習への活用状況」,「自己評価が難しかったこと」の3項目と②「実施できる」段階を到達目標とした項自の自己評価結果とその理由である.調査方法は,調査項目①は実習期間最終日の学生への面接聴取,調査項目②は自己評価用紙への学生の自由記述からそれぞれデータを得た.分析方法は,調査項目ごとに内容を整理した.到達目標を用いた学習実態の結果として,以下が示唆された.確認された課題から,地域看護領域における実践能力の向上をめざす到達目標を用いた教育方法の改善点は,学生が実習・演習に沿って自已評価をできるようにするために,「実習・演習中に到達目標の活用を意図的に促すこと」,「実習課題の整理による学生の負担軽減」,及び「明確に意図が伝わるような目標表現の見直しと説明の追加」である.そして,「常に『対象者の反応』を根拠に看護
  • 武藤 紀子, 浦 菜穂美, 牛尾 裕子, 宮崎 美砂子
    千葉大学看護学部紀要 24(24) 63-71 2002年3月  
    家庭訪問実習による学びの内容とプロセスを調べ,家庭訪問実習における地域看護教育方法を現地保健婦・士との協働による強化すべき教育方法と実習条件づくりに焦点を当てて検討した.その結果,「『不十分だったこと』への気づきを学びへと発展させる」,「対象特性に応じた教育的関わり」,「地区活動の一手段としての家庭訪問の意味の理解」の3点が強化すべき事項として明らかになった.
  • 永吉 美砂子, 眞子 はるみ, 野田 美津子, 加納 洋子, 宮崎 千明
    リハビリテーション医学 38(5) 414-414 2001年5月  
  • 牛尾 裕子, 山田 洋子, 井出 成美, 宮崎 美砂子
    千葉大学看護学部紀要 (23) 47-51 2001年3月  
    在宅ケアサービスの質の確保・向上に関わる行政保健婦・士の役割教育の充実に向けて,地域看護実習終了後の学生の学びの構成と,学びの基となった実習体験との関連を調べ,役割を伝える視点及びこれを伝える為に地域看護実習において強化すべき事項を明らかにした.その結果,保健婦・士の役割を伝える視点として,1)個人及び家族を主体にした保健婦・士のかかわり,2)サービス提供側の条件づくり,3)サービス受領者である住民の意識向上,4)地域住民全体に責任を持つ対応,5)保健婦自身が提供するサービスへの責任,の以上5項目が明らかになった
  • 山田 洋子, 宮崎 美砂子
    千葉大学看護学部紀要 (23) 35-38 2001年3月  
    保健婦が地域住民と協働で行う活動における看護固有の方法について,保健婦規則制定以前の活動実態を,愛育新聞の掲載記事をもとに調べた.その結果,保健婦は,住民との協働により,生活全体を視野に入れた地域社会づくりを目指した活動を展開していることが確認できた.協働活動においては,地域住民との信頼関係形成を重視して保健婦活動の基盤をつくること,地域住民の主体性を引き出すことをしていた.又,協働する住民については援助対象者として捉えて働きかけていることが確認できた
  • 宮崎 美砂子, 井出 成美, 山田 洋子, 高屋 順子, 平山 朝子
    千葉大学看護学部紀要 23(23) 23-28 2001年3月  
    地域保健法体制下において,保健所保健婦・士の専門性を具現化している活動の実態とその活動展開過程における保健婦・士の考えを調べることにより,行政保健婦・士がどのような方法を用いて人々の生活の質に関わるか,その接近方法の特質を検討した.分析対象は,保健所保健婦・士が,機構改革後の担当業務において,保健婦・士らしい工夫や動き方ができたと自己評価した100事例の活動内容についての自由記載である。取り組んだ課題,活動の中で目指していたこと,個人・家族の生活の質を充たすために追究している事象,活動に用いた方法について各記載の分析を行った.その結果,保健婦・士は,個人のその人らしさ,地域内の人との関係性,生活の全体性,援助の体制,サービスの内容及び提供方法,関係者からの助力,地域単位の対策,市町村の施策の充実に関わる側面から,個人・家族の生活の質を追究していることを確認した.今後,保健所保健婦としての機能をより発揮させるためには,個人のその人らしさや地域内の人との関係性を重視した接近方法が一層大事である.
  • 宮崎 美砂子, 井出 成美, 山田 洋子, 高屋 順子, 平山 朝子
    千葉大学看護学部紀要 23(23) 23-28 2001年3月  
    行政保健婦・士がどのような方法を用いて人々の生活の質に関わるか,その接近方法の特質を検討した.分析対象は保健所保健婦・士が,機構改善後の担当業務において,保健婦・士らしい工夫や動き方ができたと自己評価した100事例の活動内容についての自由記載である.取り組んだ課題,活動の中で目指していたこと,個人・家族の生活の質を充たす為に追究している事象,活動に用いた方法について各記載の分析を行った.その結果,保健婦・士は,個人のその人らしさ,地域内の人との関係性,生活の全体性,援助の体制,サービスの内容及び提供方法,関係者からの助力,地域単位の対策,市町村の施策の充実に関わる側面から個人・家族の生活の質を追究していることを確認した
  • 高屋 順子, 山田 洋子, 井出 成美, 宮崎 美砂子, 平山 朝子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 58回 321-321 1999年10月  
  • 山田 洋子, 高屋 順子, 米増 直美, 佐藤 由美, 井出 成美, 宮崎 美砂子, 平山 朝子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 58回 373-373 1999年10月  
  • 宮崎 美砂子, 井出 成美, 山田 洋子, 高屋 順子, 平山 朝子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 58回(10) 373-373 1999年10月  
  • 山田 洋子, 高屋 順子, 井出 成美, 宮崎 美砂子, 平山 朝子
    千葉大学看護学部紀要 21(21) 81-84 1999年3月  
    臨地実習後に行う在宅ケア援助に関する演習における教員の働きかけの特質と学生の看護概念の検証状況を,教員の意図,意図を伝えるために用いた働きかけの方法,導かれた学生の学びから検討し,教員の役割を考察した.その結果,教員は,学生が認識を表現することを促すとともに,教員自身の看護概念を伝えるという働きかけにより,学生の概念検証を促す役割をもっていた.また,教員の働きかけの意図が,学生の学びの深まりに影響を及ぼすことが確認できた.
  • 山田 洋子, 高屋 順子, 井出 成美, 宮崎 美砂子, 平山 朝子
    千葉大学看護学部紀要 21(21) 81-84 1999年3月  
  • 山田 洋子, 坪内 美奈, 高屋 順子, 井出 成美, 宮崎 美砂子, 平山 朝子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 57回 319-319 1998年10月  
  • 井出 成美, 宮崎 美砂子, 山田 洋子, 高屋 順子, 平山 朝子, 小砂 祐子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 57回 320-320 1998年10月  
  • 森 仁実, 佐藤 由美, 牛尾 裕子, 宮崎 美砂子, 平山 朝子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 57回 342-342 1998年10月  
  • 宮崎 美砂子, 井出 成美, 高屋 順子, 山田 洋子, 平山 朝子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 57回(10) 358-358 1998年10月  
  • Japanese Journal of Public Health 45(10) 1998年  
  • 宮崎 美砂子, 井出 成美, 小川 三重子, 山岸 春江, 平山 朝子
    千葉大学看護学部紀要 19(19) 155-161 1997年3月  
    臨地実習において,教員と現地指導者それぞれの役割や,その役割を追究する適切な方法を明らかにするために,大学課程の地域看護教育の実習場面を用いた,予備的な事例調査を行った。教員と現地指導者の学生に対する教育的行為が,学生と援助対象者に対して果たしていた意味を検討した。その結果ぃ教員側は,学生が看護とは何かを確認するのを助ける役割があり,学生の感じたことや考え,行為から看護の意味を学生に伝えることが重要であること,また,現地指導者側は,援助対象者への援助に責任を持つ立場にあり,援助にかかわる具体的考え方や姿勢を学生に示すことにより,教育的効果を学生に及ぼすことを確認した。
  • 宮崎 美砂子, 井出 成美, 小川 三重子
    千葉大学看護学部紀要 19(19) 155-161 1997年3月  
  • 宮﨑 美砂子, 平山 朝子
    千葉看護学会会誌 2(2) 24-30 1996年12月27日  
    本研究は,在宅ケアの援助過程において,患者と家族を取り巻く援助関係者に働きかける看護行為が,患者と家族に質の高い援助を提供する上で,どのような意味があるかを明らかにすることを目的とした。2事例の援助過程について,担当した保健婦に対し,非構成的な面接調査を行った。そして,看護行為が誰に向けた働きかけであるかについて,(1)患者本人,(2)家族・親族,(3)援助関係者に分け,それらの行為が充たそうとしたニーズ及び創出した手段を調べ,(3)に対する看護行為の侍徴を検討した。その結果,援助関係者に対する看護行為には,以下の特徴が認められた。1.「依頼する」「相談する」等,患者の立場に身を置いているからこそ実施できる行為が多く行われていた。2.患者や家族の真意に沿った医療・看護・福祉サービスの提供や,周囲の人々と協調した社会生活の継続に対するニーズに応じる行為であった。3.「援助関係者に直接働きかける」「他の関係者を介在させる」「援助関係者同士をつなげる」といった3つの特徴のある手段が用いられていた。以上より,在宅ケアにおける,援助関係者に対する看護行為の意味とは,本人や家族の気持ちや意向の理解を促し,患者や家族に対する責任性の認識を高めることにより,地域において人々が望む在宅ケア体制づくりを推進することであると考える。The purpose of this study was to identify the meaning of nursing activities in regard to participants in community care. The experiences of two public health nurses were selected through non-structured interviews. Their nursing activities on: 1. patient, 2. family members and relatives, and 3. paticipants in care, these meanings, and each patient's needs were examined. The characteristics of the nursing activities in regard to participants were discussed. Findings show that: 1. Requesting and consulting doctors and other staff were identified as their most frequent nursing activities. 2. The nursing activities in regard to participants would enable patients to obtain adequate medical, nursing and social welfare survices. Added to this, the nursing activities in regard to participants would enable patients to obtain good relationships with neighbors. 3. Three kinds of meanings were identified; communicating with participants in care directly, using the other participants as intermediator and coordinating participants in community care. The findings suggested that the meaning of nursing activities in regard to participants in community care were to facilitate their understanding of sensitivity to the patient/family needs and their understanding of accountability for patient care, and to promote organizing health care support which people need in their community.
  • 井出 成美, 佐藤 由美, 小川 三重子, 宮崎 美砂子, 山岸 春江, 平山 朝子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 55(2) 332-332 1996年10月15日  
  • 宮崎 美砂子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 55回II(2) 365-365 1996年10月  
  • Journal of Chiba Academy of Nursing Science 1(2) 45-52 1996年  
  • 野村 美千江, 岡田 ルリ子, 藤田 真理子, 宮内 清子, 宮崎 美砂子, 池田 澄子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 51回 144-144 1992年10月  
  • 藤田 真理子, 池田 澄子, 野村 美千江, 岡田 ルリ子, 宮内 清子, 宮崎 美砂子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 51回 145-145 1992年10月  
  • 宮崎 美砂子, 宮内 清子, 金野 マサ子, 小野 けい子, 北原 悦子, 黒田 優子, 斎藤 いずみ, 藤澤 洋子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 51回 678-678 1992年10月  
  • 宮内 清子, 宮崎 美砂子, 金野 マサ子, 小野 けい子, 北原 悦子, 黒田 優子, 斉藤 いずみ, 藤澤 洋子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 51回 679-679 1992年10月  
  • 宮崎 美砂子, 野村 美千江, 藤田 真理子
    日本看護学会集録 22回(老人看護) 38-41 1991年10月  
  • 宮崎 美砂子
    東京都衛生局学会誌 (83) 132-133 1989年10月  

書籍等出版物

 12

Works(作品等)

 6

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

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