研究者業績

小風 尚樹

コカゼ ナオキ  (Naoki Kokaze)

基本情報

所属
千葉大学 人文社会科学系教育研究機構 助教
東京大学 大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻西洋史学専門分野博士課程
学位
修士(文学)(2016年3月 東京大学)
Master of Arts (Digital Humanities)(2019年12月 King's College London)

研究者番号
80880161
J-GLOBAL ID
201601016365122064
researchmap会員ID
B000251291

論文

 21
  • Inoue Satsuki, Sana Ishii, Akihiro Kameda, Naoki Kokaze
    2024 Pacific Neighborhood Consortium Annual Conference and Joint Meetings (PNC) 1-6 2024年8月29日  査読有り最終著者
  • Naoki Kokaze, Takeshi Fushimi, Yusuke Nakamura
    Digital Scholarship in the Humanities 39(fqae032) 1-7 2024年7月1日  査読有り筆頭著者
    Abstract This article discusses the encoding of double-entry accounting books from the 16th-century Spanish Empire and presents initial stage results from analyzing the encoded text, based on our case study. We selected the accounting books containing transactional data from 1558 to 1560. The encoding process followed the Text Encoding Initiative proposed by the Digital Edition Publishing Cooperatives for Historical Accounts (DEPCHA), with some additional attributes specific to the ontology of the double-entry books. The article explains the method of encoding and describes the unique characteristics of the ledger, such as the format of bookkeeping and the spatial arrangement of information. We adopted DEPCHA’s markup methodology to represent the accounting vocabulary and used the @ana attributes to invoke a domain ontology for bookkeeping structure of transactions. The results from the data analysis focus on three aspects: identification of person names, accounting terms, and checking the balance of payments. The study concludes by highlighting our contribution to expanding new semantic vocabularies within the DEPCHA’s Bookkeeping Ontology, namely “bk: Total” and “bk: SubTotal.” It illuminates the flexibility in name spelling and the preference for mundane vocabularies in the left column of the ledger, while emphasizing accuracy in numerical values and calculations in the right column. We propose further encoding and analysis of transactional records to enhance the understanding of historical double-entry commercial records.
  • 若林 芽依, 小川 潤, 小風 尚樹, 小風 綾乃, 崎山 直樹
    研究報告人文科学とコンピュータ(CH) 2024-CH-135(11) 1-7 2024年5月  
    本稿では,エディンバラ・アカデミー学籍簿史料のデータ構造化手法を提案する.学籍簿には生徒に関する様々な情報が記載されているが,特に生徒の社会的出自の側面から学校像分析を可能にする情報 (主に保護者の職業や社会的身分) の抽出,構造化に焦点を当てる.本研究では,学校設立年である 1824 年から 1836 年までに入学した生徒情報全体を TEI でマークアップしたデータを作成し,それを RDF に変換するまでのプロセスを述べる.全体の 10 分の 1 に当たる生徒 164 名分のサンプルデータを,試験的に分析・考察した結果も提示したい.
  • 井上颯樹, 亀田尭宙, 小風尚樹
    じんもんこん2023論文集 267-272 2023年12月  査読有り最終著者

書籍等出版物

 5

講演・口頭発表等

 72

担当経験のある科目(授業)

 17

Works(作品等)

 2

共同研究・競争的資金等の研究課題

 8

学術貢献活動

 2
  • パネル司会・セッションチェア等, 企画立案・運営等, 企画立案・運営等
    小風尚樹・清原和之・田中聡・中村覚 2017年10月29日
    本ワークショップは、歴史研究のためのデジタルメソッドの可能性を探ることを大きな目的としています。 情報通信技術の発展に伴い、移動やコミュニケーションの効率が格段に向上した現代社会において、我々歴史研究者もそうした技術の恩恵を受けています。海外の文書館の所蔵史料目録をWEB上で見ることができ、ともすれば現地に赴かずとも史料の画像データを見ることができるようになりました。しかし、日常的な研究にまつわる作業の中で、どれだけ情報技術を活用できているでしょうか。例えば情報学の研究成果に目を向けてみると、画像データをもとに、そこに記述された文字情報を認識し、テキストデータに変換できるようになってきています。 確かに、こうした技術の精度は実用的なレベルには至っていないと思われるかもしれませんが、情報技術の発展のスピードは目を見張るものがあります。史料のテキストも含め、歴史研究のための様々な情報がデータ化されていくにつれて、それを活用した新たなアプローチが出てきてもおかしくありません。本ワークショップは、情報学的なアプローチあるいは思考法を歴史研究に適用する試みを行いたいと考えています。まったく新しい学知の創出だけではなく、これまでの歴史学における研究蓄積をよりうまく表現できるような、そんな日常的な研究実践も考えていきます。
  • 企画立案・運営等, 企画立案・運営等
    Historians' Workshop 2017年9月24日
    本ワークショップは、歴史研究者有志が運営するものです。歴史研究を広く日本社会と世界に発信するための拠点形成を中長期的目標に定め、2016年5月から多面的に活動しています。

メディア報道

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