中込 晶, 浅野 裕基, 田中 弘, 大森 達也, 橋本 研也, 山口 正恆
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 102(30) 7-10 2002年4月15日
本報告では,単相一方向性IDTに用いる電極材料として,Cuについて検討を行った.一方向性の実現やIDTの重み付けを行うためには,電極における高反射率が必要となる.そのためには,Alを電極材料に用いた場合では厚い電極膜が必要となり,作製工程上の制限から所望の特性が得られない場合がある.これに対し,Cuを用いた場合その質量密度の大きさから,従来SAWデバイスに用いられているAlの電極膜厚でも,高反射率を得ることができる.