平田 正吾   奥住 秀之   北島 善夫   細渕 富夫   国分 充   
千葉大学教育学部研究紀要 62 133-138 2014年3月
1990年代における我が国の脳性麻痺(CP)の発生頻度の推移について,3つの地域(沖縄県,滋賀県,姫路市)を対象とした調査の結果を概観することから検討した。その結果,1)1990年代にCPが増加傾向にあるのかについては調査により異なっていたが,減少傾向とするものはなかった。しかし,2)いずれの調査においても,LBW児や早産児のCPが多く,更に3つの内2つの調査ではLBW児のCPが増加傾向にあった。