研究者業績

齋藤 雪彦

サイトウ ユキヒコ  (Yukihiko Saito)

基本情報

所属
千葉大学  大学院園芸学研究院 食と緑の健康創生学講座、環境造園計画学領域 教授
学位
博士(工学)(2000年3月 千葉大学)

J-GLOBAL ID
200901050576634981
researchmap会員ID
1000358442

論文

 55
  • OKADA Yukie, NAKAMURA Osamu, KINOSHITA Isami, SAITO Yukihiko
    Journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture 64(5) 883-886 2000年  査読有り責任著者
    本編は,都市地区と農村地区における「虫取り遊び」の段階性と多様性を明らかにすることを目的として,都市地区及び農村地区の2小学校区において,アンケート調査を行った後,ヒアリング調査を実施し,以下の知見を得た。(1)「虫取り遊びの段階性」を「捕まえる,遊ぷ,飼う,手放す」の4種の段階に分類でき.都市地区では2種の段階が,農村地区では4種の段階が主として見られた。(2)虫取り遊びの段階性,多様性を具体的に挙げ,整理することができた。(3)都市地区に比して農村地区の子供の方が,遊びの段階の種類数が多く,遊び空間の利用と把握,虫の捕まえ方,捕まえた虫の遊び方,という点で多様な虫取り遊びを行っていた。
  • SAITO Yukihiko, NAKAMURA Osamu, KINOSHITA Isami, SHIINO Akio
    Journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture 64(5) 887-892 2000年  査読有り筆頭著者
    空間管理の停滞が起きている中山間地域において,「グリーンツーリズム(以下G.T)によって空間管理を再生していく仕組みづくり」に資する知見を得ることを研究の目的とした。すなわち,G.T.を契機とする集落空間管理の変容を概観し,集落空間管理の作業頻度の傾向から農家を類型化し,類型とGTへの参加意識,参加状況との相関を分析し,以下の結論を得た。(1)GTを契機とし,地域住民,都市住民による,多様な空間の管理の再生とこれに対応した新たな管理システムの創出が見られた。(2)農家毎に見た, G.T.への参加意識の高さ,参加状況の多様性と,「水田管理作業頻度全般の高低」,「非水田管理作業全般の低さ」には相関が見られた。
  • Akio Shiino, Osamu Nakahara, Isami Kinoshita, Yukihiko Saito
    Journal of the City Planning Institute of Japan 35 829-834 2000年  査読有り
  • SANEKATA Risa, NAKAMURA Osamu, KINOSHITA Isami, SAITO Yukihiko
    Journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture 63(5) 729-734 1999年  査読有り責任著者
    本研究は,近年の計画住宅地の近隣センター地区における商店街衰退の現状を踏まえ、その経緯の把握とともに,これまでの計画手法及び管理運営手法について検証を行ったものである。その結果,次のような知見が得られた。(1)計画手法では,ワンセンター方式による規模の拡大より,センター地区の外縁配置や道路への接続等周辺からのアクセシビリティが重要になってきている。(2)管理運営手法では,商店街の活性状況の維持には,施設管理における迅速な対応と,従来の業種に限定しない柔軟な入店者募集が必要である。(3)店舗経営者に近年,まちづくりの中心的存在としての意識が高まってきており,センター地区では活動場所の確保が求められている。
  • SAITO Yukihiko, NAKAMURA Osamu, KINOSHITA Isamu
    Journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture 61(5) 759-762 1997年  査読有り筆頭著者
    全国の243の自治体に対して郵送アンケートを実施し,グリーンツーリズムの趨勢について分析を行った。結論を以下に示す。グリーンツーリズムは地域が主体となって推進する観光活動で,地域づくり活動との連携が見られた。また,グリーンツーリズムの成長過程は,地域づくり活動との連携と相関のある観光活動の種類数・観光地類型の複合度で示すことができた。しかし,年間入り込み宿泊客数10万人以上の事例においては,地域づくり活動との連携,内部資本による推進といったグリーンツーリズムに見られた特徴を減じる。さらに,観光活動の種類数の増大は既存観光活動との複合化の過程でもあり,自治体間で差違が稀少で画一化の傾向を示した。

MISC

 30

書籍等出版物

 5

講演・口頭発表等

 6

共同研究・競争的資金等の研究課題

 13

社会貢献活動

 12