研究者業績

大川 克哉

オオカワ カツヤ  (Katsuya Ohkawa)

基本情報

所属
千葉大学 大学院園芸学研究院食と緑の健康創成学講座 講師
学位
博士(農学)(千葉大学)
修士(農学)(千葉大学)

J-GLOBAL ID
200901020541258158
researchmap会員ID
1000284786

論文

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  • 小原 均, 大川 克哉, 三輪 正幸
    日本ブドウ・ワイン学会誌 = Journal of ASEV Japan 19(3) 119-126 2008年  
  • 小原, 均, 三輪, 正幸, 大川, 克哉, 八幡, 茂木, 松井, 弘之
    食と緑の科学 61 67-72 2007年3月31日  
    type:text 先端技術を活用した農林水産研究高度化事業の支援を受けた千葉県との共同研究において,三倍体ビワ無種子果の肥大と品質を改善することを目的に,ジベレリン(GAs)の単用およびホルクロルフェニュロン(CPPU)との混用処理の影響を調査した.200ppmの異なる種類のGAs(GA_3 ,GA_4,GA_7,GA_<4+7>)および異なる濃度のGA_3と20ppm CPPUとの混用処理効果から,GAの種類ではGA_3が,また,GA_3の濃度は500ppmの方が200ppmより効果的であった.また,内生GAsの単用処理は外生GA_3の単用処理より三倍体無種子果の着生および生長に効果的であった. In the joint research with Chiba Prefecture supported by a Grant in Aid, Research project for utilizing advanced technologies in agriculture, forestry and fisheries, from the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries of Japan, effects of application of gibberellins alone or combined with CPPU (20 ppm) on seedless fruit production in the triploid loquat to improve fruit growth and quality were investigated. GA_3 (200 ppm)+CPPU and 500 ppm GA_3+CPPU were more effective for the production of seedless triploid loquat fruits than other GAs (GA_4, GA_7, and GA_<4+7>)+CPPU and 200 ppm GA_3+CPPU, respectively. Applications of endogenous GA_s extracted from immature seeds of diploid loquat were more effective than of exogenous GA_3 in inducing parthenocarpic fruit set and growth of the triploid loquat. source:HortResearch
  • 大川 克哉, 丑山 政信, 小原 均
    日本ブドウ・ワイン学会誌 = Journal of ASEV Japan 18(1) 28-35 2007年  査読有り筆頭著者
  • Shigeki Yahata, Masayuki Miwa, Hitoshi Ohara, Katsuya Ohkawa, Hiroyuki Matsui
    Acta Horticulturae 727 263-267 2006年  
  • 小原 均, 岩楯麻由, 棟方千夏, 山下裕之, 大川克哉, 三輪正幸, 松井弘之
    日本ブドウ・ワイン学会誌 17(1) 14-20 2006年  査読有り
  • Katsuya Ohkawa, Hitoshi Ohara, Yuki Kurita, Tatsuya Fukuda, Zaheer Ulla Khan, Hiroyuki Matsui
    Journal of the Japanese Society for Horticultural Science 75(2) 129-134 2006年  筆頭著者責任著者
  • 大川 克哉, 白石 奈穂, 小原 均, 松井 弘之
    園芸学研究 5(1) 69-73 2006年  査読有り筆頭著者
    ニホンナシに対するエセフォンの摘花効果について調査した.‘豊水’では,満開約1週間前および2週間後に100および250 ppmエセフォンを花(果)そうに散布処理したところ,満開約1週間前の250 ppm処理で最も摘花効果は高かった.‘幸水’では,満開約2週間前,1週間前,満開日および満開2週間後に100~1,000 ppmエセフォンを花(果)そうに散布処理した.摘花効果はほとんどの処理時期において500 ppm以上の濃度で認められたが,1,000 ppm処理では過剰摘花となる場合があった.また,同じ濃度処理区間で処理時期による効果の違いを比較すると,摘花効果は満開1週間前処理で高い傾向にあった.収穫時の果重は満開2週間後の250および500 ppm処理では著しく減少した.‘若光’,‘新星’および‘新高’では,満開約1週間前に250および500 ppmエセフォンを散布処理したところ,いずれの品種においても500 ppmで摘花効果が認められた.これらのことから,満開約1週間前に‘幸水’,‘若光’,‘新星’および’新高’では500 ppmを,‘豊水’では250 ppmを花そうに散布処理すると,効率的に摘花されることが明らかとなった.また,これらの処理を行っても収穫時の果実品質は無処理果とほとんど変わらなかった.摘花効果を得るのに必要なエセフォン濃度に品種間で差のあったことから,エセフォンへの感受性は品種間でやや異なるものと考えられた.
  • 大川 克哉, 白石 奈穂, 小原 均, 松井 弘之
    園芸学研究 5(2) 171-177 2006年  査読有り筆頭著者
    ニホンナシに対するエセフォンの摘花効果の作用機構について検討した.満開7日前に250 ppmエセフォンを‘豊水’花そうに散布処理すると,満開1日前には花序軸と花こう分岐部に離層の形成が認められ,満開2日後にかけてその形成割合は増加したが,無処理花そうではこの時期に離層形成は認められなかった.また,この期間中エセフォン処理花そうではエチレン発生量が著しく高くなった.また,花そうの花序軸,花こうおよび花中の1-アミノシクロプロパン-1-カルボン酸(ACC)含量およびアブシジン酸(ABA)含量の値は無処理花そうよりも高く推移した.しかし,インドール酢酸(IAA)含量には花そうのいずれの部位においても両処理区間に差は認められなかった.エセフォンを満開12日前から2日後の3時期に処理したところ,処理時期によりエチレン発生量は異なり,その発生量がより多くなる時期の処理ほど着果率は低くなる傾向にあった.以上の結果から,エセフォンは花そうのエチレン発生量を増加させ,離層形成を促進することによって摘花効果を示し,その効果の多少は花そうから発生するエチレン量と関連していることが推察された.
  • 小原 均, 阪本大輔, 大川克哉, 中山真義, 松井弘之
    日本ブドウ・ワイン学会誌 16(2) 68-79 2005年  査読有り
  • Hitoshi Ohara, Marom Ungsa, Katsuya Ohkawa, Hiroyuki Matsui, Martin J. Bukovac
    HORTSCIENCE 39(4) 793-793 2004年7月  査読有り
  • M. Sadamatsu, V. Keawladdagorn, H. Ohara, K. Ohkawa, H. Matui
    Acta Horticulturae 653 67-70 2004年  
  • 松井 弘之, 八幡 茂木, 佐藤 三郎, 小原 均, 大川 克哉, 三輪 正幸
    植物の生長調節 39(1) 106-113 2004年  
  • ウンサー マロム, 小原 均, 竹村謙志, 堀 隆哉, 大川克哉, 松井弘之
    日本ブドウ・ワイン学会誌 14(2) 58-63 2003年  査読有り
  • Marom Ungsa, Kuniko Kato, Kenji Takemura, Takaya Hori, Hitoshi Ohara, Katsuya Ohkawa, Hiroyuki Matsui, Martin J. Bukovac
    Engei Gakkai zasshi 72(5) 366-371 2003年  
  • Zaheer Ulla Khan, Hitoshi Ohara, Katsuya Ohkawa, Hiroyuki Matsui
    Acta Horticulturae 587 533-537 2002年  
  • Masahiro Kawamata, Etsuko Nishida, Hitoshi Ohara, Katsuya Ohkawa, Hiroyuki Matsui
    Journal of the Japanese Society for Horticultural Science 71(2) 177-182 2002年  
  • 川俣 昌大, 小原 均, 大川 克哉, 村田 義宏, 高橋 英吉, 松井 弘之
    園芸学会雑誌 71(1) 68-73 2002年  査読有り
    養液栽培によるイチジクの周年生産のための基礎的資料を得ることを目的に二期作栽培を試みた.養液栽培イチジクの4年生樹を早期加温して得られた一番枝を用いた一作目と, 夏季の摘心後または切り戻しせん定後に再発芽した二番枝を用いた二作目における収量および果実の品質を調査した.なお, 培養液は園試処方の1/2単位(EC値1.5dS・m-1に相当)とし, 約2週間に1度全量交換した.1. 1月10日に切り戻しせん定を行い, 加温(最低温度15℃)を開始すると, 一番枝は1月29日に萌芽し, 果実は6月7日から9月30日まで収穫できた.また, 一番枝当たりの総収量は約1.5kg(15.0個), 平均果実重は104gとなり, 平均糖度は14%であった.2. 6月14日に一番枝を約200cm(約30節)の部位で摘心後, 最上位節から発生した二番枝は6月30日に萌芽し, 果実は11月24日から2月14日まで収穫できた.また, 二番枝当たりの総収量は約1.3kg(15.8個), 平均果実重は80g, 平均糖度は16%であったが, 12&acd;22節位の着果率が低かった.3. 7月26日に一番枝すべてを切り戻しせん定すると, 二番枝は8月5日に萌芽し, 果実は12月6日から2月14日まで収穫できた.また, 二番枝当たりの総収量は約1.0kg(12.5個), 平均果実重は72g, 平均糖度は16%であった.以上の結果より, 養液栽培によるイチジク4年生樹の二期作では, これまで明らかにされている土耕による早期加温栽培と比較して, 一作目の早期収穫が可能となり, 高品質・高収量の果実が得られた.また, 二期作目の果実はやや小さくなるものの糖度が一作目より高くなることから, 養液栽培によるイチジク果実の周年供給が十分可能と考えられた.
  • 大川 克哉, 小原 均, 海老原 光湖
    日本ブドウ・ワイン学会誌 = Journal of ASEV Japan 12(2) 66-70 2001年  査読有り筆頭著者
  • 小原 均, 孔 慶朝, 大川 克哉
    日本ブドウ・ワイン学会誌 = Journal of ASEV Japan 10(3) 144-148 1999年11月  査読有り
  • 大川 克哉, 小原 均, 松井 弘之, 高橋 英吉, 平田 尚美
    園芸学会雑誌 67(6) 970-972 1998年  査読有り筆頭著者
    ニホンナシ'幸水'の樹上果実にACC生合成阻害剤であるAOAとSPDおよびSPM生合成阻害剤であるMGBGを処理し,エチレン発生量,総ACC含量およびポリアミン含量を調査した.AOA5mM, MGBG1mMを収穫適期約1カ月前に処理したところ,収穫直前のエチレン発生はAOA処理によって抑制され,MGBG処理によって促進された.AOA処理果のPUT含量は収穫時まで低く,SPDおよびSPM含量は処理後約20日間高く推移したが,総ACC含量はほぼ処理時の値で推移した.一方,MGBG処理果では収穫直前の総ACC含量は高く,PUT含量は処理後約20日間急増したが,SPDおよびSPM含量は収穫時まで低く推移する傾向にあった.以上のことから,'幸水'果実の成熟過程においてエチレンとポリアミンの生合成はSAMを競合して,互いに密接に関連していることが示唆された.
  • 小原 均, 岡本 敏, 岸田 佳子, 大川 克哉, 松井 弘之, 平田 尚美, 高橋 英吉
    園芸学会雑誌 66(2) 273-281 1997年  査読有り
    エセフォンをキウイフルーツ'ヘイワード'果実に浸漬処理し, 慣行の収穫適期に樹上で成熟果が得られるかどうかを調査した.<BR>1990年に, エセフォン (200ppm 50%エタノール溶液) の好適処理時期を決定するため, 収穫適期6週前から1週前まで約1週間間隔で処理を行ったところ,4週前および3週前処理で慣行の収穫適期に可食果(糖度約13%, 果肉硬度約0.6~1.2kg/cm2, 酸含量約1.1~1.2%) が得られた. なお, 50%エタノールが樹上成熟に及ぼす影響はほとんど認められなかった.またエセフォン (200ppm) の好適処理時期である収穫適期3週前にエセフォンの処理濃度の影響を検討したところ, 50および100ppm処理では可食果は得られず, 500ppm処理では200ppm処理よりも成熟が早まった.<BR>1991年にもエセフォン (200ppm 50%エタノール溶液) を同様に処理したところ, どの処理時期でも際立った成熟促進が認められず, 可食果は得られなかった. 両年の実験期間中の気象条件を比較したところ,1991年は気温が低く, 日照時間がかなり少なかったことから, エセフォン処理による樹上成熟は処理後の気温と日照時間に左右されるものと思われた.

MISC

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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