大原 裕子   中野   清水 安子   正木 治恵   
日本糖尿病教育・看護学会誌 14(1) 11-21 2010年3月
本研究の目的は、糖尿病患者に身体の心地よさに働きかける看護援助を行い、セルフケアを視点とした自己を取り巻く生活や身体に対する認識や思いを中心に、どのような反応が得られるのかを明らかにし、本看護援助の意義について考察することである。セルフケアに向き合えないでいると捉えられる外来通院中の成人糖尿病患者6名を対象に、看護援助を行いつつ対象者の言動をデータ収集し質的に分析した。その結果、【マッサージの場による研究者との居心地の良い距離感】【自分の身体や病気に掛り合う家族支援や自分なりの尽力】【病気...