Hacking, Ian, 江口, 重幸, 大前, 晋, 下地, 明友, 三脇, 康生, Gaitanidis, Ioannis (担当:共訳)
岩波書店 2017年 (ISBN: 9784000248228)
19世紀末のフランスを中心に流行し,その後まもなく消え去った精神疾患「徘徊自動症」.なぜそれはその時その地域にだけ出現し,消滅したのか? そもそもその病気は実在のものなのか? ボルドーからモスクワまで遁走の旅をした最初の事例アルベール・ダダについての資料を詳細に分析し,疾病概念と社会との相互作用を劇的に描き出す.