奥村 恵美佳   田内 隆利   久保 光徳   
日本デザイン学会研究発表大会概要集 61 15-15 2014年
一般的にデザイン作品はグラフィック、プロダクト、スペースデザイン、また芸術作品の多くは、絵画、彫刻、インスタレーションといったような枠組みの中に分類される。この分類方法は、形態や色彩など物理的情報によってなされたものである。すなわち、人間の知覚や認知の過程が考慮されていない。視覚は大脳皮質の連合野において処理され、過去の記憶を含めた情報が補われることによって初めて認知できる。視覚によって得ている情報が、そのモノをそのまま「見ている」のではなく、「考えている」ことでその情報を得ているのならば...