研究者業績

小西 孝宜

コニシ タカノリ  (Takanori Konishi)

基本情報

所属
千葉大学 医学部附属病院 助教
学位
医学博士(2017年3月 千葉大学)

J-GLOBAL ID
202101020622122582
researchmap会員ID
R000023188

論文

 195
  • Takanori Konishi, Shigetsugu Takano, Tsukasa Takayashiki, Daisuke Suzuki, Nozomu Sakai, Isamu Hosokawa, Takashi Mishima, Hitoe Nishino, Kensuke Suzuki, Shinichiro Nakada, Masayuki Ohtsuka
    Annals of surgical oncology 2024年6月26日  
    BACKGROUND: Although some clinical trials have demonstrated the benefits of neoadjuvant therapy for resectable pancreatic ductal adenocarcinoma (PDAC), its optimal candidate has not been clarified. This study aimed to detect predictive prognostic factors for resectable PDAC patients who underwent upfront surgery and identify patient cohorts with long-term survival without neoadjuvant therapy. PATIENTS AND METHODS: A total of 232 patients with resectable PDAC who underwent upfront surgery between January 2008 and December 2019 were evaluated. RESULTS: The median overall survival (OS) time and 5-year OS rate of resectable PDAC with upfront surgery was 31.5 months and 33.3%, respectively. Multivariate analyses identified tumor diameter in computed tomography (CT) ≤ 19 mm [hazard ratio (HR) 0.40, p < 0.001], span-1 within the normal range (HR 0.54, p = 0.023), prognostic nutritional index (PNI) ≥ 44.31 (HR 0.51, p < 0.001), and lymphocyte-to-monocyte ratio (LMR) ≥ 3.79 (HR 0.51, p < 0.001) as prognostic factors that influence favorable prognoses after upfront surgery. According to the prognostic prediction model based on these four factors, patients with four favorable prognostic factors had a better prognosis with a 5-year OS rate of 82.4% compared to others (p < 0.001). These patients had a high R0 resection rate and a low frequency of tumor recurrence after upfront surgery. CONCLUSIONS: We identified patients with long-term survival after upfront surgery by prognostic prediction model consisting of tumor diameter in CT, span-1, PNI, and LMR. Evaluation of anatomical, biological, nutritional, and inflammatory factors may be valuable to introduce an optimal treatment strategy for resectable PDAC.
  • 西野 仁惠, 高屋敷 吏, 高野 重紹, 鈴木 大亮, 酒井 望, 細川 勇, 三島 敬, 小西 孝宜, 鈴木 謙介, 仲田 真一郎, 永川 裕一, 大塚 将之
    消化器外科 47(6) 717-728 2024年6月  
  • 高屋敷 吏, 高野 重紹, 鈴木 大亮, 酒井 望, 細川 勇, 三島 敬, 小西 孝宜, 西野 仁惠, 鈴木 謙介, 仲田 真一郎, 大塚 将之
    胆と膵 45(6) 651-655 2024年6月  
    血行再建術を伴う肝門部領域胆管癌手術は,肝胆膵外科高度技能手術においてもっとも高難易度の手術であるが,一方で標準的な手技の一つとして安全に施行する技術を取得しておくことも胆道外科医にとって重要といえる。動脈再建時には,吻合血管の口径,長さ,再建時の屈曲の程度などを考慮して,再建動脈を選択する。原則としては端々吻合を行うが,再建距離が長く直接吻合が難しい場合や,吻合に緊張がかかる場合には,胃十二指腸動脈や右胃大網動脈などを用いて再建することもある。門脈再建においては,その切除長が長い場合にはグラフト間置による再建が必要になり,その種類には外腸骨静脈,外頸静脈,左腎静脈グラフトなどいくつかの種類がある。動脈再建などで協力をあおぐ他診療科(心臓血管外科,形成外科など)と再建方法のシミュレーションを十分に行っておくことも,安全な手術を完遂するために重要である。血管合併切除・再建術後の周術期対策として,ドップラーエコーによる定期的な血流の確認と,出血や血栓症を疑った場合の遅滞のないdynamic CT撮影が必要である。(著者抄録)
  • 細川 勇, 大野 達矢, 高屋敷 吏, 高野 重紹, 鈴木 大亮, 酒井 望, 三島 敬, 小西 孝宜, 西野 仁惠, 鈴木 謙介, 仲田 真一郎, 大塚 将之
    胆と膵 45(5) 499-504 2024年5月  
    高齢者肝門部領域胆管癌に対する拡大肝切除は増加傾向にあり,手術を施行した高齢者(75歳以上)と非高齢者(75歳未満)でその短期成績,長期成績は同等である。ただ,高齢者肝門部領域胆管癌に対する拡大肝切除に関しては,そのリスク評価とそれに基づいた手術適応には定まったものはなく,また予後に関しても,既存の因子では測定しえない高齢者特有の問題があることが示唆されるため,引き続き検討していく必要がある。(著者抄録)
  • 小西 孝宜, 高野 重紹, 高屋敷 吏, 鈴木 大亮, 酒井 望, 細川 勇, 三島 敬, 鈴木 謙介, 西野 仁恵, 仲田 真一郎, 大塚 将之
    日本外科学会定期学術集会抄録集 124回 SF-2 2024年4月  

MISC

 22
  • 江藤亮大郎, 高野重紹, 高地祐輔, 高屋敷吏, 鈴木大亮, 酒井望, 細川勇, 三島敬, 小西孝宜, 鈴木謙介, 西野仁惠, 仲田真一郎, 岸本充, 大塚将之
    日本がん転移学会学術集会・総会プログラム抄録集 33rd 2024年  
  • 山下彩香, 鈴木謙介, 高屋敷吏, 高野重紹, 鈴木大亮, 酒井望, 細川勇, 三島敬, 小西孝宜, 西野仁惠, 仲田真一郎, 大塚将之
    日本臨床外科学会雑誌 85(3) 2024年  
  • 表諒, 細川勇, 高屋敷吏, 高野重紹, 鈴木大亮, 酒井望, 三島敬, 小西孝宜, 西野仁惠, 鈴木謙介, 仲田真一郎, 大塚将之
    日本臨床外科学会雑誌 85(3) 2024年  
  • 菅原由莉, 酒井望, 高屋敷吏, 高野重紹, 鈴木大亮, 細川勇, 三島敬, 小西孝宜, 鈴木謙介, 西野仁恵, 仲田真一郎, 大塚将之
    日本臨床外科学会雑誌 85(3) 2024年  
  • 高屋敷吏, 細川勇, 西野仁恵, 鈴木謙介, 高野重紹, 鈴木大亮, 酒井望, 三島敬, 小西孝宜, 仲田真一郎, 大塚将之
    日本腹部救急医学会雑誌 44(2) 2024年  
  • 西野仁惠, 高屋敷吏, 久保木知, 高野重紹, 鈴木大亮, 酒井望, 細川勇, 三島敬, 小西孝宜, 大塚将之
    日本消化器外科学会雑誌(Web) 56(Supplement1) 2023年  
  • 酒井望, 高屋敷吏, 高野重紹, 鈴木大亮, 細川勇, 小西孝宜, 西野仁恵, 仲田真一郎, 大塚将之
    日本消化器外科学会雑誌(Web) 56(Supplement2) 2023年  
  • 吉住有人, 吉住有人, 久保木知, 久保木知, 高屋敷吏, 高野重紹, 鈴木大亮, 酒井望, 細川勇, 三島敬, 小西孝宜, 西野仁恵, 仲田真一郎, 大塚将之
    日本消化器外科学会雑誌(Web) 56(Supplement2) 2023年  
  • 園田至人, 高野重紹, 古川勝規, 高屋敷吏, 久保木知, 鈴木大亮, 酒井望, 三島敬, 小西孝宜, 西野仁恵, 大塚将之
    外科集談会プログラム・抄録集 861st 2021年  
  • 小西 孝宜, 吉富 秀幸, 高屋敷 吏, 久保木 知, 鈴木 大亮, 酒井 望, 賀川 真吾, 中台 英里, 大塚 将之
    肝臓 61(Suppl.1) A506-A506 2020年4月  
  • 高原 善博, 林 永規, 岡本 佳昭, 小西 孝宜
    臨床外科 69(8) 1008-1013 2014年8月  
    症例は71歳の男性で,当院にて下行結腸癌(中分化型腺癌,pSE,ly2,v2,pN2(4/10),H0,P0,M0,Stage IIIb)および直腸癌(高分化型腺癌,pSM,ly1,v0)に対し左側結腸切除および直腸低位前方切除を同時施行した.術後補助化学療法を1年間施行後,外来にて経過観察となっていたが,術後5年3ヵ月に黒色便を主訴に外来受診した.上下部内視鏡にて出血性病変を認めず,小腸カプセル内視鏡にて小腸腫瘍を認めたため診断および加療目的に小腸部分切除術を施行した.病理診断は腸間膜由来の中分化型腺癌であり,前回手術の下行結腸癌の組織型と酷似を認めたため腹膜再発の診断となった.大腸癌孤立性腹膜再発は稀であり,文献的考察を加えて報告する.(著者抄録)
  • 小西 孝宜, 高西 喜重郎, 森田 泰弘, 松本 潤, 宮崎 勝
    日本臨床外科学会雑誌 74(12) 3444-3448 2013年12月  
    IV-A型先天性胆道拡張症の手術では肝臓側胆管の切除範囲に一定の見解はない.今回,anterior transhepatic approach併施による胆管切除例を経験したので報告する.症例は37歳男性.皮膚黄染と上腹部痛の精査のCTで総胆管から左右肝管に最大径8cmの嚢胞状拡張を認め,右後区域胆管起始部に狭窄と2cm径の拡張を認めた.肝門部胆管拡張は著しく,左中肝静脈根部付近まで到達していた.また,総肝管に相対的狭窄を認めた.IV-A型先天性胆道拡張症の診断で,anterior transhepatic approachを併施し,肝外胆管切除・胆嚢摘出・肝管空腸吻合を施行した.術後1年経過し,吻合部狭窄や肝内結石や遺残胆管癌などの晩期合併症はない.本症例はanterior transhepatic approachにより,肝門から困難だった拡張胆管の広範囲切除と肝内胆管狭窄の切除・形成をしえた.(著者抄録)
  • 小西 孝宜, 滝口 伸浩, 早田 浩明, 永田 松夫, 鍋谷 圭宏, 池田 篤, 貝沼 修, 趙 明浩, 山本 宏, 宮崎 勝
    日本消化器外科学会雑誌 46(5) 317-324 2013年5月  
    目的:胃癌の胃切除後切除断端陽性例に対する追加切除の適応に一定の見解は得られていない.今回,切除断端陽性胃癌の治療の現況を検討し,適切な治療方針を考察した.方法:2000年1月から2010年9月までの胃癌術後切除断端陽性59例を臨床病理組織学的に分析した.結果:切除断端陽性例は全体の3.3%で,Stage IVで最も頻度が高かった.Stage Iは5例中3例が追加切除となり,2例に再切除標本内の癌遺残を認めた.Stage II・IIIの17例には,巨大腫瘍・リンパ節転移陽性・SE以深・未分化型腺癌の症例が有意に多く,2例に追加切除が,15例に化学療法が施行された.術後2年以内の遠隔再発はStage II 25%,Stage IIIA 57%,Stage IIIB 67%だった.Stage IVの37例は全例追加切除の対象とならなかった.結語:Stage Iは追加切除の適応であり,Stage IVは追加切除の適応とならなかった.Stage II・IIIは遠隔再発リスクの高い症例が多く,追加切除の適応は限定され化学療法が選択されることが多かった.これらの症例には病理組織学的検査結果をふまえて追加切除の適応を判断することが必要と考えられた.(著者抄録)
  • 小西 孝宜, 鍋谷 圭宏
    外科と代謝・栄養 47(1) 41-43 2013年2月  
  • 小西 孝宜, 高西 喜重郎, 森田 泰弘, 松本 潤
    日本臨床外科学会雑誌 73(増刊) 769-769 2012年10月  
  • 小西 孝宜, 貝沼 修, 永田 松夫, 滝口 伸浩, 早田 浩明, 池田 篤, 鍋谷 圭宏, 趙 明浩, 太田 拓実, 山本 宏
    日本消化器外科学会雑誌 45(2) 169-175 2012年2月  
    症例は67歳の女性で,皮膚筋炎の診断時に施行した腹部造影CTにて肝外側区域に5cm大の門脈相で周囲に造影効果を伴う肝腫瘍を認め,精査加療目的に紹介となった.肝炎ウイルスはHBV,HCVが陰性で,AFP,PIVKA-IIは正常範囲内であった.転移性肝腫瘍を鑑別に精査するも肝外に原発巣は認めなかった.診断治療目的に腹腔鏡下肝部分切除術を施行.病理組織学的検査は,HE染色で核/細胞質比が高く核異型の強い小型腫瘍細胞の増殖を認め,免疫染色検査でCD56,Synaptophysin陽性であり肝原発小細胞癌と診断された.術後CDDP+VP-16を2コース施行するも,術後10ヵ月で腹腔内リンパ節再発を術後12ヵ月で右副腎再発を認めた.無治療のまま現在術後16ヵ月生存中である.肝原発小細胞癌は極めてまれな疾患であり,予後や治療法に関して一定の見解は得られていない.肝原発小細胞癌に関して文献的考察を加え報告する.(著者抄録)
  • 滝口 伸浩, 永田 松夫, 鍋谷 圭宏, 池田 篤, 貝沼 修, 早田 浩明, 趙 明浩, 太田 拓実, 朴 成進, 小西 孝宜, 有光 秀仁, 柳橋 浩男, 山本 宏
    日本外科学会雑誌 112(1) 526-526 2011年5月25日  
  • 小西 孝宜, 滝口 伸浩, 永田 松夫, 早田 浩明, 貝沼 修, 池田 篤, 鍋谷 圭宏, 趙 明浩, 太田 拓実, 朴 成進, 有光 秀仁, 柳橋 浩男, 山本 宏
    日本外科学会雑誌 112(1) 596-596 2011年5月25日  
  • 早田 浩明, 山本 宏, 永田 松夫, 滝口 伸浩, 鍋谷 圭宏, 貝沼 修, 池田 篤, 趙 明浩, 太田 拓実, 小西 孝宜, 朴 成進, 有光 秀仁, 柳橋 浩男
    日本外科学会雑誌 112(1) 609-609 2011年5月25日  
  • 柳橋 浩男, 貝沼 修, 傳田 忠道, 山本 宏, 趙 明浩, 滝口 伸浩, 早田 浩明, 鍋谷 圭宏, 池田 篤, 太田 拓実, 朴 進成, 有光 秀仁, 小西 孝宜, 永田 松夫
    Liver Cancer 16(2) 181-188 2010年11月  
    63歳女性。他院にてstage IIIaの直腸癌に対し低位前方切除術を受け、術後化学療法としてUFTやS-1が行なわれた。だが肝転移を認め、FOLFOX、UFT/LV、CPT-11投与後もPDであったため、著者らの施設へ紹介となった。造影CTにより切除不能の大腸癌肝転移と診断され、cetuximab+CPT-11を16コース施行された結果、転移巣はPRとなり、更に拡大肝左葉切除+S6部分切除が行なわれた。以後、病理組織学的に本症例は大腸癌の肝転移であり、化学療法の効果はgrade Ibで、経過は良好であった。
  • 新井 隆之, 趙 明浩, 山本 宏, 滝口 伸浩, 貝沼 修, 早田 浩明, 鍋谷 圭宏, 太田 拓実, 池田 篤, 朴 成進, 柳橋 浩男, 有光 秀仁, 小西 孝宜, 永田 松夫
    日本臨床外科学会雑誌 71(増刊) 957-957 2010年10月  
  • 海保 隆, 土屋 俊一, 柳澤 真司, 外川 明, 新村 兼康, 岡本 亮, 西村 真樹, 小林 壮一, 前田 慎太郎, 小西 孝宜
    日本外科学会雑誌 111(2) 618-618 2010年3月5日  

共同研究・競争的資金等の研究課題

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