石塚 盈代, 喜多 敏明, 加藤 輝隆, 津田 昌樹, 土佐 寛順, 恒枝 宏史, 木村 郁子
Kampo medicine 55(3) 347-354 2004年
富山医科薬科大学付属病院、和漢診療部に来院した初診患者270名に対して,203項目についてアンケートした結束をクラスター分析した。問診項目を項目間の近接度から3群に分類できた。各群における肝虚・脾虚・肺虚・腎虚の4つの「証」に相当する質問項目の総出現頻度を比較し,クラスター解析結束との対応を検討した。その結果,3群の中の1群に,肝虚の「証」頻度が極めて高く,その構成質問表はその「証」診断に重要であることが,裏付けられた。