研究者検索結果一覧 北本 匠 北本 匠キタモト タクミ (Takumi Kitamoto) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属千葉大学 千葉大学医学部附属病院 助教 (診療講師)学位医学士(2008年3月 千葉大学医学部)医学博士(2017年3月 千葉大学大学院医学薬学府)連絡先t.kitamotochiba-u.jp研究者番号90916173ORCID ID https://orcid.org/0000-0002-9457-267XJ-GLOBAL ID202101007450993555researchmap会員IDR000028887 研究キーワード 1 Primary Aldosteronism 研究分野 2 ライフサイエンス / 代謝、内分泌学 / 原発性アルドステロン症 ライフサイエンス / 代謝、内分泌学 / 肥満・糖尿病 経歴 12 2022年4月 - 現在 千葉大学医学部附属病院 糖尿病・代謝・内分泌内科 助教 (診療講師) 2021年6月 - 現在 千葉大学大学院医学研究院 内分泌代謝・血液・老年内科学 特任助教 2020年4月 - 現在 コロンビア大学 Department of Medicine Associate Research Scientist 2017年4月 - 2020年4月 コロンビア大学 Department of Medicine Post-doctoral Research Fellow 2019年4月 - 2020年3月 公益財団法人上原記念生命科学財団 (海外留学助成リサーチフェローシップ) もっとみる 学歴 3 2013年4月 - 2017年3月 千葉大学 博士課程教育リーディングプログラム 2013年4月 - 2017年3月 千葉大学 医学部医学薬学府 博士課程 2002年4月 - 2008年3月 千葉大学 医学部 受賞 7 2017年12月 日本ホルモンステーション優秀論文賞 Clinical and Steroidogenic Characteristics of Aldosterone-Producing Adenomas with ATPase or CACNA1D gene mutations 認定NPO法人日本ホルモンステーション Takumi Kitamoto, Tetsuo Nishikawa 2014年10月 第37回日本高血圧学会総会高得点演題賞 アルドステロン産生腺腫(APA)88例におけるKCNJ5・ATPase・CACNA1D遺伝子変異の 頻度と臨床的特徴の比較検討 日本高血圧学会 北本匠, 末松佐知子, 松澤陽子, 齋藤淳, 大村昌夫, 西川哲男 2014年7月 第46回日本動脈硬化学会優秀ポスター賞 アルドステロン産生腺腫88例におけるKCNJ5遺伝子変異が心血管合併症 に与える影響と手術治療効果の検討 日本動脈硬化学会 北本匠、末松佐知子、松澤陽子、齋藤淳、大村昌夫、西川哲男 2014年4月 第28回内科学会奨励賞 アルドステロン産生腺腫(APA)88例におけるATPase遺伝子変異の頻度と臨床的特徴の比較検討 日本内科学会 北本匠, 末松佐知子, 松澤陽子, 齋藤淳, 大村昌夫, 西川哲男 2013年5月 Aldosterone Award アルドステロン産生腺腫でのACTH負荷試験の有用性—KCNJ5遺伝子変異の有無による 臨床的特徴の検討をふまえて— 第4回アルドステロンフォーラム 北本匠, 末松佐知子, 早坂愛, 高士祐一, 京原麻由, 竹本潤哉, 松澤陽子, 齋藤淳, 大村昌夫, 西川哲男 もっとみる 論文 51 Sitagliptin successfully ameliorates glycemic control in Werner syndrome with diabetes. Takumi Kitamoto, Minoru Takemoto, Masaki Fujimoto, Takahiro Ishikawa, Shunichiro Onishi, Emiko Okabe, Ryoichi Ishibashi, Kazuki Kobayashi, Harukiyo Kawamura, Koutaro Yokote Diabetes care 35(12) e83 2012年12月 査読有り筆頭著者 «12 MISC 31 KCNJ5変異陽性アルドステロン産生腺腫における内分泌学的活性に基づいた細胞形態像の解析 山崎 有人, 東 いぶき, 宍戸 悠華, 安達 友津, 伊勢 和恵, 手塚 雄太, 尾股 慧, 小野 美澄, 森本 玲, 北本 匠, 西川 哲男, 中村 保宏, 伊藤 貞嘉, 佐藤 文俊, 笹野 公伸 日本内分泌学会雑誌 94(4) 1587-1587 2018年12月 KCNJ5変異陽性アルドステロン産生腺腫における内分泌学的活性に基づいた細胞形態像の解析 山崎 有人, 東 いぶき, 宍戸 悠華, 安達 友津, 伊勢 和恵, 手塚 雄太, 尾股 慧, 小野 美澄, 森本 玲, 北本 匠, 西川 哲男, 中村 保宏, 伊藤 貞嘉, 佐藤 文俊, 笹野 公伸 日本内分泌学会雑誌 94(1) 339-339 2018年4月 肥満外科手術における報酬処理の変化 平野 好幸, 松本 淳子, 北原 綾, 徳山 宏丈, 山賀 政弥, 北本 匠, 松本 浩史, 桝田 喜正, 清水 栄司, 横手 幸太郎 日本肥満症治療学会学術集会プログラム・抄録集 35回 105-105 2017年6月 夜間の持続高血糖が血糖管理不良糖尿病患者におけるFMD低下に寄与する可能性について 井出佳奈, 前澤善朗, 山本修一, 馬場雄介, 山本雅, 加藤尚也, 林愛子, 井出真太郎, 坂本憲一, 正司真弓, 服部暁子, 山賀政弥, 北本匠, 石川崇広, 越坂理也, 竹本稔, 横手幸太郎 糖尿病(Web) 60(Suppl) 2017年 どこが変わった?糖尿病診療のガイドライン 高齢者糖尿病の血糖コントロール目標 北本匠, 石川崇広, 横手幸太郎 糖尿病診療マスター 15(5) 2017年 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 2 肝・脂肪連関における肝FoxO1/PPARαによる糖代謝特異的制御機構の解明と臨床応用 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2027年3月 北本 匠, 小笠原 定久, 松本 泰典, 黒田 正幸, 前澤 善朗, 横手 幸太郎 転写因子FoxO1/PPARαを用いた選択的インスリン抵抗性の病態解明 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2024年3月 北本 匠 産業財産権 1 特許WO2020142646-A1 Treating or preventing disease or disorder e.g. diabetes type 1, or 2, or metabolic syndrome in human associated with impaired pancreatic function, involves co-administering forkhead box O1 inhibitor and Notch inhibitor ACCILI D, KITAMOTO T, LIN H V その他 2 高血圧診療での新たな個別化医療の確立 原発性アルドステロン症への地域・施設間差をなくす診断モデルを開発 -医療費削減に貢献!- 2023年12月 プレスリリース 千葉大学HP https://www.chiba-u.ac.jp/news/research-collab/--_7.html Research map https://researchmap.jp/press_releases/press_releases/view/633014/0411119647f9c0083430eec2a5debfb3?frame_id=1601185 日本において約4,300万人いるとされている高血圧患者さんの約10%に当たる430万人以上の方が、「原発性アルドステロン症 (PA)」という病気が原因であると推定されています。PAによる高血圧は手術によって治癒しうる病気ですが、この判断には、超選択的副腎静脈採血 (sAVS)という最先端の診断技術が必要です。しかし、sAVSはまだ限られた施設でしか利用できません。そこで、千葉大学医学部附属病院の北本匠助教、IBM Researchの井手剛博士、横浜労災病院の西川哲男名誉院長、鶴谷悠也部長、東北大学大学院医学系研究科病理診断学分野の佐藤文俊客員教授、東北大学病院糖尿病代謝・内分泌内科の手塚雄太医員、市立札幌病院和田典男部長の研究チームは、機械学習を応用した独自のアルゴリズムを開発し、一般的な診療情報を用いてPA患者さんのうち、sAVSによる診断が必要な方を35%まで絞り込むことに成功しました。この成果により、sAVSを実施することなく65%にあたる患者さんの治療方針を94%の精度で決定することが可能となったため、不必要な入院・採血等の負担を減らすことができます。同時に、35%のsAVSを必要とする患者さんのみに診断を実施し「治せる高血圧」をより多く見つけることも実現できます。本研究成果は、科学誌 Scientific Report にて2023年12月11日にオンライン公開されました。 インスリンによる糖と脂質代謝制御の全体像を全ゲノムレベルで解明 糖尿病で問題となる糖代謝特有の制御領域を特定 2021年11月 プレスリリース 千葉大学HP https://www.m.chiba-u.ac.jp/research-topics/211108/ コロンビア大学医学部 北本匠研究員(千葉大学大学院医学研究院特任助教:現在留学中)、Domenico Accili 教授、千葉大学大学院医学研究院 金田篤志教授、岡部篤史助教らの研究チームは、最新技術を駆使し、健康状態及び糖尿病状態で糖代謝制御において重要な役割を持つ転写因子 FoxO1がゲノムに働きかける全体像を、特に糖・脂質代謝の観点から明らかにしました。全ゲノムレベルでインスリンシグナルによる糖と脂質代謝の制御機構の違いが明らかとなったのは世界で初めてです。動物モデルの作成及び、全ゲノム情報の網羅的解析技術を駆使することで、糖尿病で問題となる糖代謝特有の制御領域を特定し、病気によりゲノム上に生じる変化が明らかになりました。この成果により、インスリンの仕組みを応用した今までにない作用機序の薬剤である「選択的インスリン感受性改善薬」という新たな治療法の確立につながることが期待されます。本研究成果は、科学誌「米国科学アカデミー紀要」にて 2021 年 11 月 4 日 (日本時間)にオンライン公開されました。 添付ファイル
北本 匠キタモト タクミ (Takumi Kitamoto) ダウンロードする帳票の形式を下記より選択して下さい 「教育研究等環境」形式 「文科省帳票様式第4号 ①履歴書」形式 「文科省帳票様式第4号 ②教育研究業績書」形式 基本情報 所属千葉大学 千葉大学医学部附属病院 助教 (診療講師)学位医学士(2008年3月 千葉大学医学部)医学博士(2017年3月 千葉大学大学院医学薬学府)連絡先t.kitamotochiba-u.jp研究者番号90916173ORCID ID https://orcid.org/0000-0002-9457-267XJ-GLOBAL ID202101007450993555researchmap会員IDR000028887 研究キーワード 1 Primary Aldosteronism 研究分野 2 ライフサイエンス / 代謝、内分泌学 / 原発性アルドステロン症 ライフサイエンス / 代謝、内分泌学 / 肥満・糖尿病 経歴 12 2022年4月 - 現在 千葉大学医学部附属病院 糖尿病・代謝・内分泌内科 助教 (診療講師) 2021年6月 - 現在 千葉大学大学院医学研究院 内分泌代謝・血液・老年内科学 特任助教 2020年4月 - 現在 コロンビア大学 Department of Medicine Associate Research Scientist 2017年4月 - 2020年4月 コロンビア大学 Department of Medicine Post-doctoral Research Fellow 2019年4月 - 2020年3月 公益財団法人上原記念生命科学財団 (海外留学助成リサーチフェローシップ) もっとみる 学歴 3 2013年4月 - 2017年3月 千葉大学 博士課程教育リーディングプログラム 2013年4月 - 2017年3月 千葉大学 医学部医学薬学府 博士課程 2002年4月 - 2008年3月 千葉大学 医学部 受賞 7 2017年12月 日本ホルモンステーション優秀論文賞 Clinical and Steroidogenic Characteristics of Aldosterone-Producing Adenomas with ATPase or CACNA1D gene mutations 認定NPO法人日本ホルモンステーション Takumi Kitamoto, Tetsuo Nishikawa 2014年10月 第37回日本高血圧学会総会高得点演題賞 アルドステロン産生腺腫(APA)88例におけるKCNJ5・ATPase・CACNA1D遺伝子変異の 頻度と臨床的特徴の比較検討 日本高血圧学会 北本匠, 末松佐知子, 松澤陽子, 齋藤淳, 大村昌夫, 西川哲男 2014年7月 第46回日本動脈硬化学会優秀ポスター賞 アルドステロン産生腺腫88例におけるKCNJ5遺伝子変異が心血管合併症 に与える影響と手術治療効果の検討 日本動脈硬化学会 北本匠、末松佐知子、松澤陽子、齋藤淳、大村昌夫、西川哲男 2014年4月 第28回内科学会奨励賞 アルドステロン産生腺腫(APA)88例におけるATPase遺伝子変異の頻度と臨床的特徴の比較検討 日本内科学会 北本匠, 末松佐知子, 松澤陽子, 齋藤淳, 大村昌夫, 西川哲男 2013年5月 Aldosterone Award アルドステロン産生腺腫でのACTH負荷試験の有用性—KCNJ5遺伝子変異の有無による 臨床的特徴の検討をふまえて— 第4回アルドステロンフォーラム 北本匠, 末松佐知子, 早坂愛, 高士祐一, 京原麻由, 竹本潤哉, 松澤陽子, 齋藤淳, 大村昌夫, 西川哲男 もっとみる 論文 51 Sitagliptin successfully ameliorates glycemic control in Werner syndrome with diabetes. Takumi Kitamoto, Minoru Takemoto, Masaki Fujimoto, Takahiro Ishikawa, Shunichiro Onishi, Emiko Okabe, Ryoichi Ishibashi, Kazuki Kobayashi, Harukiyo Kawamura, Koutaro Yokote Diabetes care 35(12) e83 2012年12月 査読有り筆頭著者 «12 MISC 31 KCNJ5変異陽性アルドステロン産生腺腫における内分泌学的活性に基づいた細胞形態像の解析 山崎 有人, 東 いぶき, 宍戸 悠華, 安達 友津, 伊勢 和恵, 手塚 雄太, 尾股 慧, 小野 美澄, 森本 玲, 北本 匠, 西川 哲男, 中村 保宏, 伊藤 貞嘉, 佐藤 文俊, 笹野 公伸 日本内分泌学会雑誌 94(4) 1587-1587 2018年12月 KCNJ5変異陽性アルドステロン産生腺腫における内分泌学的活性に基づいた細胞形態像の解析 山崎 有人, 東 いぶき, 宍戸 悠華, 安達 友津, 伊勢 和恵, 手塚 雄太, 尾股 慧, 小野 美澄, 森本 玲, 北本 匠, 西川 哲男, 中村 保宏, 伊藤 貞嘉, 佐藤 文俊, 笹野 公伸 日本内分泌学会雑誌 94(1) 339-339 2018年4月 肥満外科手術における報酬処理の変化 平野 好幸, 松本 淳子, 北原 綾, 徳山 宏丈, 山賀 政弥, 北本 匠, 松本 浩史, 桝田 喜正, 清水 栄司, 横手 幸太郎 日本肥満症治療学会学術集会プログラム・抄録集 35回 105-105 2017年6月 夜間の持続高血糖が血糖管理不良糖尿病患者におけるFMD低下に寄与する可能性について 井出佳奈, 前澤善朗, 山本修一, 馬場雄介, 山本雅, 加藤尚也, 林愛子, 井出真太郎, 坂本憲一, 正司真弓, 服部暁子, 山賀政弥, 北本匠, 石川崇広, 越坂理也, 竹本稔, 横手幸太郎 糖尿病(Web) 60(Suppl) 2017年 どこが変わった?糖尿病診療のガイドライン 高齢者糖尿病の血糖コントロール目標 北本匠, 石川崇広, 横手幸太郎 糖尿病診療マスター 15(5) 2017年 もっとみる 共同研究・競争的資金等の研究課題 2 肝・脂肪連関における肝FoxO1/PPARαによる糖代謝特異的制御機構の解明と臨床応用 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2027年3月 北本 匠, 小笠原 定久, 松本 泰典, 黒田 正幸, 前澤 善朗, 横手 幸太郎 転写因子FoxO1/PPARαを用いた選択的インスリン抵抗性の病態解明 日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2024年3月 北本 匠 産業財産権 1 特許WO2020142646-A1 Treating or preventing disease or disorder e.g. diabetes type 1, or 2, or metabolic syndrome in human associated with impaired pancreatic function, involves co-administering forkhead box O1 inhibitor and Notch inhibitor ACCILI D, KITAMOTO T, LIN H V その他 2 高血圧診療での新たな個別化医療の確立 原発性アルドステロン症への地域・施設間差をなくす診断モデルを開発 -医療費削減に貢献!- 2023年12月 プレスリリース 千葉大学HP https://www.chiba-u.ac.jp/news/research-collab/--_7.html Research map https://researchmap.jp/press_releases/press_releases/view/633014/0411119647f9c0083430eec2a5debfb3?frame_id=1601185 日本において約4,300万人いるとされている高血圧患者さんの約10%に当たる430万人以上の方が、「原発性アルドステロン症 (PA)」という病気が原因であると推定されています。PAによる高血圧は手術によって治癒しうる病気ですが、この判断には、超選択的副腎静脈採血 (sAVS)という最先端の診断技術が必要です。しかし、sAVSはまだ限られた施設でしか利用できません。そこで、千葉大学医学部附属病院の北本匠助教、IBM Researchの井手剛博士、横浜労災病院の西川哲男名誉院長、鶴谷悠也部長、東北大学大学院医学系研究科病理診断学分野の佐藤文俊客員教授、東北大学病院糖尿病代謝・内分泌内科の手塚雄太医員、市立札幌病院和田典男部長の研究チームは、機械学習を応用した独自のアルゴリズムを開発し、一般的な診療情報を用いてPA患者さんのうち、sAVSによる診断が必要な方を35%まで絞り込むことに成功しました。この成果により、sAVSを実施することなく65%にあたる患者さんの治療方針を94%の精度で決定することが可能となったため、不必要な入院・採血等の負担を減らすことができます。同時に、35%のsAVSを必要とする患者さんのみに診断を実施し「治せる高血圧」をより多く見つけることも実現できます。本研究成果は、科学誌 Scientific Report にて2023年12月11日にオンライン公開されました。 インスリンによる糖と脂質代謝制御の全体像を全ゲノムレベルで解明 糖尿病で問題となる糖代謝特有の制御領域を特定 2021年11月 プレスリリース 千葉大学HP https://www.m.chiba-u.ac.jp/research-topics/211108/ コロンビア大学医学部 北本匠研究員(千葉大学大学院医学研究院特任助教:現在留学中)、Domenico Accili 教授、千葉大学大学院医学研究院 金田篤志教授、岡部篤史助教らの研究チームは、最新技術を駆使し、健康状態及び糖尿病状態で糖代謝制御において重要な役割を持つ転写因子 FoxO1がゲノムに働きかける全体像を、特に糖・脂質代謝の観点から明らかにしました。全ゲノムレベルでインスリンシグナルによる糖と脂質代謝の制御機構の違いが明らかとなったのは世界で初めてです。動物モデルの作成及び、全ゲノム情報の網羅的解析技術を駆使することで、糖尿病で問題となる糖代謝特有の制御領域を特定し、病気によりゲノム上に生じる変化が明らかになりました。この成果により、インスリンの仕組みを応用した今までにない作用機序の薬剤である「選択的インスリン感受性改善薬」という新たな治療法の確立につながることが期待されます。本研究成果は、科学誌「米国科学アカデミー紀要」にて 2021 年 11 月 4 日 (日本時間)にオンライン公開されました。 添付ファイル