研究者業績

桐谷 佳惠

キリタニ ヨシエ  (Yoshie Kiritani)

基本情報

所属
千葉大学 デザイン・リサーチ・インスティテュート 准教授
学位
博士(心理学)(慶應義塾大学大学院)

J-GLOBAL ID
200901042909962733
researchmap会員ID
1000222007

主要な論文

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  • KIRITANI Yoshie
    Journal of the Science of Design 7(2) 2_39-2_48 2023年11月30日  
    We proposed a simple self-disclosure game to facilitate communication between strangers and examined its effectiveness. The game involved a quiz format with five or six players. Each player was quizzed on a pre-arranged theme about themselves, and the other players took turns guessing the answers. We tested four different conditions based on two factors, "individual match" or "team match" and "simple rule" or "complex rule," to determine which conditions were the most effective. All experiments were carried out online, and participants were asked to conceal their faces, which is not an ideal situation for icebreaker games. As a result, the participants enjoyed the game in all conditions, easily communicating or collaborating with others to find the answers. The basic game rules were effective, and the team system and the complexity did not have a significant impact on the game's effectiveness. We found the game an effective icebreaker because it allowed participants to easily start and continue conversations without awkward silences.
  • Yoshie KIRITANI, Hsiwen FAN
    Journal of the Science of Design 22(6) 105-112 2022年5月  査読有り筆頭著者責任著者
  • Hsiwen Fan, Ikjoon Chang, Yoshie Kiritani
    Journal of Design Science 24(2) 111-135 2021年  査読有り最終著者
  • Hsiwen Fan, Ikjoon Chang, Yoshie Kiritani
    International Journal of Digital Media Design 13(2) 1-12 2021年  査読有り最終著者
  • KIRITANI Yoshie, TONG Xinlu, CHANG Ikjoon
    Journal of the Science of Design 5(1) 1_97-1_104 2021年  査読有り筆頭著者責任著者
    <p>As a method of makeup, Japanese women prefer similar colors to their skin. This study aims to clarify this statement, using the perceptual illusion of makeup, and to establish whether the statement is biased by women's exposure to the method. A preliminary survey showed that only the Japanese female participants were aware of the similar-color method, and preferred similar colors to their complexions. The primary experiment tested the evaluation, by Japanese and Chinese in their 20s, male and female participants, of a yellowish face, with various shades of lipstick, as "beautiful," "natural," a "ruddy complexion" or "acceptable." All participant groups agreed that orange to red-pink lipsticks, result in a ruddy complexion. These colors were appreciated, by Japanese and Chinese men and Chinese women, as beautiful, natural and acceptable. However, Japanese women rated orangish lipstick the highest, in these three measures. Therefore, the judgement of makeup is a behavior that is determined and learned, based on past experience.</p>
  • Yoshie Kiritani, Akane Kawasaki, Ikjoon Chang
    i-Perception 9(6) 204166951881570-204166951881570 2018年11月  査読有り筆頭著者責任著者
    Amodal completion has various functional effects, including an apparent slimming effect achieved by clothes. Local and global completion factors have been examined in previous studies, which also apply to the apparent slimming effect. Exposed parts of the body constitute the local factor at the junction area, while the shape or cut of the clothes is concerned with the whole configuration. This study investigated which is more important, the local or whole factors, for amodal completion in relation to the apparent slimming effect using drawings as stimuli. In Experiment 1, we examined the effects of the length and cut of a skirt. The length of the skirt corresponds to the local factor of the body, that is, the legs, because the exposed parts of the legs depend on skirt length (assuming a person of consistent height). We found that skirts' cut influenced their effect more than their length did. Experiments 2 and 3 revealed that the vertical form of clothes affects slimming by hiding thicker parts of the body and highlighting thinner parts. A supplemental experiment using geometrical figures suggested that the apparent slimming effect of clothes might occur only in the human body configuration.
  • Kiritani Yoshie, Okazaki Akane, Motoyoshi Kanako, Takano Ruriko, Ookubo Noriko
    基礎心理学研究 2017年  査読有り筆頭著者責任著者
    <p>Point makeup perceptually affects overall facial color; for example, it takes on the tinge of the eye shadow color. This study preliminarily confirmed the assimilation effect by lipstick colors and the relationship between perceptual and esthetic measures. Four typical lipstick colors, red, pink, orange, and violet, were utilized. An averaged face varied based on two factors, lightness (lighter and darker) and hue (reddish and yellowish), was examined. Twenty-four females assessed the faces in terms of perceptual hue (redness for the reddish faces and yellowness for the yellowish faces), perceptual lightness, dullness, and looking-goodness via paired comparisons. Consequently, an assimilation effect of lipstick's hue on perceptual complexion was confirmed. However, a perceptual change in lightness could not be explained by assimilation or contrast; the redness of lipsticks enhanced the perceptual lightness of complexion. Dullness negatively correlated not only with perceptual lightness but also with perceptual redness of faces and physical redness of lipsticks. Looking-goodness clearly correlated with perceptual redness of faces and each lipstick color had its own effect.</p>

MISC

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  • 桐谷佳惠
    ITS Japan News Letter 57 8-8 2021年7月  招待有り
  • 鈴木 智咲, 張 益準, 桐谷 佳惠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 68 50 2021年  責任著者
    日本では共働きの家庭が増えるなか,夫婦の家事分担は進んでいない.原因は夫が「名もなき家事」を知らないためではないかと指摘されている.名もなき家事とは,名前のある家事に含まれている,小さなつなぎの家事のことであり,快適な生活をおくるために必要な,大切な仕事である.本研究では,名もなき家事を知らない人に理解してもらうため,事典を制作し,情報の表現手法を検討した.調査から,理解を深めるためには,家事自体の存在を伝えること,そして,理解に重要な情報を伝えることが必要であると考えた.また,家事は文の表現よりイラスト表現の方が興味を引きやすいと考えた.最終的には,行動,場所,目的,タイミング,の4項目で分類し,イラストで表現した家事100事例を掲載し,検索,解説,連続家事一覧の3部門で構成した事典「名もなき家事大全」を制作した.
  • 桐谷佳惠, 張益準, 對馬翠
    JSSD教育成果集2020 16 2021年  筆頭著者責任著者
  • 桐谷佳惠, 張益準, 露﨑れな
    JSSD教育成果集2019 20-20 2020年  筆頭著者責任著者
  • 桐谷佳惠, 赤瀬達三, 向谷実, 本田弘之, 青木真美
    運輸と経済 80(3) 88-95 2020年  招待有り

書籍等出版物

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  • 長岡, 千賀, 横光, 健吾, 和田, 有史, 佐藤, 達哉 (担当:共著, 範囲:ガエターノ・カニッツァ)
    朝倉書店 2024年2月 (ISBN: 9784254520361)
  • R&D支援センター編, 桐谷佳惠 (担当:分担執筆, 範囲:パッケージデザインが与える影響とその評価)
    R&D支援センター 2021年2月
  • 日本デザイン学会編, 桐谷佳惠 (担当:分担執筆, 範囲:SD法)
    丸善出版 2019年10月
  • 日本デザイン学会編, 桐谷佳惠 (担当:分担執筆, 範囲:質問調査(アンケート調査))
    丸善出版 2019年10月
  • 日本デザイン学会編, 桐谷佳惠 (担当:分担執筆, 範囲:クラスター分析)
    丸善出版 2019年10月

講演・口頭発表等

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  • 5th IEEE Eurasian Conference on Educational Innovation 2022 2022年2月
  • 桐谷佳惠, 范熙文, 張益準
    日本心理学会第85回大会 2021年9月
  • 鈴木 智咲, 張 益準, 桐谷 佳惠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2021年 一般社団法人 日本デザイン学会
    日本では共働きの家庭が増えるなか,夫婦の家事分担は進んでいない.原因は夫が「名もなき家事」を知らないためではないかと指摘されている.名もなき家事とは,名前のある家事に含まれている,小さなつなぎの家事のことであり,快適な生活をおくるために必要な,大切な仕事である.本研究では,名もなき家事を知らない人に理解してもらうため,事典を制作し,情報の表現手法を検討した.調査から,理解を深めるためには,家事自体の存在を伝えること,そして,理解に重要な情報を伝えることが必要であると考えた.また,家事は文の表現よりイラスト表現の方が興味を引きやすいと考えた.最終的には,行動,場所,目的,タイミング,の4項目で分類し,イラストで表現した家事100事例を掲載し,検索,解説,連続家事一覧の3部門で構成した事典「名もなき家事大全」を制作した.
  • Yoshie Kiritani, Hsiwen Fan, Ikjoon Chang
    43rd European Conference on Visual Perception (ECVP2021 on line) 2021年
  • 桐谷佳惠
    R&D支援センター主催講演「ヒット商品開発につながる化粧品パッケージデザインの創出および評価方法」(東京) 2020年2月  招待有り
  • 范 熙文, 張 益準, 桐谷 佳惠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2020年 一般社団法人 日本デザイン学会
    <p>携帯機器の急速な技術発達により,人々は,手軽かつ簡単に,インスタントメッセージを用いて,互いにコンタクトを取り合うようになった。この研究の目的は,顔文字,絵文字,スタンプの使用意図,および,コンピュータを介したコミュニケーション(CMC)について明らかにし,さらに,Tang & Hew (2019)に基づく,技術受容モデル(TAM)の計測方法を開発することである。これまで,顔文字,絵文字,スタンプの使用意図に関する調査の,予備実験で用いるための,受容モデルを作成した。</p>
  • 佐藤 拓海, 張 益準, 桐谷 佳惠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2020年 一般社団法人 日本デザイン学会
    <p>SNSの普及により,ネット上では個人の感情を多くの人たちと共感・共有しあえる環境が広がっているが,それにより多くの不満や嫌味などが目にみえるかたちで広がり,結果として世の中に暗い雰囲気を漂わせてしまっているように感じられる.そういった現状に対し,私は不満や嫌味を楽しい気持ちで共有していけるようなものをつくりたいと思い,そのためには癒しを与えるものとしてもイメージを伝える媒体としても優れているキャラクターデザインが有効なのではないかと考える.よって本研究では,不満を感じるような行為に対し楽しい解釈をあたえ共有できるようなキャラクターデザインとその表現方法を試作・検討し得られた知見をまとめることを目的とする.今回の研究では不満を感じる代表的な例として,日常における「迷惑行為」をテーマとした.先行事例をふまえキャラクター設定を「人に取り憑き,迷惑行為をさせて楽しんでいるいたずらっ子」としてそれが楽しい解釈として伝わることを目標に,試作と他者評価を繰り返しおこなった.最終的に黒猫をモチーフとしたキャラクターと最も効果的な表現方法であったアニメーションを最終制作とした.</p>
  • 桐谷佳惠
    第13回運輸と経済フォーラム「公共交通におけるサインのデザイン」(東京) 2019年11月  招待有り
  • 川野辺 晏実, 張 益準, 桐谷 佳惠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2018年 一般社団法人 日本デザイン学会
    現代人は目新しいものやメディアに取り上げられるものにばかり注目し,すぐに興味が移り変わってしまう傾向にあるといわれる.本研究の目的は,物事に深入りする面白さを示す一例として円周率を取り上げ,その視覚化作品の制作を通じ,得られた知見をまとめることにある.試作段階では,自分なりの切り口で円周率を表現していくことで,興味を引く表現を検討した.作品を自己評価し,改良をくり返すことで試作を進めた.自己評価については,基準となる項目を「独自性」,「円周率らしさ」,「意味深長さ」の3つに定めた.試作と他者評価を経て,円周率の本質である比を表現することが,面白さにつながるのではないかと考えた.本制作では,円周率の本質を明確に表現することを目標とした.まずは静止画を制作し,次に,よりわかりやすくするため,静止画をもとにして動画を制作した.ここで,どのような作品が本研究のねらいを達成できるのかを把握するため,制作した動画について評価実験をおこなった.実験結果より,円周率への興味を引く動画を制作するための手がかりを得た.最終的に,試作も含めて,作ってきたものをまとめた動画を制作した.
  • 関 悠嗣, 張 益準, 桐谷 佳惠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2018年 一般社団法人 日本デザイン学会
    本研究では、現代の日本人へ向けた新しい和柄文様を制作し、その手法を整理した。日本には数多くの伝統文様が存在し、それらは、文化や生活を反映しながら、日本人の身近なところで発展してきた。しかし、それらの伝統的な和柄文様は、現在では限られた場所でしか見ることがなく、現代の日本人にとっては身近なものとは言い難い。そこで、現代の日本人に、文様へ親しみを持ってもらうことを目的に、そのきっかけとなるような、新しい和柄文様の制作をおこなった。まず、現代の人々が文様に対してどのような印象を持っているのか等の調査をおこなった。次に、調査を参考に、文様の試作を重ね、今回制作する文様のモチーフと、その表現方法の検討をおこなった。本制作では、日本人の苗字をモチーフとし、それらを伝統文様と組み合わせて表現することで、新しい文様の制作をおこなった。今回は30種の苗字と7種の伝統文様を組み合わせて、計140種以上の文様を制作した。
  • 童 欣路, 張 益準, 桐谷 佳惠
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2018年 一般社団法人 日本デザイン学会
    アイシャドウや口紅による肌色の同化効果を,これまでの研究で確認してきた。本研究の目的は,恒常法を用いた効果の定量的測定である。平均顔画像を用い,黄み肌と赤み肌にアイシャドウ5色(赤,黄,緑,青,なし),口紅4色(赤,桃,橙,なし)を塗布し,肌色の血色の知覚的変化量を測定した。比較刺激としては,ほほの部分のみを切り出し,赤みを9段階に変化したものを用意した。実験後,画面表示に左右差があることが判明した。標準刺激が右側に呈示された場合,化粧なしの肌色は,最も赤みのない比較刺激の肌色よりも物理的に赤みが少ない場合が多かった。参加者の反応をみると,この条件では多くの場合で,標準刺激の方を「血色が悪い」と判断しており,妥当な反応が得られていた。標準刺激が左側に呈示された場合は,化粧なしの肌色は比較刺激の肌色の中央付近にあり,測定条件として問題はなかった。こちらの条件では,これまでの研究成果に一致した現象が確認された。つまり,1)アイシャドウによる肌色同化は,ほほの部分までは及ばない,2)赤口紅が肌を赤く見せる。赤口紅によって血色は,a*値で,黄み肌で平均1程度,赤み肌で平均2程度であった。
  • 桐谷佳惠
    第13回ITSシンポジウム2015企画セッション2-2 オリンピック・パラリンピックを契機としたモビリティ改革とITSへの期待(東京) 2015年12月  招待有り
  • 小室友理奈, 岡崎あかね, 髙野ルリ子, 大久保紀子, 桐谷佳惠
    日本デザイン学会第61回春季研究発表大会 2014年7月
  • Yoshie Kiritani
    Proceedings of 5th International Congress of International Association of Societies of Design Research 2013年8月
  • Proceedings of Conference on Human factors in computing systems 2006年
  • Bulletin of the 5th Asian Design Conference, JP-19 (CD- ROM) 2001年
  • Bulletin of the 5th Asian Design Conference, TW-57 19 (CD-ROM) 2001年
  • Journal of the Asian Design International Conference, vol.1, I08 (CD-ROM)
  • Proceedings of 12th Annual Meeting, International Society for Psychophysics

共同研究・競争的資金等の研究課題

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