藤田 淳子   福井 小紀子   池崎 澄江   辻村 真由子   
日本公衆衛生雑誌 67(11) 819-827 2020年11月
目的 在宅チームケアにおいて重要な役割を担う介護関連職の認識する医療職との連携困難感を測定する尺度を開発することである。方法 緩和ケアの多職種研修会に関連した研究結果から介護関連職からみた医療職との連携困難感に関する内容を抽出し、専門家パネルにて10項目の設問からなる尺度原案を作成した。1都市の在宅ケアに従事する介護関連職を対象に、自記式質問紙調査を実施し、尺度の信頼性・妥当性について検討した。結果 220人を分析対象とした探索的および確証的因子分析の結果、2因子構造6項目を採択した。因子...