| 大学院理学研究院
プロフィール結び目のエネルギー(https://en.wikipedia.org/wiki/Knot_energy)の概念を導入し、その最初の例(メビウスエネルギーと呼ばれる https://en.wikipedia.org/wiki/M%C3%B6bius_energy)を与えた。これは、各々の結び目型のなかで、エネルギーを最小にするようなものとして、代表的な形を定めたい、という動機から出たものである。 その後、この話題は、幾何学的結び目理論と呼ばれ、その高次元化も含めて、メビウス幾何学、積分幾何学、解析学の一部とも関連が出てきた。最近は、ユークリッド空間の部分多様体(結び目、曲面、ボディなど)の正則化されたポテンシャルとボディの中心、超関数論の意味で一般化されたエネルギーと、解析接続を使って得られた関数の留数と元の多様体の幾何学的な量との関係を調べている。 また、折れ線結び目のなす配置空間にも興味を持っている。
研究キーワード 幾何学
,結び目のエネルギー
,ポテンシャル
,留数
,メビウス幾何
,マグニチュード
,ポリゴン
論文 今井 淳    68(4) 1268-1291 2022年10月 [査読有り]
今井 淳   坂田 繫洋    2021年11月 [査読有り]
レミ ランジュヴァン   今井 淳   ジャン=クロード シフレ    埼玉数学雑誌 33 13-22 2021年 [査読有り]
今井 淳    数学成果 2020年10月 [査読有り]
今井 淳    2020年3月 [査読有り]
書籍等出版物 ワールド・サイエンティフィック社 2003年 (ISBN:9812383166) |
講演・口頭発表等 今井 淳    マグニチュード2023 2023年12月6日 [招待有り]
今井 淳    ウド氏と微分幾何学 2023年3月28日 [招待有り]
今井 淳    結び目のエネルギー、多様体の留数と関連する話題 2023年3月18日 [招待有り]
今井 淳    数学と材料科学:絡み構造の可視化と最適な埋め込み写像の国際、学際研究集会 2022年7月6日 [招待有り]
今井 淳    MARS (Models, Algorithms, Computers and Systems) Workshop 2019年9月23日 [招待有り]
MISC 今井 淳    山口大学数理科学レクチャーノート (4) 2018年6月 [招待有り]
今井 淳    物性研究 92(1) 119-122 2009年 R^3の等辺等角n角形(n≤6)全体のなす配置空間と、その各点が表す配置を具体的に求めた。
経歴 2016年3月 - 現在 千葉大学 大学院理学研究科 基盤理学専攻 数学・情報数理学コース 教授
1995年4月 - 2005年3月 東京都立大学理学部 助教授
1989年10月 - 1995年3月 東京都立大学理学部 助手
所属学協会
Mathematical Society of Japan
委員歴
平成18、19年度国家公務員採用I種試験(理工II)試験専門委員
|
|
|