研究者業績

錢 淑君

セン シュククン  (chun Shu Chien)

基本情報

所属
千葉大学 大学院看護学研究院 政策・教育開発研究部 准教授
学位
修士(看護学)(千葉大学)
博士(千葉大学)

J-GLOBAL ID
200901023917031426
researchmap会員ID
1000357258

論文

 17
  • 黒田 久美子, 内海 香子, 清水 安子, 正木 治恵, 錢 淑君
    日本糖尿病教育・看護学会誌 23(特別号) 137-137 2019年8月  
  • 山崎 由利亜, 正木 治恵, 高橋 良幸, 小池 潤, 錢 淑君, 田中 愛, 瀧澤 文雄
    千葉大学大学院看護学研究科紀要 (41) 45-55 2019年3月  
    体を使う機会が減少する社会や臨床現場の多様で複雑な状況の中で、看護学習者が一職業人となり看護の技能を身につけ実践に至るまでには、看護学習者の身体観の重要性が示唆されるにもかかわらず、研究の焦点は当てられてこなかった。よって本研究は、看護学習者の身体観を明らかにすることを目的として、フォーカスグループインタビューを行った。対象者は、看護基礎教育課程に所属する大学生7名と大学院博士および修士課程に所属する看護師資格を持つ大学院生13名の計20名であった。インタビューデータを質的帰納的に分析した結果、389コードから7カテゴリを得た。すなわち、【看護師へと作り上げる身体】【状況依存的に感覚が高まる身体】【相手の動きや呼吸のリズムに同調する身体】【アセスメントや実践の道具として活用される身体】【対人関係の中で外見となる身体】【環境に呼応する身体】【看護師として身体化された身体】が導かれた。結果より、看護学習者の身体観は、実習や交代制勤務など特有の生活規制や専門的知識・技術に馴染むように作り上げられ、生活体験や実践知が内在化し、臨床現場の複数の文脈に沿って多彩に見出された。その根底として、人間の身体の環境への呼応を捉えていた。看護学習者の身体観に着目することは、看護学習者の生涯を通した自己教育力の醸成を目指した教育プログラムの開発に役立つと考えられる。(著者抄録)
  • 辻村 真由子, 和住 淑子, 池崎 澄江, 飯田 貴映子, 錢 淑君, 杉田 由加里, 野崎 章子, 北池 正, 眞嶋 朋子
    千葉大学大学院看護学研究科紀要 (40) 73-79 2018年3月  
    本報告の目的は、タイ王国コンケーン大学看護学部生受入れプログラムの開発から評価までの過程を振り返り、今後の留学生受入れプログラムの実施への示唆を得ることである。プログラムは、千葉大学大学院看護学研究科国際活動委員会が中心となって開発した。プログラムのテーマは、日本における看護学教育・研究を牽引してきた千葉大学看護学部の特徴を踏まえ、「千葉大学看護学部で看護を学ぶ-伝統と革新-」とし、千葉大学看護学部における教育を体験する等の3つの目標を設定した。各専門領域の協力を得て、講義・演習・現地視察による9の学習内容を含むプログラムを開発・実施した。プログラムの実施に当たり、研究科内の危機管理体制を構築し、学生ボランティア6名の協力を得た。留学生に対して評価アンケートを実施し、プログラムを評価した。評価アンケートの結果から、留学生は、日本の看護を知るとともに、自身がコンケーン大学で学習している看護と比較したり、日本で得た知識を自国での看護にどのように応用できるかを考えたりすることができていた。また、プログラム参加は留学生の今後の学習意欲やキャリア形成にも影響を与えたことが示唆された。学生ボランティアとの交流は、留学生の安心感や刺激につながったと考えられた。課題としては、効果的な学習と学生交流とのバランスを考えた留学時期の検討等が挙げられる。(著者抄録)
  • 野地 有子, 小林 美亜, 辻村 真由子, 錢 淑君, 田所 良之, 渡邉 美和, 岩崎 弥生, 緒方 泰子, 望月 由紀
    千葉大学大学院看護学研究科紀要 (36) 33-37 2014年3月  
  • 錢淑君
    台湾糖尿病教育学会誌 (6) 3-13 2006年  

MISC

 72
  • 錢淑君
    https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900119991/ 2022年2月  筆頭著者
  • 山崎 由利亜, 正木 治恵, 高橋 良幸, 小池 潤, 錢 淑君, 田中 愛, 瀧澤 文雄
    千葉大学大学院看護学研究科紀要 (41) 45-55 2019年3月  査読有り
    体を使う機会が減少する社会や臨床現場の多様で複雑な状況の中で、看護学習者が一職業人となり看護の技能を身につけ実践に至るまでには、看護学習者の身体観の重要性が示唆されるにもかかわらず、研究の焦点は当てられてこなかった。よって本研究は、看護学習者の身体観を明らかにすることを目的として、フォーカスグループインタビューを行った。対象者は、看護基礎教育課程に所属する大学生7名と大学院博士および修士課程に所属する看護師資格を持つ大学院生13名の計20名であった。インタビューデータを質的帰納的に分析した結果、389コードから7カテゴリを得た。すなわち、【看護師へと作り上げる身体】【状況依存的に感覚が高まる身体】【相手の動きや呼吸のリズムに同調する身体】【アセスメントや実践の道具として活用される身体】【対人関係の中で外見となる身体】【環境に呼応する身体】【看護師として身体化された身体】が導かれた。結果より、看護学習者の身体観は、実習や交代制勤務など特有の生活規制や専門的知識・技術に馴染むように作り上げられ、生活体験や実践知が内在化し、臨床現場の複数の文脈に沿って多彩に見出された。その根底として、人間の身体の環境への呼応を捉えていた。看護学習者の身体観に着目することは、看護学習者の生涯を通した自己教育力の醸成を目指した教育プログラムの開発に役立つと考えられる。(著者抄録)
  • 和住 淑子, 野地 有子, 黒田 久美子, 錢 淑君, 鈴木 友子, 北池 正, 吉本 照子
    千葉大学大学院看護学研究科紀要 (39) 21-26 2017年3月  
  • 遠藤 和子, 黒田 久美子, 鈴木 友子, 錢 淑君, 野地 有子, 和住 淑子, 北池 正
    看護教育 54(4) 298-304 2013年4月  
  • 錢 淑君
    インターナショナルナーシングレビュー 35(4) 107-107 2012年7月  招待有り筆頭著者

書籍等出版物

 8

共同研究・競争的資金等の研究課題

 14

その他

 1
  • 2017年5月 - 2017年7月
    錢 淑君:千葉大学看護学部・看護学研究科同窓会たより, 7,5月2017.