眞嶋 朋子, 寺町 優子, 會田 信子, 若狭 紅子, 佐藤 紀子, 尾岸 恵三子, 水野 敏子, 原 三紀子, 海老澤 睦, 西田 文子, 小沼 華子, 佐藤 あゆみ
日本循環器看護学会誌 1(1) 18-23 2005年9月
心臓バイパス術(CABG)患者の術前・術後の日常生活の機能状態と年齢および重症度の関連を明らかにすることを目的に,当該患者108名(男性94名,女性14名,37〜76歳,平均年齢62.3±8.0歳)を対象に,術前1〜2日および術後6週間目・術後6ヵ月目に「Functional Status Questionnare」などを用いたアンケート調査を実施した(回収率90%).その結果,機能状態は,術後6週間目には低下していたが,6ヵ月後には軽度および中等度の機能状態では有意な改善がみられ,高度の機能状態では,65歳以上が64歳未満にに比べて有意に低値を示した.また,カナダ心機能分類の重症者ほど,友人宅の訪問・友人の世話・地域活動などの社会的活動において,有意に低値を示した