齊藤 朋子, 大岡 美彦, 岩倉 かおり, 生稲 直美, 吉田 智子, 寺山 多栄子, 鍋田 満代, 千勝 浩美, 丸山 博美, 木村 佐織, 今井 千恵, 高田 護, 潤間 励子, 大渓 俊幸, 小笠原 定久, 千葉 哲博, 加藤 直也, 今関 文夫
CAMPUS HEALTH 57(1) 134-136 2020年3月
近年、ウイルス性肝炎が減少している一方で、飲酒や肥満といった生活習慣を背景とした肝障害(非アルコール性脂肪性肝疾患など)が増加しており、健診ではBMI正常で肥満ではないがALT(Alanine transaminase)が高い症例をしばしば経験する。このことに関して、非肥満者におけるALT高値には体重増加(20歳時と比べた増加)が影響を与えるという仮説を立て、検証を行った。方法は、40歳以上の本学職員の健診データを用い、ALT>30に影響する因子について二項ロジスティック回帰分析により解析するとともに、BMI高値に影響する因子、体重増加(20歳時と比べて10kg以上の増加)に影響する因子について同様の解析を行った。また、BMI 30以上の学生のデータと比較検討した。その結果、20歳時と比べて10kg以上の体重増加はALT高値に影響する独立した因子であることが示された。