近藤 昭彦   小林 達明   鈴木 弘行   
日本地理学会発表要旨集 2012(0) 100231-100231 2012年
2011年3月11日は日本にとって忘れられない日となった。東電福島第一原発の一連の事故により大量の放射性物質が環境中に放出され、阿武隈の山村で人の暮らしが突然奪われてしまった。人と自然の関係学である地理学の立場から、福島に通いつつ地理学の貢献のあり方について考え続けてきた。<br> 福島県を含む広域を対象として空間線量率、沈着量等の地図化が試みられている(文科省HP)。しかし、地域はそれが狭くても個性を持つ。&ldquo;暮らしスケール&rdquo;の汚染の実態...