研究者業績

青木 宏展

アオキ ヒロノブ  (Hironobu AOKI)

基本情報

所属
千葉大学 デザイン・リサーチ・インスティテュート(dri) 助教
学位
博士(学術)(2019年9月 千葉大学)
修士(学術)(2016年3月 千葉大学)

研究者番号
20887731
J-GLOBAL ID
202001000760846593
researchmap会員ID
R000004717

論文

 17

MISC

 65
  • 蘇日娜, 青木宏展, 植田憲
    第17回アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 161-164 2023年10月  査読有り
  • 易前燚, 青木宏展, 植田憲, 唐澤太輔
    第17回アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 157-160 2023年10月  査読有り
  • 莊子瑩, 青木宏展, 植田 憲, 黄世輝
    第17回アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 153-156 2023年10月  査読有り
  • 丸山 新世, 植田 憲, 青木 宏展
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 466 2023年  
    本研究は、千葉県の海に内在する資源を再発見、再認識し、 千葉県が「海の県」であるという認識を県内で共有し、県外にも千葉 の海の魅力の象徴として発信していけるような統一ブランドの制作提 案を目的とする。
  • 髙橋 晴飛, 加藤 由宇, 佐々木 大和, 田畑 沙彩, 小野 健太, 原 寛道, 青木 宏展, 根津 孝太, 高木 正太郎
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 474 2023年  
    地域観光への公共サイン及びAR技術の活用に関する研究 本研究では、観光において公共サインを有効に利用することを目的とした。今回は、墨田区向島地区の歴史散策案内板の改修に加え新たな価値を付加し、独自の観光モデルを提案した。 また目的達成に向けて、案内板を観光資源とするためARコンテンツの制作・実験を行い、実証実験を経て、最終的に社会実装することを提案の目標とした。
  • 青木 宏展, 都 宥林, 沈 恵園, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 462 2023年  
    本研究は、地域に点在する潜在化の著しい歴史的立体造形を対象とし、その3Dデータの取得・保存・活用を通じて、それらの顕在化・共有化を図る研究の一環である。本稿では、東京都墨田区に位置する石造文化財を対象に、それらの3Dデータを活用し、視覚障害者をはじめとした多様な生活者の鑑賞に資する立体展示モデルの制作のための指針を導出することを目的とした。2点の石像文化財の3Dデータを取得し、6つの展示モデルを試作した。試作モデルを公開し、視覚障害をもつ鑑賞者ならびに触れる展示の実践者・研究者からの評価を受けた。以上を通して、多様な生活者の鑑賞に資する立体展示モデル制作の指針として「対象の文化財が有する諸情報の抽出・整理・把握を徹底したうえで、目的に応じた立体モデルを制作する」ことを導出した。
  • 蘇 文宇, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 456 2023年  
    梳篦は身近な生活用具として、外観こそシンプルではあるが、制作工程は複雑でかつ繊細である。複数の工程があり、多くの人が協力しなければ完成できない。その過程の中で、梳篦工芸のうち竹工芸のひとつとして地域住民も参加できる生活のつながりを築いてきたと言える。地域と地域、人と人との協力を通じて、できる限り竹資源を活用する。そのつながりは知らず知らずのうちにできており、分業化の関係だけでなく相互に協力して資源を活用する関係となった。
  • 陳 娟志, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 464 2023年  
    本稿では、市原歴史博物館において一般来場者に向けた体験講座および展示の試みについて報告するとともに、来館者の属性を明確化することを目的とした。本研究では、来館者から質問紙調査により評価を得、その評価および類型化を導出した。多種応答分析方法により、触れる展示の展開に対して肯定的評価のグループ、中立的評価のクループ、否定的評価のグループ3つのグループに分けられ、X軸を「(文化財に対する)親しみやすい―親しみにくい」、Y軸を「参加型―非参加型」解析した。さらに、クラスター分析により、4つのクラスターを得、それぞれ「探求志向型」「文化財の保護志向型」「体験志向型」「保守志向型」と体験者の属性を類型化することができた。
  • 李 敏, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 70 454 2023年  
    近年、中国政府は古代建築物の保護の重要性を強調しているが、文化大革命や急速な経済発展により、全国各地の数多くの古建築や文化遺産が破壊され、それに伴い、多くの伝統行事・儀礼が消失した。潘氏祠堂は南京市の非物質遺産(無形文化財)に登録され、また、2017年には、国の文化遺産保護政策により、建物は修繕がなされたが、その使用方法やそれに伴う空間特質については十分に理解されているとは言い難い。今日、それらの把握と現代社会における活用が求められている。 本稿においては、文献調査、現地調査に基づき、潘氏祠堂の内部空間を再現することを目的とした。当該地域の生活者らとともに祠堂の復元に取り組むことで、文化遺産の保護と地域振興に貢献することを目指した。
  • 王建明, 青木宏展, 植田憲
    第16回アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 235-238 2022年10月  
  • 陳娟志, 青木宏展, 植田憲
    第16回アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 243-246 2022年10月  
  • 陳誼菲, 青木宏展, 植田憲
    第16回アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 231-234 2022年10月  
  • 蘇文宇, 青木宏展, 植田憲
    第16回アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 239-242 2022年10月  
  • 孔春, 青木宏展, 植田憲
    第16回アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 247-250 2022年10月  
  • 宮田 佳美, 李 月, 都 宥林, 沈 恵園, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 128-129 2022年  
    千葉市若葉区いずみ地区において、「炭焼き小屋再生プロジェクト」を展開した。文献調査および現地調査を実施し、当該地域において炭焼き小屋が生活文化の形成において重要な位置づけにあったことが確認された。これを再生することにより、森林保全を行うだけではなく、地域づくりにつなげる活動へと展開することが重要といったことが参与者の間で確認され、任意団体が設立された。今後、炭焼き小屋の具体的な利活用方法について検討し、多くの人が地域づくりに参与できる体制づくりを行いたい。
  • 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 380-381 2022年  
    地域社会の自立・自律が求められる今日において、いかにして地域の文化を伝達・共有していくかは喫緊の課題である。本稿は、地域の生活者が参与可能な、デジタル時代における地域文化の発信・共有の場としての地域博物館の構築を目指す研究の一環である。 とりわけ本稿では地域博物館におけるデジタル造形機器を活用した展示器具の制作の事例を取り上げ、一連の活動から得られた知見ならびに課題を報告した。聞き取り調査・現地調査に基づき、地域の博物館における展示器具の不足に伴う展示の限界、収納庫のひっ迫等の課題を把握したのち、デジタル造形機器を活用した3点の展示器具の制作を行った。それらは、上記の課題に応えるものであったが、未だ①展示対象の大きさや重量における強度の限界の検証、②制作過程において放出される汚染物質量の検証等の必要性、③レーザー加工機をはじめとした一般的なデジタル造形機器で制作可能な仕様の検討等取り組むべき課題は少なくない。今後はこうした課題に取り組みつつ、本稿で制作したデジタルデータをはじめ、得られた知見を地域内で蓄積、共有するためのデジタル造形機器活用事例のアーカイブの構築等も視野に入れ、活動を展開したい。
  • 陳 祉佑, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 378-379 2022年  
    近年の生活の変容を要因として、多くの歴史資産が急速に潜在化する傾向にある。この状況は、千葉県市原市においても例外ではない。当該地域は、養老川がもたらした肥沃な土地と緑豊かな山々に恵まれ、古くから、有形・無形のさまざまな資産が創出・継承されてきた。こうした地域にある大切な資源を再発見するとともに、後世へつなぐネットワークを構築することを目指して、2015(平成27)年、「市原歴史博物館」事業が始められた。同博物館においては、近年急速に発展・普及しつつあるデジタル造形技術をいかに導入するかの検討がなされている。 本研究は、市原歴史博物館事業における試行に基づき、地域博物館におけるデジタル造形技術の導入の可能性を見出すとともにそのあり方を明確化することを目的としたものである。 具体的事例として、実物が残されていない藤原式揚水機を取り上げ、さまざまな文献資料に基づきデジタル再現し、実験・検証を繰り返し、動作モデルを制作した。このプロセスの記述を通じて、以下の各点を明らかにした。 (1)デジタルデータは修正し易いことから、比較的柔軟に「復元」「保存」へのアプローチが可能である。その場合、頻繁に出力し検証するなど、学芸員らとの密な情報共有が重要である。(2)デジタルデータは共有し易いことから、地域資源を「共有」する有効な手段になり得る。(3)デジタルデータを出力するなどの「活用」を通して、実物が残されていない歴史資産の価値を高めることが可能である。なお、本研究においては、上述した知見に基づき、教育キットの提供を行い、その効果を確かめた。
  • 呉 竹雅, 張 淑怡, 沈 恵園, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 69 114-115 2022年  
    本研究は、江戸時代からものづくりが盛んに行われてきた東京都墨田区を対象に、伝統的ものづくりを文化の側面から振興するための指針と提案を導出することを目的としたものである。文献調査により墨田区における伝統的ものづくりの歴史的文脈を概観したうえ、「長板中形」を対象に事例調査を行った。その結果、かつて当該地域内で「長板中形」の生産と使用のエコシステムが成り立っていたと考えられる。調査結果に基づき、墨田区における伝統的ものづくりの振興の指針として以下の三点を導出した。①身近にあるもの・人・ことといった資源の全体活用を志向する、②つくり手と使い手をより緊密に繋ぐ展開を志向する、③地域で伝統的ものづくりの製品の使い方を創出する機会を作る。
  • 都宥林, 張淑怡, 王一舟, 陳祉佑, 青木宏展, 植田憲
    アジアデザイン文化学会 第15回国際研究発表大会 概要論文集 2 93-96 2021年12月  査読有り
  • 孔春, 青木宏展, 植田憲
    アジアデザイン文化学会 第15回国際研究発表大会 概要論文集 2 89-92 2021年12月  査読有り
  • 蔡奕屏, 青木宏展, 植田憲
    アジアデザイン文化学会 第15回国際研究発表大会 概要論文集 2 85-88 2021年10月  査読有り
  • 王建明, 青木宏展, 植田憲
    アジアデザイン文化学会 第15回国際研究発表大会 概要論文集 2 81-84 2021年10月  査読有り
  • 土屋篤生, 青木宏展, 植田憲
    アジアデザイン文化学会 第15回国際研究発表大会 概要論文集 2 77-80 2021年10月  査読有り
  • 沈 恵園, 石川 義宗, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 380 2021年  
    栄村には「猫つぐら」という伝統的工芸品がある。それは生活の知恵を活かしてつくられたものであり,2014 年には長野県指定伝統的工芸品に認定された。しかし,村の生活の変化とともに「猫つぐら」の生産者は減少している。また,急速な工業化の影響などで伝統的な農村共同体が解体されるとともに,伝統的工芸品の地域資源は消失してきた背景がある。本稿においては,長野県の地域資源としての「猫つぐら」を取り上げ,その歴史的経緯を整理するとともに,その今日的な魅力と価値を再発見することを目的とする。栄村の生活文化を再確認・再認識することによって,伝統的な地域文化の消失を防ぐ。
  • 陳 祉佑, 張 淑怡, ド ユリム, 王 一舟, 李 月, 宮田 佳美, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 378 2021年  
    内発的観光を目指した訪日外国人向けガイドマップの制作のプロセスをまとめ、グリーンツーリズムにおいて、留学生の関係人口形成の視点からどのようなデザインが行えるのかを考察するものである。外国人留学生を中心に、訪日外国人が得たい情報をマップを通して共有するという試みは、これまであまり取り組まれてこなかった。マップの制作と発行・使用を通して、地域資源を顕在化することで、留学生をはじめとした中・長期滞在の訪日外国人が内発的観光創生に寄与できるものと考える。新鮮な目線で地域を捉えることができるという利点を通じて、地域を再発見することができ、また、こうした新たな視点により収集された情報に基づいたマップという媒体を通じて地域住民と訪日外国人とが互いに認識を深める契機ともなり得る。また、今回は主に中・長期滞在をしている訪日外国人を対象にマップを制作したが、短期滞在の訪日外国人も同じ影響を与えると望む。このような関係性を築いていくことが、国内外問わず人びとの往来が活発になされる今日において持続可能な地域発展を促進する第一歩であると考えられる。
  • 土居 詩歩, 大岩 千恵, 柴田 一樹, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 386 2021年  
    今日、少子高齢化や地方の過疎化を背景として、地域社会の活性化が求められている。一方、マップは地域のイメージを実体化させ、地域を再生させる有力な手段であるといわれている。これまで、生活者との協働に基づいて地域資源を活用した地域活性化に資するマップづくりの指針を導出した先行研究はない。本研究は、千葉県木更津市鎌足地域を対象としたマップづくりの実践を通して、当該地域の活性化に資するマップづくりの指針を導出することを目的としたものである。また、本研究におけるマップづくりは、当該地域の地域づくりに携わっている、一般社団法人木更津市観光協会と連携して行った公式なプロジェクトでもあった。 その結果、当該地域の地域活性化に資するマップづくりとは、生活者を活性化するマップづくりであるといえた。具体的には、(A)生活者の地域資源の再発見・再確認・再認識に貢献する、(B)活発な生活者たちの動きをより活性化する、(C)地域づくりに携わる人びとがそれぞれの考えや意見を、顔を合わせて共有する場をつくる、ものであるといえた。
  • 高橋 真央, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 366 2021年  
    今日、急速な開発や近代化・都市への一極集中に伴い、これまで地域社会において育まれてきたさまざまな関係性・構造は変容し、過疎化や高齢化が深刻となりつつある。それに伴い、古くから培われてきた自然と共生した生活やそこに息づく知恵は消失の一途を辿っている。このことは千葉県においても例外ではなく、各地で人と自然、また地域住民同士の関係が希薄化する傾向にある。しかしながら、その一方で、一部の地域では、現在でも人と人とが関わりながら多くの自然資源が活用している。 本稿は、千葉県木更津市・山武市・南房総市において、筆者らが実践してきた地域資源の再発見・再確認の過程から得られた自然資源活用の知恵を集積し、地域住民と活用・共有することで、今後のよりよい生活・内発的地域づくりのあるべき姿を導出することを目的としたものである。 調査・考察の結果、これまで積み上げられてきた自然資源を活用する過程では、生活者自身が地域資源を組み合わせ、人と人の交流・繋がりから、その人らしさや地域らしさを育てることで生きがいをも創出してきたことが窺えた。そのため、自然資源活用の知恵こそが、持続可能な生活を成立せしめてきた要因であった。
  • 王 一舟, 李 月, 宮田 佳美, 陳 祉佑, 張 淑怡, ド ユリム, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 392 2021年  
    本研究においては、2020年に実施したカボチャランタンづくりワークショップと藍染体験を通して、ものづくりの場としての屋外交流施設の可能性を論じた。今回の「いずみハロウィンンキャンドルナイト」は2018年から三年目であり、来場者は年々増加してきた。今回のイベントで、来場者が自然と触れ合いながら、家族と一緒にものづくりの機会を創出して、地域への関心を向上させることができたといえよう。また、今後このイベントが行われた屋外交流施設を拠点として、地域の施設、風土、文化を知るきっかけを創出することが期待できよう。
  • 土屋 篤生, 艾 尭天, 陳 祉佑, 高木 友貴, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 384 2021年  
    本稿は、2022年にオープン予定の市原歴史博物館(I’ Museum)にて、伝統的な鍛冶文化を伝える展示デザイン作成に向けた取り組みの一環である。市内に現存する実際の工房空間および使われていた道具、機械のデジタルデータを取得し、作成したAR展示に対して学芸員や一般市民等からフィードバックを受け、展示デザインの指針を次のように導出した。 ①記録対象および記録したい情報に沿った記録方法を用いる。 ②動きや構造など、実物資料や文字情報では伝わりにくいものを伝えるための展示デザインを行う。 ③自らがデータを操作する仕組みを導入することで対象への興味・関心を喚起させる。 展示に3Dデジタルデータを用いることで、従来の展示手法では難しかった、内部構造や動きの仕組みを伝えやすくなることが期待される。また、移動が難しい資料や、現存しない資料などを用いた博物館のアウトリーチ活動への一助ともなると考えられる。
  • 呉 竹雅, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 270 2021年  
    本稿は、明治時代における美術の社会的通念の形成過程に関する研究の端緒として、テキストマイニングを用い、明治期の新聞にみられる美術をめぐる社会的関心や世論の焦点を概観した。その結果、草創期の美術に関する記事のなかには、さまざまなコンテンツが登場していたが、最も社会的関心が寄らせていたのは絵画であることが明らかとなった。なかでも、西洋画より日本の絵画に対する社会的関心が高まっており、当時の社会において「日本の美術」とは何かという問いへの好奇心が抱かれていたといえよう。それは、明治政府が明治中期から帝国文明の象徴として美術を捉え、日本文化のアイデンティティを確立するためにさまざまな文教政策を推進したことと密接な関係があると考えられる。また、新聞で報じられた裸体画論争は、表面的には西洋の「美」と日本の伝統道徳観との対立であったが、実際には日本における美術の価値観に関する社会的共同の模索であり、以降の美術に関する明確な価値体系の確立に寄与した。
  • 宮田 佳美, 陳 祉佑, 張 淑怡, 王 一舟, 王 中曄, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 368 2021年  
    千葉市内陸部に位置する、若葉区・緑区ではこれまでグリーンツーリズムと称して観光PRが行われてきた。しかしながら、地域の持続的発展を目指す上ではこれまでのPRとは違う手法を検討すべきである。千葉県千葉市の内陸部を対象とした地域調査およびエリア名称・ロゴマーク決定までのプロセスを報告するとともに、新型コロナウイルス感染拡大の状況下における千葉市グリーンツーリズムの発展の方向性を提示することを目的とする。また、本プロセスにおいては、可能な限り、地域住民が参与する機会を創出することで、地域住民が主体的に活用できるデザインを目指した。その結果、多くの地域住民が参与し、グリーンツーリズムのコンセプトやエリア名称・ロゴマークが決定された。
  • 陳 娟志, 髙木 友貴, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 388 2021年  
    日本にはさまざまな歴史的造形物が存在している。しかしながら、管理不足や劣化により,遺物の消失が問題となっている。 本研究では、3Dデジタル彫刻技術を活用し、千葉県市原市における歴史的建造物の「触れる展示」や「ミュージアムグッズ制作」を推進した。 また、関心の向上を図るを高めるためのデザイン提案とともに指針の導出を行う。 本研究は、歴史的造形物の調査を通じ、新しい知識を得て、共有するために展示会の試みを行った。 その結果,「視覚と触覚」は、歴史的造形物に対する関心と理解を深めることが明らかになった。
  • 郭 庚熙, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 372 2021年  
    「万祝」とは、網元が網子へ大漁を祝うために配った漁師の晴れ着である。万祝には、かつての歴史的背景や技術、漁村の暮らしの姿が内包されている。なお、万祝を制作する際には、地域の人それぞれが各役割を果たし、より良いものをつくるため、工夫を凝らしてきた。したがって、万祝は漁村社会の生活を支えた大切な歴史的工芸資源だといえよう。しかしながら、今日においては、生活様式の変容により、当該地域の生活者らに適切に認知・共有されているとは言い難く、担い手の減少などを原因として、急速に潜在化が進む傾向にある。本稿は、万祝のつくり手の現状を把握するとともに、型紙のデジタル化に基づき、型紙の再現のためのプロセスを通して持続的なつくり手の支援のための方針を導きだすことを目的としたものである。
  • 蒋 蘭, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 148 2021年  
    近年、地域社会の生活が注目されている。本研究では、遼寧省錦州市北鎮市の伝統平房の建築過程の調査と整理に基づき、山地にある平房を例にして、伝統平房の文化的特質を明らかにする。
  • 張 淑怡, 王 一舟, 陳 祉佑, 都 宥林, 王 中曄, 李 月, 涂 肖, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 382 2021年  
    千葉県南房総市は少子高齢化による地域活性の低下が進み、とりわけ農業については後継者不足により、耕作量の減少に伴う耕作放棄地の増加などの問題が深刻化している。本稿では、南房総白浜地区の食を中心に、文献調査を通してそらまめの歴史をまとめ、現地調査でそらまめと地域の生活との関係性の一端を明らかにし、地域資源の再発見・再認識・再活用を実施した。得られた情報に基づき、地域活性化に資するそらまめのパッケージデザインを行い、実際に地域の農家生産者らさんに評価してもらい、フィードバックに基づいてパッケージの改善を行った。今後は試作品を実際に使用していただき、使用・評価・改善というプロセスを経て、より地域の活性化に貢献できる提案に繋がると期待される。
  • 孟 晗, 高橋 真央, 土屋 篤生, 蔡 奕屏, 王 一舟, 王 建明, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 132 2021年  
    本研究は、地域通貨を運営する市民団体蚕都くらぶ・ま〜ゆのメンバーとの協働に基づいて実践した映像づくりのデザイン実践を取り上げたものである。上映会で収集した質問紙調査の結果によって、コミュニティ映像づくりの効果を考察した。結果として、地域の違いや、年齢層の違いにかかわらず、(1)映画に肯定的評価を得た。(2)映画で描写する住民主体のコミュニティのあり方と地域通貨を使用した効果を観客と共有することができた。(3)地域通貨にする新たな認識が醸成され、また、地域通貨への関心と参加意欲を喚起する効果を確認された。今後、蚕都くらぶ・ま〜ゆの新たな活動を記録するコミュニティ映像づくりを継続しつつ、多様な上映活動にいかに取り組んでいくかが課題となる。
  • 郭 庚熙, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 246-249 2020年10月20日  
  • 土屋 篤生, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 250-253 2020年10月20日  
  • 宮田 佳美, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 254-257 2020年10月20日  
  • 呉 竹雅, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 258-261 2020年10月20日  
  • 王 建明, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 266-269 2020年10月20日  
  • 蔡 奕屏, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 270-273 2020年10月20日  
  • 烏蘭吉亜, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 274-277 2020年10月20日  
  • 陳 誼菲, 土屋 篤生, 陳 祉佑, 艾 尭天, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 278-281 2020年10月20日  
  • 艾 尭天, 土屋 篤生, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 282-285 2020年10月20日  
  • 髙橋 真央, 柴田 一樹, 青木 宏展, 植田 憲
    ADCS research presentation thesis アジアデザイン文化学会研究発表概要論文集 1 286-289 2020年10月20日  
  • 郭 庚熙, 土屋 篤生, 陳 誼菲, 柴田 一樹, 青木 宏展, 高木 友貴, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 316-316 2020年  
    <p>今日、日本各地では、地域資源を活用した地域活性化が求められている。特に、歴史的造形資源は、地域の特性を有する貴重な地域資源の一つである。万祝とは、型染めの技法で製作される漁師の晴れ着である。極彩色が施された図柄には、地域ごとの差異が認められ、それぞれの地域で独自に発展してきたことがうかがえる。</p><p>; しかしながら、生活様式の変容による人びとの認知不足や後継者不足などから潜在化が進み、存続の危機に晒されている。 筆者らは、これまでに万祝の型紙のデジタルデータを用いた試みとして、実生活における製品展開および実験的販売、機械彫刻した型紙を用いた職人の支援といった取り組みを行ってきた。それに引き続き、本稿では、地域資源の顕在化・共有化に資する万祝の型紙のデジタルデータの利活用方法を模索と実践に基づき導出することを目的とし、新たな試みを行った。</p>
  • 艾 尭天, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 328-328 2020年  
    <p>近年、さまざまな分野において3Dデジタル技術が世界的に注目をあつめ、活用がなされつつある。特に3Dモデリング技術と3Dスキャン技術はデジタルデータによる造形の記録・保存ならびに解析、修復などの方面で幅広く応用されている。本稿は千葉県市原市に位置する阿部鍛冶屋工房の空間ならびに生産機械に着目し、3Dモデリング技術により、鍛冶への興味・関心を喚起させるための今後の博物館におけるデジタル展示の方向性を導出することを目的とする。</p>
  • 柴田 一樹, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 308-308 2020年  
    <p>今日、日本全域において、持続可能な地域活性化が希求されている。これまでは、観光の分野においても、外部企業による観光開発や利潤追求を目的としたものが少なくなく、当該地域の実態と観光内容との乖離や、観光公害、いたずらな産業化などを引き起こし、地域社会の持続に関するさまざまな課題が顕在化してきた。今こそ、観光のあり方を見直すことが急務である。</p><p>;このことは、千葉県木更津市においても例外ではない。同市は持続可能な社会の創出へ向け、地域資源の活用や、人と人、人と自然との共生を目指した「オーガニックなまちづくり条例」を制定しており、内発的な観光開発を行う機運が高まっている。</p><p>;本研究は、千葉県木更津市におけるフィールドサーベイを通して、自然環境や文化遺産、生活様式といった地域資源を再発見し、地域住民との協働に基づき再認識を図るとともに、それらを活用した観光提案ならびに試行に基づき、今後の持続可能な地域の活性化に寄与する観光のあり方を導出することを目的としたものである。</p>
  • 孟 晗, 高橋 真央, 土屋 篤生, 宮田 佳美, 王 建明, 青木 宏展, 植田 憲
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 70-70 2020年  
    <p>本プロジェクトは千葉大学の学生とコミュニティ通貨の団体「蚕都くらぶ・ま〜ゆ」のメンバーとともに、ドキュメンタリーを企画・制作・上映するものである。現時点では、1年間の企画と撮影のプロセスを終え、以下の知見を得た。(1)映像で質的データを正確に記録し、それを構造化することには寄与できる。(2)複眼的にコミュニティの出来事を観察することができる。(3)映像記録から上映までの各プロセスにおいて,コミュニティの多様な資源を可能な限り取り入れる試みは,コミュニティ内外の人びととその資源を共有することができ、さらに,このコミュニティへの関心を喚起し,コミュニティの継続に寄与することが期待できる。</p>

所属学協会

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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