環境健康フィールド科学センター

大釜 敏正

オオガマ トシマサ  (Toshimasa Ohgama)

基本情報

所属
千葉大学 環境健康フィールド科学センター 千葉大学
学位
農学博士(京都大学)
農学修士
Doctor of Agriculture(京都大学)
Master of Agriculture

J-GLOBAL ID
200901066704387635
researchmap会員ID
1000010176

MISC

 90
  • サイエンス&テクノロジー株式会社 2008年  
  • におい・かおり環境学会誌 39(4) 239-246 2008年  
  • 大釜 敏正, 野田 勝二, 桜庭 俊, 北条 雅章, 小宮山 政敏, 上田 善弘, 赤沼 智子, 寺内 文雄, 池上 文雄
    木材学会誌 53(3) 149-156 2007年  
  • 嵐田 絵美, 塚越 覚, 野田 勝二, 喜多 敏明, 大釜 敏正, 小宮山 政敏, 池上 文雄
    園芸学研究 6(3) 491-496 2007年  
    主にハーブを用いた園芸作業の持つ療法的効果について,心理的指標である精神健康調査(GHQ)および気分プロフィール検査(POMS),生理的指標である唾液中コルチゾール濃度およびフリッカー値を用い,主観的および客観的に検証することを試みた.<br> GHQから,園芸作業による神経症症状の改善傾向が認められた.POMSから,園芸作業には緊張や不安,抑うつ感,疲労感,当惑などの一時的な負の感情を減少させる効果があることが明らかとなった.唾液中コルチゾール濃度は作業前に比べて作業後に低下し,作業によるストレスの緩和効果が認められた.フリッカー値の変化から,屋外での栽培作業は室内でのクラフト作業に比べて中枢性疲労の回復効果が大きい可能性が示唆された.<br> 以上より,園芸作業は神経症症状や一時的気分の改善に有効であった.また,唾液中コルチゾール濃度とフリッカー値によって,園芸作業がストレスや中枢性疲労の解消に効果的であることを客観的に判断できた.質問紙による主観的評価に,客観的評価指標を組み合わせることで,園芸作業の療法的効果を総合的に判断し,より効果的なプログラムの構築と普及に寄与できると考えられた.<br>
  • 材料の科学と工学 42(3) 27-31 2005年