奥村 ゆかり   渡邉 聡美   勝田 真由美   中村 敦子   木村 佳代子   鈴木 美恵子   
日本赤十字広島看護大学紀要 15 51-58 2015年3月
本研究の目的は、育児支援プログラムによる母親へのストレスの効果を明らかにすることである。対象は、妊娠期27名、育児期51名の母親とした。プログラム前後に、唾液アミラーゼ、HF、LF/HF、新版STAI、対児感情尺度、エジンバラ産後うつ病自己評価票(EPDS)を測定した。妊娠期のプログラムは、HFの有意な上昇(p<0.05)、状態不安の有意な低下(p<0.001)、対児感情の拮抗指数の有意な低下をさせた(p<0.01)。育児期のプログラムは、唾液アミラーゼ値の有意な低下(p<0.001)、H...