小笠原 定久   井上 将法   叶川 直哉   加藤 直也   
臨床消化器内科 38(7) 956-960 2023年6月
<文献概要>▼近年,iVR以外の治療,特に薬物療法の発展により肝細胞癌治療体系の中での肝動脈化学塞栓術(TACE)および肝動注化学療法(HAIC)の位置付けが変化しつつある.▼TACEにより肝機能を悪化させると後治療への移行が難しくなることから,TACE前に肝機能低下のリスクを多角的に評価する必要がある.▼HAICは薬物療法不応・不適症例に用いられることが増えつつある.