研究者業績

久保 光徳

クボ ミツノリ  (Mitsunori Kubo)

基本情報

所属
千葉大学 デザイン・リサーチ・インスティテュート 名誉教授
学位
工学博士(1989年3月 東京大学)
工学修士(1986年3月 東京大学)

連絡先
mkubofaculty.chiba-u.jp
J-GLOBAL ID
200901029827610581
researchmap会員ID
1000010563

論文

 57

MISC

 295
  • 久保 光徳, 楊 鵬, 今石 みぎわ
    日本デザイン学会 第69回研究発表大会 312-313 2022年6月  
  • 楊 鵬, 古川 侑佳, 久保 光徳, 田内 隆利
    日本デザイン学会 第68回春季研究発表大会 68 巻(3A-01) 2022年2月  
  • 王 健, 久保 光徳
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 66 318-318 2019年  
    <p>本研究は、地域に点在する歴史的な社寺彫刻の形態に潜んでいる造形傾向を解明し、それらを制作した彫物大工の「作風」を言語化することを目的としている。これによって、その造形を構成する普遍的な表現方法をわかりやすく示すことにより、急速に失われつつある地域性の高い造形・デザインへの再考の機会を提示するとともに、貴重な造形知として現在に活かすことを模索したいと考えている。ケーススタディの一つとして、江戸時代後期に制作された千葉県下の代表的な社寺彫刻の一つである「波」と「龍」の彫り物の2形態の特徴的な部位に注目し、この二つの彫刻に対する3D形状スキャンニングから得られるポリゴンメッシュで再構成されるCADモデルに対する形態分析を実施した。形態分析においては、ポリゴンメッシュから算出される曲率分布から読み取ることができる形態特徴線に従った形態構成要素への分解を試みた。その結果、「波」の造形に潜む「ラミネート層」の造形傾向と「龍」の造形に潜む「連続する球体」の造形傾向を読み取った。最後に、それぞれの造形傾向を伊八と義光の作品の展覧会で鑑賞者に分かりやすく伝えるために、両者の作風を視覚化するモデルを製作した。</p>
  • 楊 鵬, 久保 光徳, 植田 憲, 田内 隆利
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 65 116-117 2018年  査読有り
    浄真寺(東京都世田谷区)の九品印相の造型に対する形態分析と印象評価を実施し,九品印相から受ける印象とその形態との関係,さらには宗教的意味との関係性を解明することを目的とした。九品印相(上品上生,上品中生,上品下生,中品上生,中品中生,中品下生,下品上生,下品中生,下品下生)のうち,修理中の印相(中品上生)を除き,八体の印相の3D データを取得するとともに,その形態に対する印象評価を目的とした印相CADデータの再現を試みていた。また同時に,この印相CADデータに対する曲率分布解析,特徴線の抽出,重力下での応力構造解析も実施し,テクスチャや印相形態以外の情報を外すことで単純化された印相モデルに対する印象評価を実施した。印象評価から,数量化三類で構成する三つの要因としては「安定性」,「活動性」,「力量性」で定義できることが明らかとなり,印相それぞれが持つ本来の宗教的意味である「安定」,「説法」,「救済(力)」と合致することを考察した。また,構造解析より求められた重心位置と応力分布及び印相形態(手指の配置)との比較検討より,重心位置が「安定性」および「安定」に対して影響を与えていることを考察した。
  • 久保光徳
    日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM) 65th 106-107 2018年  
    一般的なベビーカーの振動特性と特性を二次元的に再現する簡易振動モデルの開発の可能性を検討した。振動モデルを定義するにあたり、簡略化されたフレームモデルのように機構学的に高精度なモデリングではないが、乳母車の形状とその動特性を直観的に把握することが可能である。オリジナルのベビーカーの雰囲気を残しながらモデリングを試み、そのダイナミックな特性を体験し、その振動特性を測定し、2つの基本的な振動特性と特性を把握し、整理した。これにより得られた知見に基づいて、2次元に投影されたベビーカーの振動シミュレーションモデルを提案しようとした。
  • 久保光徳, 植田憲
    形の科学シンポジウム講演予稿集(Web) 83rd 2017年  
  • 久保光徳, 植田憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM) 64th 160-160 2017年  
    千葉県匝瑳市木積に伝えられる藤箕(国指定重要無形文化財)への形態分析を実施した。その結果,この箕の形態は,イタミと呼ばれる平面状の基本形に,ウデキと呼ばれる弾性体の復元力を用いて,その特徴的な曲面を生成していることが確認できた。この曲面生成過程において,イタミとウデキの,主に曲げ変形に対する材料特性の均一性が,箕としての最終形態の完成度に大きな影響を与えることが確認された。そして,その曲面が自然で合理的な形であるエラスティカに類似したものであることを示唆した。
  • WANG Jian, 久保光徳
    形の科学シンポジウム講演予稿集(Web) 82nd 2016年  
  • 久保光徳
    日本機械学会機械材料・材料加工技術講演会論文集(CD-ROM) 24th 805-805 2016年  
  • 王 健, 久保 光徳, 植田 憲, 田内 隆利
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 63 85-85 2016年  
    &nbsp; 本研究は武志伊八と後藤義光の彫刻作品の形態を造形工学の視点から説明し、伊八を代表する「波の造形」と義光を代表する「龍の造形」の形態特徴を解析し、彫刻師の基本的な造形傾向を解読した。まずは彫刻の表面における曲率変化の分布状況により、特徴曲線を作成し、特徴形態を抽出した。そして彫刻の形態から伊八の波の形態に潜む「仮想的な円」と義光の龍の形態に潜む「仮想的な球体」を測出し、波に対する「2.5次元の平面積層の造形手法」と龍に対する「3次元の量塊の中心を巡る造形手法」を提出した。次は木彫の曲面を構成するポリゴン群の法線ベクトルを座標値によって単位球体に写像し、k-means法によって法線ベクトルを分解し、伊八と義光の形態について、法線ベクトルの方向の集中状況と分布状況の特徴と差異を解析し、平面積層と量塊中心の造形手法を検証した。最後には彫刻美術の視点から伊八と義光の造形傾向を影響した可能性がある奈良時代から藤原時代への日本彫刻の変容について検討した。
  • 久保光徳, 田内隆利
    日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM) 63rd 88-88 2016年  
    代表的な郷土玩具の起き上がり小法師,やじろべい,そして大分県日田地方の北山田のきじ車の三形態に着目し,それらの動きから読み取ることができる力学的特性に従って,3つの単純化された力学モデルを制作した。この力学モデルを用いた教育実験から,モノの動的挙動を学ぶ上でポイントとなる重心および,そこにかかる重力,慣性力とモノを外部から支える支点との関係を明らかにした。
  • 奥村恵美佳, 久保光徳, 田内隆利, 山中敏正
    日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM) 63rd 185-185 2016年  
    本研究の目的は13世紀における板蟇股の力学的合理性の解明を通して当時の設計者の力学的感性について考察することである。本研究では日本伝統建築において束の役割を担うために配置される構造材の役割を担う板蟇股の形態に着目した。蟇股の形態は時代や地域,作り手によって異なる設計がなされ,建築物の建立時代を明らかにする指標の一つである。また,中世は蟇股が構造材から装飾材の役割へと変容を遂げた変換期である。そこで本研究では,13世紀の板蟇股に施された凹みに着目し,取得可能な図面の限界のため2Dモデルを用いた解析構造を行うことで形態の分析を試みた。解析結果から,板蟇股に施された二つの小さな穴が応力分散を可能にすることが示された。したがって,この一見装飾的な印象を受ける凹みは単に見かけの装飾のために彫り込まれたものではなく,力学的合理性の上に成り立つ意匠である可能性が示された。さらに,優れた工匠集団と高く評価される13世紀における作り手の優れた力学的感性を構造解析によって論理的に裏付けることができた。
  • 久保光徳, 石井久夫, 田内隆利
    形の科学会誌 30(2) 2015年  
  • 久保光徳, 北村有希子, 田内隆利, 寺内文雄, 境野広志
    形の科学会誌 29(1) 2014年  
  • 久保光徳, 奥村恵美佳, 田内隆利, 植田憲
    形の科学会誌 29(2) 2014年  
  • 久保 光徳, 田内 隆利, 植田 憲, 北村 有希子, 奥村 恵美佳
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 61 17-17 2014年  
    装飾が有する力学性の有無を検証するために,本研究では,唐草文様が配された黒薩摩(薩摩焼)の特性を構造力学的視点から検証した。本研究においては,この唐草文様の黒薩摩に対する構造補強的な意味の有無の確認をすることを研究目的とした。三次元デジタイザにより,検討対象とした黒薩摩の形状を読み取りCADデータとし,そのデータに修正を加えることで,比較検討用の唐草文様なしの黒薩摩CADデータを作成した。その他に同寸法の軸対象な形状データとそれに一本のリングが装飾の基本形として施された形状データを制作し,同条件,重力環境下での構造解析を行い,それぞれの形態での応力分布状況の比較を実施した。その結果,唐草文様が黒薩摩にかかる応力集中を緩和する傾向にあることを確認することができた。
  • 奥村 恵美佳, 田内 隆利, 久保 光徳
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 61 15-15 2014年  
    一般的にデザイン作品はグラフィック、プロダクト、スペースデザイン、また芸術作品の多くは、絵画、彫刻、インスタレーションといったような枠組みの中に分類される。この分類方法は、形態や色彩など物理的情報によってなされたものである。すなわち、人間の知覚や認知の過程が考慮されていない。視覚は大脳皮質の連合野において処理され、過去の記憶を含めた情報が補われることによって初めて認知できる。視覚によって得ている情報が、そのモノをそのまま「見ている」のではなく、「考えている」ことでその情報を得ているのならば、人の認知はそのモノ自体の物理的世界の話ではない。本研究では、認知過程が作品を捉える点において重要な要素であるならば、作品を作品たらしめる根源は、認知過程にあるのではないかという仮説をもとに、人が作品に対峙した際の鑑賞者と作品の関係性について新たな解釈を試みた。そして、解釈を元に試作を繰り返し、最終制作物として鑑賞者に空間性の印象を与えることの出来る平面作品の制作を行った。空間性を与える平面作品の条件として作品のサイズが視覚が一度に捉えることの出来る範囲を超えていること、図と地の曖昧さ、構成が抽象的であることが条件であると判明した。<br>
  • 丸山 萌, 田内 隆利, 久保 光徳
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 61 226-226 2014年  
    本研究は、日本の伝統的衣服であるキモノにおける手間の意味と価値を、かつて行われていた方法を再現することによって明らかにしようという試みである。日本語の「手間」という語が指すものは労働のみではなく、その対象にかかる時間をも含む概念である。キモノは西洋式の衣服と、その構造、制作方法、着装方法において非常に異なっており、また繰り回しと呼ばれる作り替えの知恵でも知られている。この繰り回しというキモノの仕事の実態を明らかにするため、キモノの解体という手間の再現を行った。その結果、狭い布幅の生地、最低限の裁断、手縫いによる縫製によって作られるキモノは、また解体し作り替えるため、作る過程で損なわれる材料としての可能性を最小限にしていることがわかった。キモノという衣服の形態は、作り替えを前提とする構成に、人が解体し再生する手間をかけることによって成立する布と衣服のサイクルであり、形を変えながら布を最後まで使い切るためのシステムであると考えられる。
  • 久保光徳
    日本機械学会年次大会講演論文集(CD-ROM) 2014 _W041004-1-_W041004-3 2014年  
    A PBL of "Material Planning Theory" which was opened from April to June in 2014 as a lecture of the Design Science master's course of Chiba University was carried out, in which the participants were requested to propose some ideas by using "the active composite" which controlled transformation due to the electricity fever of the laminating board by CFRP and the metal material by anisotropy of the CFRP, in order to find out a way which can connect the daily life with the extraordinary, e.g. in a disaster, by using the material. The participants were 24 1st degree masters' course students who belonged to the laboratories of various design domains. The students were briefly lectured about the material "active composite" and they were requested to investigate the properties and the characteristics by themselves at first. After learning the material, the objective of the application of the material was explained to them in order to make them produce some ideas.
  • 久保 光徳, 北村 有希子, 田内 隆利, 寺内 文雄, 境野 広志
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 60 65-65 2013年  
    新潟県山古志村に保存されている牛鞍(ウシノタグラ)の形態を意匠形態学的視点において検討した。まず,ウシノタグラを構成する個々の材料や構造・機構を形態要素として抽出し,その要素間の影響関係をDEMATEL法に従って構造化した。その結果,このウシノタグラの基本的な特性は構造的な柔軟性であることが明らかとなった。また,このウシノタグラの形状は三次元デジタイザにより測定され,その柔軟性に関連するアーチ形状の構造特性,応力分布の様子がシミュレートされた。その結果,このウシノタグラが,人の手によって直感的もしくは経験的に生み出されてきたにもかかわらず最適設計形状の一つであることが示唆された。
  • 久保 光徳, 坪郷 英彦, 北村 有希子, 田内 隆利
    形の科学会誌 = Bulletin of the Society for Science on Form 27(2) 136-137 2012年11月1日  
  • 矢久保空遥, 久保光徳, 田内隆利
    日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM) 59th 9-9 2012年  
    現在までに音響工学,音響心理学など様々な領域において,音と,それによる感覚,感情の関係が研究されてきた.特に,音によって得られる空間的な感覚についての研究では『広がり感』あるいは『音場の広がり感』という言葉によって,その感覚を説明している.既往研究では『広がり感』は両耳に入る音の位相差によって生じるものであるとしており,これを一般にステレオ効果と呼んでいる.しかしながら,シンギングボウルの音による空間的な印象はステレオ効果のみによるものではない印象を受けた.そこで,音による空間的な印象はステレオ効果のみでなく,他の要因によっても構成されていると仮説を立て,検証と考察を行った.
  • 久保光徳, 北村有希子, 田内隆利, 寺内文雄
    日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM) 59th 184-184 2012年  
    人が自然発生的に生み出してきた形の一つであると言える民具形態に注目し,その形に潜在すると思われる力学性を解明することを研究目的とした。新潟県中魚沼郡の津南町歴史民俗資料館に所蔵されている踏鍬(ふみずき)の一種である国指定民俗資料「エングワ」の形状に見られる力学的特徴の抽出を試みた。生活の中に置いて自然発生的に生み出されてきたと思われる形態の特徴の一つと言える力学的な合理性の有無についての検討をこのエングワ形状に対して実施した。三次元デジタイザによる形状測定,CADによる断面形状の検討,有限要素法に従った応力解析,梁理論に従ったエングワ形状と曲げモーメント分布,および曲がりにくさの指標となる断面二次モーメントとの対比を通して,この形状が実使用時に発生すると思われる力学的および幾何学的境界条件に対して適切な形状を有しており,この形態が力学的合理性を有しているものの一つであることを確認した。
  • 浅沼博, 古屋泰文, 久保光徳, 丸山喜久, 田中学, 柳迫徹郎
    日本機械学会年次大会講演論文集(CD-ROM) 2012 _J044082-1-_J044082-4 2012年  
    This paper presents the new jpnineering "Disaster Mitigation and Sustainable jpnineering" where the "Smart Materials and Structural Systems" field can be effectively applied. A couple of examples such as a smart material and structural system based on honeycomb like active laminates to be used against Tsunami, which has been investigated by the authors, are introduced in this paper and discussed.
  • 久保光徳, 北村有希子, 田内隆利
    形の科学会誌 26(2) 211-212 2011年  
  • 小林惇, 田内隆利, 上田愼治エジウソン, 寺内文雄, 久保光徳, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 57th B06-B06 2010年  
    本研究では、介護のしやすさが考慮されていない住宅において、少ない人数での介護を可能にすることを目的として、介助者が一人でも操作できる福祉用移動機器の提案を行った。被介助者の移動を補助するために、ベッドや車へ移乗しやすい従来の車いすや担架ではない新たな移動機器の制作を目標とした。そこでこの製品を使用する対象者を絞り込み、次に市販の製品や介護従事者の現状調査を行った。これらの調査をもとに実験模型を3案制作し、対象者とともに検証した。最後に、検証結果の長所を生かした最終提案物を制作し検証を行った。
  • 成瀬 峻, 田内 隆利, 上田 エジウソン, 寺内 文雄, 久保 光徳, 青木 弘之
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 57 P13-P13 2010年  
    楽器を演奏する際,演奏者はその楽器を楽しむ上で音色や音の響きなど以外に演奏時の動きも重要な因子であると考えられる。また近年センシング技術が楽器への応用されていることからその需要はますます高まっていると感じる。そこで本研究では演奏時の動きを抽出すること,抽出された動作から新しい楽器を提案することを目的とした。
  • 津田 桜, 田内 隆利, 寺内 文雄, 久保 光徳, 青木 弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 56 P37-P37 2009年  
    児童が手に触れる食器は単に食べ物を盛る道具というだけでなく、食欲や食に対する意識を変えるきっかけになるものと考えられる。その一方で食事に適した食器を使うことができない現実がある。そこで本研究では、食への関心を持たせることを目的とする学校給食用食器の提案を行う。学校給食の現状について文献調査と現場の栄養士への聞き取り調査を行い、給食における問題点と給食用食器に必要な要素を抽出した。これにより、食器自体の改善とともに食器の使用方法を考える必要性が示唆された。そこで日本食を基本とし、飯碗、汁碗、箸を用い食が豊かにならないかと考えた。次にどのような食器が好まれるのかを明確にするため、児童17名を対象に実験を行った。検証の結果、重要な要素は「深さのある碗はおいしそうに感じられない」「持ちやすさが好きな碗を決める大きな要素のひとつ」であること明らかになった。その後試作モデルを使用し児童の手の寸法に合った碗の大きさを明らかとした。
  • 久保 光徳
    工学・工業教育研究講演会講演論文集 2009 42-43 2009年  
  • 津田桜, 田内隆利, 寺内文雄, 久保光徳, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 56th(56) 382-383 2009年  
    The objective of the present study is to made children be interested in made by the tableware especially rice bowl for Japanese food, used at school lunch. This study starts from a research of the present school lunch and a preference of rice bowls. As the result, it was clarified that children fended to feel familiar to the rice bowl that is easy to hold. Therefore it searched for the shape of the bowl suited to the sizes of children' hands. Finally the final model on which handprint was put was made.
  • 菅澤伯子, 田内隆利, 寺内文雄, 久保光徳, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 56th(56) 384-385 2009年  
    We appreciate new merits such as convenient or amusement use ing transforming products. Then, the focus was put on the transformation, and it was researched to propose the product from the relation between characteristics and structures of the material. The result was two main elements "dynamic movement" and "transformation using" as the way to transform what has wide variation. An idea was came out in which material has a spiral gap in oder to realize aconstruction consisting of the two elements. This construction has been applied to a clip of notes using the elastic transforming.
  • Trang Ngo Thi Thu, AOKI Hiroyuki, KUBO Mitsunori, TERAUCHI Fumio
    デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (55) 222-223 2008年6月20日  
    技術、歴史的発展、多様性の視点から、日本とベトナムの伝統的日用品の調査を行った。両国の木製品、漆器、陶磁器、金属製品、竹材の製品、石器、紙食器類を対象とした。また、日本とベトナムの工芸家が使用している材料の頻度を把握した。先行文献及び製品のイメージ調査に基づき、日本では219タイプ、ベトナムでは193タイプの日用品を選び、「食べる、飲む、住む」といった行動によって大きく三つのグループに分けた。最後に、ベトナムと日本の伝統的な日用品に使われている材料の組み合わせの特徴について考察した。これにより、日本の日用品には材料の組み合わせに対するコントラストが高いのが特徴であるのに対して、ベトナムのものでは調和と統一感が特徴となっていることが判明した。
  • 寺内 文雄, 長尾 雄介, 久保 光徳, 青木 弘行, 堀田 明裕
    デザイン学研究. 研究発表大会概要集 55(55) 224-225 2008年6月20日  
    The purpose of this study was to propose tactile indicators for drink containers. It was carried out a questionnaire survey to determine the needs for tactile indicators of drink containers. Subsequently, two kinds of experiments were carried out to clarify the relationships between tactile indicators and types of drink. Twenty five visually impaired persons were participated in the experiment. As the result, it was clarified those relationships. Finally, it was confirmed the validity of the proposed tactile indicators in verification experiment.
  • 池田 大祐, 寺内 文雄, 久保 光徳, 青木 弘行, 堀田 明裕
    デザイン学研究. 研究発表大会概要集 55(55) 354-355 2008年6月20日  
    This paper aimed to construct a database of needs of the visually impaired during cooking. First, it was extracted needs of the visually impaired during cooking by observational research. Four visual impaired persons were participated in the experiments. As the result, it was revealed that their needs were classified into three main groups. Finally, a database of the needs was constructed. The features of the database were able to search by action, and to check image of the users during cooking.
  • 藤原 康寛, 寺内 文雄, 久保 光徳, 青木 弘行
    デザイン学研究. 研究発表大会概要集 55(55) 356-357 2008年6月20日  
    In this paper, it aimed to pay attention to the clicking sound that was one of the unpleasant sounds of mouse and to solve the noise problem. Therefore, the silent mouse using the silicone switch was produced, and the possibilities of feedbacks other than the clicking sound were examined. As a result, it was clarified to obtain a satisfied operational feeling by "Vibration to the tip of a finger" even when the clicking sound was lost; it was confirmed that this satisfaction rating was equal to the existing product with the clicking sound. This result indicates the possibility that the mouse using the silicone switch solves the noise problem in daily life.
  • 久保光徳
    振動環境における“快”の指標としての生理・心理量 平成17-19年度 No.17370092 2008年  
  • 久保光徳, 寺内文雄, 田内隆利, 青木弘行
    Designシンポジウム講演論文集 2008 2008年  
  • 寺内文雄, 長尾雄介, 久保光徳, 青木弘行, 堀田明裕
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 55th 118-118 2008年  
    視覚障害者が飲料パッケージを識別することが困難である点に着目し,飲料パッケージの触覚記号を提案することを試みた。ます視覚障害者を対象としたヒアリング調査と質問紙調査によって,識別したい飲料の種類を明確にした。ついで形状と材質の異なる触覚記号をエンボス加工によって作成し,視覚障害者25名を対象とした被験者実験により,飲料9種類と触覚記号形状10種類との対応関係を検討した。得られた結果はコレスポンデンス分析法とクラスター分析法によって集約した。これにより,飲料イメージに対応する触覚記号の形状と材質を明らかにすることができた。最後に提案した12種類の触覚記号の妥当性を検証するために,視覚障害者を対象とした検証実験を行った。その結果,一部の触覚記号では事前に知識がなくても直感的に内容物が判断できること,触覚記号に飲料のイメージが反映されているものは記憶されやすいことなどが明らかになった。
  • 池田大祐, 寺内文雄, 久保光徳, 青木弘行, 堀田明裕
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 55th 179-179 2008年  
    視覚障害者が調理時に困難な状況に置かれている点に着目し,調理における視覚障害者を支援することを目的として,その際の要求や問題点を収集することを試みた。まず4名の視覚障害者を対象として調理行為の観察調査を行い,問題点や視覚障害者からの要求を収集した。得られた問題点や要求を分類した結果,視覚障害者の困難は[位置の確認・量の調整・調理状態の把握]の三つに大別できることが判明した。そこで,これらの分類と各調理行為での問題点とその解決方法,具体的なアイディアを対応づけながらデータの整理を行った。最後に,得られた知見に基づいて要求のデータベースを構築した。このデータベースはユーザ行動の視点から要求や問題点を検索できる点と実際の調理の様子の動画が確認できる点に特徴がある。
  • 藤原康寛, 寺内文雄, 久保光徳, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 55th 180-180 2008年  
    本研究では不快音の一つであるマウスのクリック音に着目して、騒音問題を解決することを目的とした。そこで、シリコーンスイッチを利用した無音マウスを制作し、クリック音以外のフィードバックの可能性について検討した。実験には、シリコーンスイッチを用いて制作したクリック音の無いマウス3種類、既存製品でクリック音のあるマウスと無いマウスのそれぞれ2種類の計7種類を用いた。なお、被験者数は10名である。これにより、クリック音を無くした場合でも、「指先への振動」により満足した操作感を得られることが明らかになった。そしてその満足度はクリック音のある既存製品と同等であることが確認できた。このことは、シリコーンスイッチを利用したマウスが日常の騒音問題を解決にできる可能性を示唆している。
  • 古沢 克仁, 寺内 文雄, 久保 光徳, 青木 弘行
    デザイン学研究. 研究発表大会概要集 54(54) 40-41 2007年6月20日  
    The purpose of this study is to elucidate the factor that a person comes to feel good from the viewpoint of action and tool systematically. At first, by interview investigation, we collected opinions about the action that came to feel good. As the results of statistical analysis, it could be classified that actions to make feelings better in six groups : creation, improvement, nature, exercise, intake and rest.. In addition, we discussed relations between feelings and tools with structural models.
  • 古沢克仁, 寺内文雄, 久保光徳, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 54th A20-A20 2007年  
    現在、私たちの生活は様々な道具類に囲まれ、日常生活における行動パターンも多様化している。しかしその反面、複雑化した社会生活におけるストレスは増加の一途を辿っており、効果的に気分転換を試みることが重要になってきている。本研究は、人の気分が良くなる要因およびメカニズムを、行動および道具の側面から体系的に解明しようとするものである。本研究では、インタビュー調査を実施し、気分が良くなる行動例を収集した。インタビューの解析に数量化理論_III_類を用い、行動による気分変化の構造を探った。またクラスター分析により気分を良くする行動を類型化した結果、気分を良くする行動は「創造」「改善」「自然」「運動」「摂取」「休息」の6グループに大別された。また、行動前の不快状態に着目して気分変化と行動の関係を考察し、不満を感じている状況では「改善」「運動」「摂取」「休息」といった行動を適用することで気分改善され、悩場合は「自然」に触れたり、「創造」や「運動」といった行動で気分を改善できることが示された。また、道具と気分変化との関係を気分変化の階層構造モデルを作成し考察した。
  • 寺内文雄, 藤井丈雄, 久保光徳, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 54th 356-357 2007年  
    The purpose of this study was to propose packages from viewpoint of usability. At first, it was carried out a current situation survey of buffer materials. As the result of analysis with QT3, it was suggested that the importance of an operating efficiency and its volume reduction at the time of store them. Finally, two types of package with air-bag were proposed. One of them was self-sealing type package, and the other was functional bag to carry fragile items.
  • 齋藤力也, 寺内文雄, 久保光徳, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 54th(54) A19-A19 2007年  
    若い世代を中心に製品選択の意識や情報機器の使用状況は他の世代と比べて特殊に感じられる。接触や使用頻度が高く、仕事やコミュニケーションツールとして多面的に機能するパソコンや携帯電話であるが、買い替えは頻繁に行われる。そこで、製品に抱く愛着やパートナーシップを定量的に分析し、生活者の意識とモノに抱く愛着の関係性および生活観ごとに重要視されている要因を探り、モノの評価構造を解明することを目的とした。 結果として、情報機器への仲間意識や親しみなどの愛着感が見られたことから、「使い込むことによる充実感」が得られる可能性が示唆された。生活者の中には複数の携帯電話をシーンに合わせて使い分ける者や、これ以上新機能は不要で、壊れても生産中止でない場合は再び購入したいという「お気に入り」やファン心理の存在も確認された。
  • 久保 光徳, 寺方 将之, 寺内 文雄, 青木 弘行
    デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (53) 198-199 2006年6月20日  
    Human may feel not only discomfort but also comfort in vibration. Some people who have some physical types or preferences for dynamical stimuli would feel good or 'pleasure' to the vibration. Although many investigations into human body vibration have been carried out, there have been little researches that directly tackling the 'pleasure'. The object of the study is to make the vibration inducing to feel the pleasure clear from the viewpoints of physiology, psychology and physics. A vibration experiment was implemented to the subjects who sit in an automobile seat in a dynamical condition in vertical vibration. As a result, there were a passive pleasure and an active pleasure which would be induced in the dynamical condition.
  • 菅野 直樹, 寺内 文雄, 久保 光徳, 青木 弘行
    デザイン学研究. 研究発表大会概要集 (53) 404-405 2006年6月20日  
    A chair that would change the form according to the posture of users who seat in the chair was developed in order to give the users two suitable seating postures: for working and for resting or thinking. The chair consists of mainly steel frames and nets, and the nets are composed by some different kind materials so that the users would touch the most suitable material at each seating posture. The height and angle of the seat and the materials as well as the form and function were investigated to realize the most comfortable seating. Finally, a real chair was proposed and it was examined to confirm the possibility to be a product.
  • 菅野直樹, 寺内文雄, 久保光徳, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 53rd 203-203 2006年  
    現代では、様々な形の椅子が存在し、素材もいろいろな物で作られている。しかし、その多くが座面などを含めた形状が固定されているものであり、また変形できたとしても、背もたれの角度を変えるといった簡単な変形しかできない椅子である。そのリクライニング機能を持つ椅子でさえも、身体に触れる部分の素材は同じままの変形である。 よって、一つの椅子を変形させることにより、人の動作によって変わる姿勢を効果的に実現させ、またその着座姿勢に適している素材を有する座面へ着座できないであろうかと考え、その着座スタイルの開発を目指す。その方法としては、人が着座するのに最も適した座面高、座面角度、座面の素材を実験により導きだすことを行う。またどのような姿勢で着座するかやその椅子の変形法を考えだし、実験の結果をもとにして、最終的なモデルの製作を行った。
  • 寺内文雄, 當麻由佳, 久保光徳, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 53rd 204-204 2006年  
    本研究では、詰め替えの手間を省くことができ、かつ環境負荷が小さく、廃棄時の体積を縮小できる洗剤容器を提案することを試みた。そこで容器に環境負荷の少ないフィルムパウチを使用し、このフィルムパウチのみで自立し、形状を維持する容器とすることとした。そこで、これを実現する側面形状と底面形状の検討を行った。側面形状は座屈やねじり座屈挙動を利用したものと蛇腹を用いたものを対象に検討を行った。一方、底面形状は正方形、六角形、長方形の3種類の形状ついて検討した。その結果、底面形状を長方形とし、側面に蛇腹状の折り目を付けた容器は、内容物を入れた場合でも形状が維持でき、かつ意図した変形ができることを明らかにした。さらに容器の安定性と使い心地を明らかにする目的で、折り目の数の検討を行い、安定性があり、かつ使い心地がよく、耐久性に優れる折り目段数を明らかにした。最後に容器に設ける注出口の検討を行い、目的とした詰め替え容器を使用せずとも十分に環境負荷が小さく、廃棄時には大幅に減容化できる洗剤容器を提案した。
  • 久保光徳, 寺方将之, 寺内文雄, 青木弘行
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 53rd 99-99 2006年  
    従来の振動・揺動研究は、人体に及ぼす不快な影響の生理的・主観的評価やその予測に興味が置かれている。そのために、それらの研究のほとんどは振動・揺動をいかに軽減できるかに着目した研究に特化することになり、振動自体を低減することが目標となっていた。これに対して、振動・揺動を積極的に活用する方向で研究を行っている例はほとんど見当たらないのが現状である。振動・揺動は人にとって不快感を与えるだけでなく、特定のそれは快感情を誘発する。そこで本研究においては、振動および揺動を「快」の視点から取り扱い、快感情を誘発する振動・揺動を生理・心理・物理の三指標から解明することをその目的とした。結果として,自発的揺動刺激実験により、血圧がその評価において有効な指標の一つであることが示唆された。また上下振動刺激実験から、ヒトは振動により消極的快と積極的快が誘発されることが明らかになり、その評価には血圧が有効な指標であることが示唆された。

講演・口頭発表等

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  • 王 健, 久保 光徳
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2019年 一般社団法人 日本デザイン学会
    <p>本研究は、地域に点在する歴史的な社寺彫刻の形態に潜んでいる造形傾向を解明し、それらを制作した彫物大工の「作風」を言語化することを目的としている。これによって、その造形を構成する普遍的な表現方法をわかりやすく示すことにより、急速に失われつつある地域性の高い造形・デザインへの再考の機会を提示するとともに、貴重な造形知として現在に活かすことを模索したいと考えている。ケーススタディの一つとして、江戸時代後期に制作された千葉県下の代表的な社寺彫刻の一つである「波」と「龍」の彫り物の2形態の特徴的な部位に注目し、この二つの彫刻に対する3D形状スキャンニングから得られるポリゴンメッシュで再構成されるCADモデルに対する形態分析を実施した。形態分析においては、ポリゴンメッシュから算出される曲率分布から読み取ることができる形態特徴線に従った形態構成要素への分解を試みた。その結果、「波」の造形に潜む「ラミネート層」の造形傾向と「龍」の造形に潜む「連続する球体」の造形傾向を読み取った。最後に、それぞれの造形傾向を伊八と義光の作品の展覧会で鑑賞者に分かりやすく伝えるために、両者の作風を視覚化するモデルを製作した。</p>
  • 久保光徳
    日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM) 2018年 一般社団法人 日本デザイン学会
    一般的なベビーカーの振動特性と特性を二次元的に再現する簡易振動モデルの開発の可能性を検討した。振動モデルを定義するにあたり、簡略化されたフレームモデルのように機構学的に高精度なモデリングではないが、乳母車の形状とその動特性を直観的に把握することが可能である。オリジナルのベビーカーの雰囲気を残しながらモデリングを試み、そのダイナミックな特性を体験し、その振動特性を測定し、2つの基本的な振動特性と特性を把握し、整理した。これにより得られた知見に基づいて、2次元に投影されたベビーカーの振動シミュレーションモデルを提案しようとした。
  • YANG Peng, 久保光徳, 植田憲, 田内隆利
    日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM) 2018年 一般社団法人 日本デザイン学会
    浄真寺(東京都世田谷区)の九品印相の造型に対する形態分析と印象評価を実施し,九品印相から受ける印象とその形態との関係,さらには宗教的意味との関係性を解明することを目的とした。九品印相(上品上生,上品中生,上品下生,中品上生,中品中生,中品下生,下品上生,下品中生,下品下生)のうち,修理中の印相(中品上生)を除き,八体の印相の3D データを取得するとともに,その形態に対する印象評価を目的とした印相CADデータの再現を試みていた。また同時に,この印相CADデータに対する曲率分布解析,特徴線の抽出,重力下での応力構造解析も実施し,テクスチャや印相形態以外の情報を外すことで単純化された印相モデルに対する印象評価を実施した。印象評価から,数量化三類で構成する三つの要因としては「安定性」,「活動性」,「力量性」で定義できることが明らかとなり,印相それぞれが持つ本来の宗教的意味である「安定」,「説法」,「救済(力)」と合致することを考察した。また,構造解析より求められた重心位置と応力分布及び印相形態(手指の配置)との比較検討より,重心位置が「安定性」および「安定」に対して影響を与えていることを考察した。
  • 久保光徳, 植田憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集(CD-ROM) 2017年 日本デザイン学会
    千葉県匝瑳市木積に伝えられる藤箕(国指定重要無形文化財)への形態分析を実施した。その結果,この箕の形態は,イタミと呼ばれる平面状の基本形に,ウデキと呼ばれる弾性体の復元力を用いて,その特徴的な曲面を生成していることが確認できた。この曲面生成過程において,イタミとウデキの,主に曲げ変形に対する材料特性の均一性が,箕としての最終形態の完成度に大きな影響を与えることが確認された。そして,その曲面が自然で合理的な形であるエラスティカに類似したものであることを示唆した。
  • 久保光徳, 植田憲
    形の科学シンポジウム講演予稿集(Web) 2017年

担当経験のある科目(授業)

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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