デザイン・リサーチ・インスティテュート

原 寛道

ハラ ヒロミチ  (Hiromichi Hara)

基本情報

所属
千葉大学 デザイン・リサーチ・インスティテュート 工学部 デザイン工学科 教授

J-GLOBAL ID
200901068389042880
researchmap会員ID
5000048008

主要な論文

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  • 原 寛道, 又吉 和真, 浦上 貴一, 今泉 博子
    デザイン学研究作品集 24(1) 1_92-1_95 2019年  
    近年、安全基準に合致しない遊具が撤去され、利用者の要求に合わずに寂れていく都市公園が多い。私たちは、子どもを中心に、柔軟な公園利用を可能にする「移動式遊具」のデザイン開発が必要だと考えた。移動式遊具とは、従来の基礎などで地面に固定された遊具とは異なり、大人が解錠すれば、子どもが自由にパーツを移動して主体的に遊べるもので、遊びの創造性を発揮できる遊具である。<br> 私たちは、遊具パーツを入れ子構造にして、コンパクトに収納可能にするとともに、収納と展開が遊びの一環として行うことで、子どもたちが自主的に片付ができることを考えた。そして、公園に多様な子どもたちが来ることを考慮し、動的遊びと静的遊びが共存して楽しめる遊具の試作検証を繰り返し、理想的に子どもたちが遊ぶ様子を確認した。<br> また、試作遊具を公園に1年以上設置し、住民団体が主体的に活用したり、放課後児童が利用できるような取組を実践し、都市公園での運用可能性についても検討した。
  • 原 寛道
    保育学研究 44(2) 167-177 2006年  
    The surrounding environment is regarded as a strong influential factor that automatically contributes to the formation of children's group play. This study surveyed the physical environment of group play in a day nursery which emphasized free play in Chiba prefecture, analyzing the effect of the environment according to each unit of play action. The result clarified a specific structure of group play and suggested necessary environmental conditions to facilitate and encourage the development of group play.
  • 原 寛道, 有限会社原デザイン設計室 有限会社原デザイン設計室
    デザイン学研究作品集 9(1) 48-51 2004年  
    現在、都市公園に設置されている多くの遊具は、様々な問題を抱えている。近年、遊具の事故が大きく報道されることで、遊具の在り方について見直そうという気運が高まりつつある。今回デザイン提案した遊具は、現代の子どものニーズに合わず、使われていないジャングルジムの新しい形を,遊びの安全性の確保と魅力の創出という2つの側面から提案したものである。元々、ジャングルジムは,空間で遊ぶ遊具であったことから、今回の提案では、極小曲面を応用した鞍型のFRPユニットによってジャングルジムを構成することを考案し、このことにより、遊びの安全性の確保をしつつ、多様な空間性による魅力の創出を可能にすることを実現した。

MISC

 11
  • 原 寛道, 萩谷 俊之, 濱本 雅明, 今泉 博子
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 62 27-27 2015年  
    本研究では、植物工場の技術を応用して、大規模な執務空間での新しいインテリアグリーンの可能性について検討をした。新宿区オペラシティーの大企業において、1ヶ月間の実証実験を2回実施し、次にような結果を得た。 まず、これまで執務空間におかれる観葉植物は維持管理の観点からできるだけ生育しない状況が望まれていたが、植物工場の技術を応用することで、利用側となる執務者が生育に関わることで、積極的に生育させることが可能であった。次に、生育した後、植物を収穫した際にどのように使うかが重要であり、使う目的がないと、利用者にとって生育させる動機を失うことになった。そして、扱う植物は、収穫した後の様々な使い勝手の良さと、栽培時の頑丈さから、ハーブ系の植物が適していることが分かった。
  • 高木 正太郎, 今泉 博子, 原 寛道
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 62 32-32 2015年  
    2012年4月、宮城県名取市の仮設住宅2ヶ所において、コミュニティの再構築のため、共同菜園としての植物工場を設置した。設置から現在まで、私たちは1~2ヶ月に1度現地を訪問し、植物工場野菜の収穫・試食イベントを行い、植物工場の使用状況や住民の反応について調査した。植物工場の3つの特徴である、通年栽培および定期的な収穫が可能であること、人を中心にイベントの場をつくれること、植物工場の技術が新しいことのそれぞれについて、具体的に見られた事例から利点と問題点をまとめ、状況を改善するために行った実践事例を報告する。3年間の調査から、植物工場を共同菜園として使用する際のハード・ソフト両方のデザイン指針として、(1)開催頻度の高さを活かしたイベント内容にする、(2)苗を移動できるようにする、(3)栽培中の植物を見やすくする、(4)学習・研究の設備として活かす、(5)植物工場での栽培に取り組みやすくする、という5点を導き出した。
  • 三好 絢子, 八田 興, 高徳 淳, 高木 正太郎, 村上 達郎, 松井 峻輝, 藤谷 慧祐, 田原 哲, 原 寛道
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 61 233-233 2014年  
    植物工場とは、環境状況を人工的に制御し、季節や場所にとら われず作物を連続生産することが可能な施設である植物工場の技術を用いることで、私たちは農業をより身近に感じることができる。なぜなら、植物工場の技術を活用すれば、植物がより良く育つための環境が制御できるだけでなく、私たちが植物を栽培するのを助けることもできるからだ。この考えを基に、私たちは千葉県柏の葉エリアにてデザイン提案を行った。実地調査においては、対象地域で野菜栽培に関わる様々な住民の目線になり、地域コミュニティにおける特徴を整理した。最終的に、私たちは植物工場の技術を用いた野菜販売店を運営するための、サービス・空間・店内什器のデザインを含む、一連のデザイン提案を行った。
  • 原 寛道
    日事連 : 建築士事務所の全国ネットワーク : JAAF monthly magazine 51(11) 7-11 2013年11月  
  • 副島 賢和, 吉永 真理, 原 寛道
    こども環境学研究 9(2) 123-116 2013年8月  

講演・口頭発表等

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  • 高木 正太郎, 今泉 博子, 原 寛道
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2015年 日本デザイン学会
    2012年4月、宮城県名取市の仮設住宅2ヶ所において、コミュニティの再構築のため、共同菜園としての植物工場を設置した。設置から現在まで、私たちは1~2ヶ月に1度現地を訪問し、植物工場野菜の収穫・試食イベントを行い、植物工場の使用状況や住民の反応について調査した。植物工場の3つの特徴である、通年栽培および定期的な収穫が可能であること、人を中心にイベントの場をつくれること、植物工場の技術が新しいことのそれぞれについて、具体的に見られた事例から利点と問題点をまとめ、状況を改善するために行った実践事例を報告する。3年間の調査から、植物工場を共同菜園として使用する際のハード・ソフト両方のデザイン指針として、(1)開催頻度の高さを活かしたイベント内容にする、(2)苗を移動できるようにする、(3)栽培中の植物を見やすくする、(4)学習・研究の設備として活かす、(5)植物工場での栽培に取り組みやすくする、という5点を導き出した。
  • 原 寛道, 萩谷 俊之, 濱本 雅明, 今泉 博子
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2015年 日本デザイン学会
    本研究では、植物工場の技術を応用して、大規模な執務空間での新しいインテリアグリーンの可能性について検討をした。新宿区オペラシティーの大企業において、1ヶ月間の実証実験を2回実施し、次にような結果を得た。 まず、これまで執務空間におかれる観葉植物は維持管理の観点からできるだけ生育しない状況が望まれていたが、植物工場の技術を応用することで、利用側となる執務者が生育に関わることで、積極的に生育させることが可能であった。次に、生育した後、植物を収穫した際にどのように使うかが重要であり、使う目的がないと、利用者にとって生育させる動機を失うことになった。そして、扱う植物は、収穫した後の様々な使い勝手の良さと、栽培時の頑丈さから、ハーブ系の植物が適していることが分かった。
  • 三好 絢子, 八田 興, 高徳 淳, 高木 正太郎, 村上 達郎, 松井 峻輝, 藤谷 慧祐, 田原 哲, 原 寛道
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2014年 日本デザイン学会
    植物工場とは、環境状況を人工的に制御し、季節や場所にとら われず作物を連続生産することが可能な施設である植物工場の技術を用いることで、私たちは農業をより身近に感じることができる。なぜなら、植物工場の技術を活用すれば、植物がより良く育つための環境が制御できるだけでなく、私たちが植物を栽培するのを助けることもできるからだ。この考えを基に、私たちは千葉県柏の葉エリアにてデザイン提案を行った。実地調査においては、対象地域で野菜栽培に関わる様々な住民の目線になり、地域コミュニティにおける特徴を整理した。最終的に、私たちは植物工場の技術を用いた野菜販売店を運営するための、サービス・空間・店内什器のデザインを含む、一連のデザイン提案を行った。
  • 髙德 淳, 大鋸 泰人, 高木 正太郎, 戸成 圭, 八田 興, 垂水 茂喜, 橋本 潤, 田原 哲, 原 寛道
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 2013年 日本デザイン学会
    継続栽培可能な根付き野菜を, 飲食店へ流通させ, そこで栽培, 収穫を行うことで新しい価値を創造しようという構想がある. その構想を実現するために, 飲食店で使用される栽培装置を製作し, 実際の飲食店で栽培実験およびその装置で栽培した野菜及び植物工場産野菜の試食イベントを行うことで受容性調査を行った. そのイベントを通して参加者の意見や見解を集めることができた.&nbsp;
  • 原 寛道, 佐藤 公信
    工学・工業教育研究講演会講演論文集 2010年8月19日 公益社団法人日本工学教育協会

所属学協会

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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産業財産権

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