吉岡 亮衛   藤田 剛志   
情報処理学会研究報告人文科学とコンピュータ(CH) 2007(95) 41-48 2007年9月
本研究の目的は、日本、ドイツ、フィリピンの 3 カ国の高校 1 年生が持つ科学的な態度について調査結果の分析を通して比較することである。そのために科学的な態度のモデルを仮定し、このモデルに基づいて調査問題を作成し、調査を実施した。分析結果から、科学的な態度はドイツ・フィリピン・日本の順に優位であり、PISA の科学的リテラシーの調査結果とは異なる結果が得られた。また、科学的な態度は男子よりも女子の方が優位であること、正の科学的な態度と負の科学的な態度の関係は、負の相関関係にあることが分かっ...