研究者業績

永瀬 彩子

ナガセ アヤコ  (Ayako Nagase)

基本情報

所属
千葉大学 大学院国際学術研究院 教授
学位
PhD(2008年12月 University of Sheffield)

研究者番号
80544535
J-GLOBAL ID
202001014257391245
researchmap会員ID
R000006346

論文

 46
  • Xi Shu, Long Xie, D. Johan Kotze, Miia Jauni, Iiris Lettojärvi, Taina H. Suonio, Ayako Nagase, Susanna Lehvävirta
    Urban Forestry and Urban Greening 94 2024年4月  査読有り
    Urban densification has led to the adoption of vegetated façades as a nature-based strategy to increase urban green spaces and enhance urban living conditions. However, limited knowledge regarding suitable plants for vegetated façades can impede the process. In this field experiment conducted in Southern Finland, we investigated the performance of 12 potential plant taxa for a vegetated façade by assessing their visual appearance and sizes in relation to façade orientation, floor height, substrate pH, and mycorrhizal inoculation. The 12 plant taxa were categorized into 4 growth forms according to their morphologies: spreading conifers, dwarf conifers, creeping conifers, and climbers. We aimed to evaluate plant performance during the initial two growing seasons, which is critical for the successful establishment of these plants in vegetated façades. Eight of the twelve plant taxa exhibited relatively high performance in terms of visual appearance and size. Notably, creeping conifers outperformed other growth forms in visual appearance, which was most likely due to their close-to-ground morphology. Façade orientation and substrate pH were the most influential predictor variables. Façade orientation affected both plant visual appearance and size, while substrate pH primarily affected plant visual appearance. The east-facing façade (less exposure to sun and wind) and mildly acid substrate (pH 6–6.5) were more conducive to most of the plant taxa. Certain species and cultivars, such as Juniperus communis ‘Lalli’, maintained constant plant visual appearance and size regardless of façade orientation and substrate pH, suggesting their adaptability and stability across various conditions. Floor height and mycorrhizal inoculation only displayed marginal and taxon-specific impacts. Given that some plants in our vegetated façade exhibited optimal performance different from those in their reported natural habitats, we encourage conducting long-term, on-site experiments to identify suitable plants for vegetated façades to ensure successful vegetated façade implementation.
  • Ayako Nagase, Tomoyuki Katagiri, Jeremy Lundholm
    Ecological Engineering 189(106899) 2023年2月  査読有り筆頭著者
  • Gregoire Noel, Arnaud Mestrez, Philippe Lejeune, Frederic Francis, Junko Kawai, Masayuki Miwa, Koichi Uehara, Ayako Nagase
    URBAN FORESTRY & URBAN GREENING 79 2023年1月  査読有り
    The availability of pollen in urban-rural landscapes is an essential factor that influences the population dynamics of insect pollinators. The amount and diversity of pollen play a pivotal role in the foraging ecology of pollinators for their growth and health, but investigations on the spatio-temporal patterns of foraged plants remain rare, especially in cities as neo - ecosystems. Here, we explored the temporal foraging habits of a highly pollinator (Apis mellifera L.) in Tokyo, including different landscape classes from rural to urban areas. Mixed-pollen samples in each month and each location (N = 17) were analysed using DNA meta-barcoding to identify plants visited by honeybees. The results showed that the landscape class (rural, suburban and urban areas) explains spatial variations in pollen source-plant composition foraged by honeybees, but not in taxa richness. Furthermore, pollen diversity and pollen source-plant composition showed a strong seasonal dependence. A higher plant richness and foraged woody taxa was found to occur in spring, which was mainly dominated by the genera Prunus and Acer. In summer and autumn, the genera Trifolium and Plantago of the herbaceous stratum were the most visited plants. The Fabaceae, Rosaceae, Brassicaceae, Plantaginaceae, and Onagraceae plant families were the most frequently observed in all combined samples. The present study contributes to a deeper understanding of the foraging ecology of A. mellifera colonies across urban-rural gradient surrounding mega-cities such as Tokyo.
  • Kakeya, T, Taki, H, Ayako Nagase
    International Conference on Landscape and Urban Horticulture VIII(1345) 129-136 2022年9月  査読有り
  • Tanaka, S, Yamaguchi, S, Ayako Nagase
    International Conference on Landscape and Urban Horticulture VIII(1345) 33-38 2022年9月  査読有り

MISC

 13
  • 村田 基, 三輪 正幸, 永瀬 彩子, 渡邉 誠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 67 460 2020年  
    銀座ミツバチプロジェクトが人気を獲得してきたように、都市部での養蜂が近年一般的になってきている。しかしながら養蜂で用いられる道具のデザインは過去大きな変化がなかった。特に雨から蜂を守るために用いられるルーフは全くデザインなされていなかったため、このルーフをユーザビリティと外観の観点からデザインすることを目的として本研究を行なった。
  • 永瀬 彩子
    ランドスケープ研究 : 日本造園学会会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture 82(1) 42-45 2018年4月  
  • 久保田 百合, 永瀬 彩子, 三輪 正幸, 小野 健太, 渡邉 誠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 65 438-439 2018年  
    近年、養蜂の現場は多様化しているが、現在世界で主流となっているラングストロス式養蜂巣箱は1851年に考案されてからデザインに大きな進化がない。本研究では、養蜂の現場・養蜂巣箱の現場や問題点、養蜂家のニーズを調査し、ラングストロス式養蜂巣箱に焦点を当てた養蜂巣箱の機能・設計要件の抽出をセイヨウミツバチの38の条件から作成した構造モデルから行った。そこから得られた知見からアイディア展開を行い、最終的にラングストロス式の養蜂巣枠を用いた養蜂家の作業の効率化や管理性に焦点をあてた1ユニット3枚の巣板で成り立つ全6ユニットの三角形構成の巣箱を製作し新たなセイヨウミツバチの養蜂巣箱の可能性を検討することができた。
  • 東江 麻祐, 永瀬 彩子, 小野 健太, 渡邉 誠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 62 225-225 2015年  
    近年, 人間活動による環境破壊が顕在化するにつれ, 持続可能な社会に参画する人間を育てる取り組みとして児童への環境教育に関心が高まっている.環境教育の取り組みの一つとして, 欧州においてはインセクトホテルを用いて昆虫とふれ合うことで自然を体験する方法がある. インセクトホテルとは木枠の中に木の枝や藁など様々なものをつめた人工的な昆虫の住処である.欧州においてインセクトホテルは サイエンスミュージアムや公園に設置されており,環境教育の取り組みとして広く認知されていると言える.日本の学校においても様々な環境教育の取り組みがなされており,「昆虫や植物の観察を通して自然を体験する」といったような内容の,インセクトホテルを用いて学習できるような取り組みもたくさん見受けられる.しかし,日本では知名度が低く普及していないために,インセクトホテルを用いた環境教育が実践されている例は見当たらない. 本研究では,日本においてインセクトホテルを用いた環境教育が実践されるために,日本用に改良したインセクトホテルの開発を行うことと,より教育の現場で実践しやすい指針の提案を目的と定めた.
  • 篠原 由樹, アルギルダス パシュキャビチュウス, 永瀬 彩子, 蘆澤 雄亮, 小野 健太, 渡邉 誠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 62 153-153 2015年  
    現在,車椅子の移乗時における転倒・転落事故が問題になっている.改善策として,移乗指導の充実や福祉用品,環境設備の改善が求められており,特に車椅子の改善が重要視されている. 一方で,高齢化が進むにつれ,介護者不足問題が深刻化し,車椅子使用者が自ら操作できる福祉用具が求められている.また,車椅子の使用者は他人へ迷惑をかけたくないという思いが強いという報告がある.移乗補助製品として,トランスファーボードや移乗を補助する車椅子などが販売されているが,それら製品の大半は移乗時に介護者の負担を軽減する為のものである.また,移乗先へ高低差がある場合には使用に適さないという問題もあり,車椅子使用者が自ら操作するための移乗補助製品として十分ではないのが現状である.車椅子の中には使用者自身の移乗を助ける機能にはリクライニングやリフトなどがある.それらは大きな動力を必要とするため,電動車椅子で使われており,これも介護者の負担を軽減するのが目的である.本研究は、車椅子使用者の移乗時における負担を軽減 する電動機構付き車椅子の製作を目的とする.
  • 小森 俊哉, 熊坂 瑛子, 永瀬 彩子, 小山 慎一
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 61 230-230 2014年  
    屋上緑化には百貨店や商業施設などの屋上に見られる庭園風の「集約型屋上緑化」や、苔やセダムなどの植物を用いた「粗放型屋上緑化」というものがある。「粗放型屋上緑化」は屋上に対し負担が少なく、比較的安価である。本研究では「粗放型屋上緑化」の普及を目的とし、より人々にとって魅力的な屋上緑化とはなにかを模索した。実際に屋上緑化を利用する人々を想定し、幅広い世代の人々をターゲットとして研究をおこなった。先行研究では屋上緑化に対して心理的な面や経済的な面など多くの視点から研究されているが、我々は各世代の人々が屋上緑化に対してどのように魅力を感じ、異なる印象をもっているのか調査した。被験者を3つのグループ(20-30代、40-50代、60代以上)に分け、屋上緑化の写真を「魅力的-魅力的でない」や「おもしろい-退屈な」などの評価項目で段階評価してもらった。データを分析したところ、各世代共通の項目として「美しい」という項目が屋上緑化景観の評価に関係しており、若い世代ほど「快適さ」や「面白さ」が関係し年代が上がるにつれて「単調でない」ことが関係してくることがわかった。
  • 小松 岳, 永瀬 彩子, 小野 健太, 渡邉 誠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 61 223-223 2014年  
    植物工場とは、気象条件にほとんど影響されずに、安全で付加価値の高い植物を生産するシステムであり、近年その技術が現在海外でも注目され始めている。その中のひとつである中国において、大気汚染、残留農薬が深刻であり露地野菜への安全が求められている。また、消費の中心であるホワイトカラーの大半が亜健康と呼ばれ、疾患に至らないために日常的な健康管理な予防が求められている。そこで、中国での植物工場に対するニーズを明らかとし、安全な野菜が求められている中国市場に向けた、食で行う日常的な健康管理のための家庭用植物工場の提案を行う。三週間分の野菜を栽培することのできる、三つのユニットを持った筐体を提案する。より手軽な栽培ができ、中国人に受け入れられやすい土耕栽培を行うため、培地に有機人工土壌を用いた。栽培サイクルを三週間とし、一週間ごとに播種することで、野菜を毎日継続的に収穫できる。また自分の体調に合わせて必要な栄養素をもった野菜が、人工土壌と共に配達されるシステムにより、手軽に継続することができる。継続的に必要な栄養素をとることで、健康管理の意識付けに繋がると考えられる。
  • 鍾 イン, 永瀬 彩子, 小野 健太, 渡邉 誠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 61 136-136 2014年  
    本研究は、デザインの視点から店舗併設型植物工場のあり方を示すことを目的としたものである。また、そのあり方は文化的、社会的背景により異なるという考えの下、日本と中国を取り上げ、それぞれの被験者にCGで製作した様々な店舗併設型植物工場のイメージを提示し、印象評価を行った。その結果、日本と中国における店舗併設型植物工場の印象構造を明らかにし、さらにそれぞれの国で、好まれる店舗併設型植物工場のあり方について、明らかにした。 その上、来店目的に適した植物工場、植物工場の外観が味覚に対する影響、植物工場併設店舗への来店意志とその理由について調査した。
  • 永瀬 彩子
    都市緑化技術 (59) 49-54 2005年  

書籍等出版物

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  • 永瀬彩子, 藤井英二郎, 松崎喬 (担当:分担執筆, 範囲:特殊緑化)
    朝倉書店 2018年
  • 永瀬彩子 (担当:分担執筆, 範囲:ガーデニング)
    丸善出版株式会社 2016年

共同研究・競争的資金等の研究課題

 9