研究者業績

野村 純

ノムラ ジュン  (Jun Nomura)

基本情報

所属
千葉大学 教育学部 教授 (副学部長)
教育学部アジア・アセアン教育研究センター センター長
学位
博士(医学)(佐賀医科大学)

J-GLOBAL ID
201801008551290670
researchmap会員ID
B000322383

外部リンク

経歴

 6

学歴

 2

委員歴

 14

論文

 69
  • 小林 そのみ, 中川 樹里, 石崎 有里, 石原 千春, 上野 麻有里, 加藤 由美子, 齊藤 友己, 迫本 彩華, 鈴木 茅, 鈴木 友美, 染谷 祐子, 高須賀 実紀, 武田 美幸, 千野 優美, 戸邉 里美, 長妻 由美子, 森重 比奈, 野村 純
    千葉大学教育学部研究紀要 = Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University 72 7-15 2024年3月1日  
    type:text [要約] 学校管理下でけがが発生した場合,適切な対応を行うために養護教諭は教員との情報共有が重要と考えているが,実際は,教員との連携がうまくいかないと感じる事例が多くある。本報告では「教員の情報共有の意識調査」と「養護教諭の情報共有の実態調査」を行い,教員と養護教諭が行う情報共有の認識と実践の実態を分析した。この結果,けが対応時の情報共有の必要事項に関して両者の間でズレがあることが明らかになった。また,教員の情報共有を行っているという意識と養護教諭からみた教員の情報共有の実態のズレも明らかになった。さらに,けが対応時に情報共有を行っていない教員の中に「情報伝達の意識はあるが,実際は行動につながっていない教員」と「情報伝達の意識が低く,行動につながらなかった教員」がいる実態も判明した。
  • 小林 そのみ, 中川 樹里, 石崎 有里, 石原 千春, 上野 麻有里, 加藤 由美子, 齊藤 友己, 迫本 彩華, 鈴木 茅, 鈴木 友美, 染谷 祐子, 高須賀 実紀, 武田 美幸, 千野 優美, 戸邉 里美, 長妻 由美子, 森重 比奈, 野村 純
    千葉大学教育学部研究紀要 = Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University 72 1-6 2024年3月1日  
    type:text [要約] 平成27年中央教育審議会答申によると,チームとしての学校を実現するためには「専門性に基づくチーム体制の構築」や「関係者間の情報共有」等が重要である旨が明記されている。しかし,実際には養護教諭がけがの対応をする中で必要な情報が得られず,連携もうまくいかないケースがある。そこで,本研究では,けが対応事例の収集と分析を通して,けが対応時に養護教諭が必要としている情報は何か抽出することを目的とした。ここでは,特に教員と連携するために必要とする情報に注目した。その結果,けが発生時から事後措置までの一連の流れの中で養護教諭が必要とする情報が36項目にも上ることがわかった。また,けが発生時から処置については,児童生徒に関わる情報がすべてを占めているのに対し,事後は児童生徒,保護者,学校組織とさまざまな立場や組織に関わる情報であることが明確となった。
  • Uci Cahlia, Rika Indri Astuti, Jun Nomura, Aris Tri Wahyudi
    HAYATI Journal of Biosciences 30(5) 874-884 2023年7月1日  査読有り
    Sponge-associated bacteria can produce bioactive compounds similar to the host. Here, the investigation of antioxidant properties of the yellow-red pigment produced by sponge-associated bacterium AGS112 was conducted using in vitro and in vivo analysis. The 16S rRNA gene sequence showed the sponge-associated bacterium AGS112 has the closest similarity with Bacillus haikouensis C-89 (99%). The crude pigment extract produced by Bacillus haikouensis AGS112 contained both phenolic and flavonoid. The peaks occurred at 412 nm and 664 nm, which indicated as the presence of carotenoids and flavonoids, respectively. The active fraction extract obtained through bio-autography TLC, and had more potent antioxidant activity against DPPH (2,2-diphenyl-1-picrylhydrazyl) compared to the crude pigment extract with an IC50 value of 68.62±0.59 µg/ml and 198.88±1.66 µg/ml, respectively. Moreover, the active fraction extract at the concentration of 35 µg/ml could better enhance the viability of Schizosaccharomyces pombe and achieve the highest expression of sod1 and ctt1 genes. Metabolite profiling using LC-MS analysis confirmed the active fraction extract contains eudesmin and artelastin that might be contributed as antioxidants. These results suggest that the active fraction extract of the yellow-red pigment produced by B. haikouensis AGS112 had potency to be used as candidate for natural antioxidants.
  • 森重 比奈, 野村 純, 土田 雄一, 加藤 徹也
    千葉大学教育学部研究紀要 = Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University 71 155-162 2023年3月1日  
    type:text [要約] 中学校の理科の授業では年間1,000件以上の負傷・疾病が報告されており,理科の観察・実験活動の安全な実施には危機管理の観点は必要不可欠なものである。万一,ケガを伴う事故が理科の授業中に起きた場合,当該生徒と理科担当教員だけでなく,養護教諭,管理職,保護者との連携が必要となる。この連携の第一歩となるのが,理科教員と養護教諭の連携である。ところが,両者の養成カリキュラムには教職を意識した学習・交流の機会は皆無であり,このため,事故発生時の対応・連携について何の知識もないまま,教員になっているのが現状である。そこで,この問題の解決を目指して理科教員と養護教諭の志望学生が共に学ぶ合同のロールプレイ演習教材を開発した。本報告ではロールプレイ演習教材開発の経緯について述べる。
  • 森重 比奈, 野村 純, 土田 雄一, 加藤 徹也
    千葉大学教育学部研究紀要 = Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University 71 163-170 2023年3月1日  
    type:text [要約] 学校における危機管理には,「事前」,「事故等発生時」,「事後」の3つの段階があり,学校危機管理においては,事故の未然防止だけではなく,事故発生を想定したクライシスマネジメントも重要である。事故対応をシミュレートすることは,いざ事故が起きたときの冷静な対応につながる。学校事故に関する様々な事態の想定は教員として不可欠なものである。そして,新任として教職に就き,ひとたび事故が発生すれば当事者としての対応が求められる。そこで,理科教員と養護教諭の志望学生が共に学ぶ合同のロールプレイ演習教材を開発した。本報告では開発したロールプレイ演習教材を用いた授業実践について報告する。授業実践に参加した学生の学びについて質問紙により調査したところ,開発した教材を用いた授業は,お互いの職と連携を意識することのできる良い機会をつくり出すことが出来ていた。さらに,参加学生が事故発生時の対応の流れを多様な視点から確認できたことや,理科および養護教諭の教員志望学生双方の連携意識が強まったことも推察された。

MISC

 86

書籍等出版物

 5

講演・口頭発表等

 78

担当経験のある科目(授業)

 9

所属学協会

 1

共同研究・競争的資金等の研究課題

 52

社会貢献活動

 3