檜垣 泰彦, 土屋 俊, 今泉 貴史, 川端 良子, 市川 熹
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム 104(714) 31-36 2005年3月4日
研究活動の結果として生み出される学術成果に関するデータの保存, 管理は, 研究者自身が研究者自身の計算機環境で行うことが望ましい.大学における評価システムの充実, 研究活動の公開性が求められるなか, 各種調査や学外広報のため, 研究者の教育・研究活動に関するデータを収集・集計する機会が増加してきている.そこで, 学術成果のデータベースを, 研究者が扱いに慣れたクライアントソフトウェアを使用して分散的に管理し, 必要に応じて収集, 加工するシステム構成を提案する.提案する構成では専用のサーバを置かないので, そのための機材, 人員, 保守経費が発生しない.また, データは研究者の手許にあり, その記述にXMLを利用するため, 既存ソフトウェアでの利用可能性が高まる.