研究者業績

樽木 靖夫

TARUKI YASUO

基本情報

所属
千葉大学 教育学部 教育心理学

J-GLOBAL ID
201901003099987191
researchmap会員ID
B000381443

論文

 43

MISC

 1

書籍等出版物

 10

講演・口頭発表等

 42
  • 樽木靖夫
    日本学校心理士会2019年度大会 2019年8月18日
  • 樽木靖夫
    日本学校心理士会2019年度大会 2019年8月17日
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会 第60回総会 2018年9月
    打たれ強さと類似する困難な場面で頑張る姿勢とそれに及ぼすハーディネスの影響を検討した.特性としてのハーディネスに関する3因子を独立変数,困難な場面でも頑張る姿勢に関する2因子を従属変数として重回帰分析を行った.その結果,ハーディネスの「チャレンジ」と「コントロール」が困難な場面でも頑張る姿勢の「仲間と一緒に困難に耐える姿勢」に促進的に影響し,「チャレンジ」がより強く影響した。「チャレンジ」「コントロール」「コミットメント」の3因子が「困難な場面への対応」に促進的に影響した.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第19回大会 2017年9月
    新規大卒者の3 割近くが入社後3 年以内に辞めている。打たれ強さが足りないという声も聞く。そこで、打たれ強さと類似する困難な場面で頑張る姿勢とアイデンティティ形成の関連を検討した。「困難に耐える姿勢」は「なりたい自分への確信」に促進的に、「自己の見失い」に抑制的に影響し、「困難課題への対処」は「自己の見失い」に抑制的に影響した。
  • 樽木靖夫
    日本学校心理士会2017年度大会 2017年8月
    不登校へのチーム援助に関しコンサルテーションの場面を想定したシナリオロールプレイによる授業研究を行った.その結果,?役割の理解が難しいコーディネーターと養護教諭にはシナリオの準備が効果的であった.?授業での解説以外にも本事例特有の「保護者の子ども理解とその修正への提案」という学びがみられた.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第18回大会 2016年10月
    大学生のアイデンティティ形成に抑制的に影響する「自己表現への方略のなさ」を知的・心理的に安全で興味がもてる2,3名のグループでの話し合いにより低減できるかを検討した.グループの構成は解釈レベルが同程度のメンバーとした.その結果,事前よりも安心感を得る話し合い後と歌詞考察後で自己表現の方略のなさが低減した.初めの話し合いで安心感を得て自己表現への方略のなさを低減させ,それを背景として,より抽象的な思考を求められる歌詞考察においても,自己表現への方略のなさを高めなかったと考えている.
  • 山谷敬三郎, 司会, 岡田守, 話題提供, 樽木靖夫, 飯田 順子, 西山久子, 指定討論者, 大野精一
    日本学校心理士会2015年度大会 2015年8月
    大会シンポジウム「一次的,二次的,三次的援助の具体化とその方法」にて話題提供した.分担箇所:特別活動における一次的援助で,特別活動の目標や意義について検討し,次に海外での状況と比較を行う。さらに,近年,予防教育として実施されている学級を対象としたソーシャル・スキル・トレーニングと学校行事を紹介し,学校心理士への提言を整理した.企画:山谷敬三郎,司会:岡田守,話題提供:樽木靖夫,飯田 順子,西山久子,指定討論者:大野精一
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第56回総会 2014年11月
    日本学術会議「21世紀の教養と教養教育」(2010)を参考に、学問知を「知る:物事を考える際の基本的な力」、技法知を「使う:使えるようになって意味のある力」、実践知を「関わる:自分なりに社会と関わる力」とした教養教育モデルを試作し、大学生を対象に、教養科目の関連性を考えさせ、試作モデルの受け入れ可能性を検討した。
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第16回大会 2014年9月
    大学生のアイデンティティ形成に抑制的に影響する「自己表現への方略のなさ」を知的・心理的に安全で興味がもてる2、3名のグループでの話し合いにより低減できるかを検討した。
  • 企画, 司会, 樽木靖夫, 話題提供, 古屋 茂, 杉本成昭, 赤田圭亮, 指定討論, 蘭千壽, 高橋知己
    日本学校心理士会2014年度大会 2014年8月
    自主シンポジウム「学校行事のこれまでとこれから―学校行事を学校心理学の視点より考える―」の企画・司会を行った.?学校行事の意味・効果、?学校行事の時間を減らすことについての討論を目的として企画した.企画・司会:樽木靖夫,話題提供:古屋 茂,杉本成昭,赤田圭亮,指定討論:蘭千壽,高橋知己
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第15回大会 2013年9月
    大学生のアイデンティティ形成に集団活動への動機が影響することが報告されている.本研究は,大学の授業において学生のサークル活動における集団活動への動機を高める試みの有用性について検討した.大学生144名を対象に,映像教材を用い,集団活動の意味・効果を感じられる場面に解説を加えた授業を行い,その事前・事後に集団活動へのモチベーションおよび対処方略尺度によって測定した.その結果,集団活動への内発的動機づけ,集団活動での役割で得点の上昇,集団活動への方略のなさで得点の下降する効果がみられた.また,「大学ではサークル活動はしないつもりだったが,何かしてみたくなった」などの自由記述もみられた.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理士会2013年度大会 2013年8月
    学年教師集団の特性が教師の効力感を介して,教師の成長や教師のストレスコーピングに影響するかについて,中学校教師258名を対象に検討した.その結果,?学年教師集団の特性は生徒・教師との人間関係への効力感,教科指導への効力感,人間関係成長,援助希求に促進的に影響し,回避・諦めに抑制的に影響した.?生徒・教師との人間関係への効力感は感情抑制,積極的解決,生徒への教育的対応,教師間への配慮,人間関係成長,教科指導成長に促進的に影響し,回避・諦めに抑制的に影響した.?教科指導への効力感は積極的解決,生徒への教育的対応,教師間への配慮,教科指導成長に促進的に影響し,回避・諦めに抑制的に影響した.?援助希求と積極的解決は人間関係成長に促進的に影響した.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第14回大会 2012年10月
    大学生のアイデンティティ形成に影響するモデルについて,様々な活動へのモチベーション及び対処法略と自己成長志向性を加えたモデルとして検討した.その結果,?モチベーション及び対処法略が活動への評価を促進し,自己成長志向性を介してアイデンティティ形成に影響していた.しかし,?自己表現への方略のなさがアイデンティティ形成要因の多くに抑制的に影響し,?友人関係への評価は自己成長志向性にもアイデンティティ形成にも影響しなかった.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理士会2012年度大会 2012年8月
    気づきを視覚化するマインドマップの活用により大学生を対象とした職業的意識と自己意識を統合的に考えさせる課題の効果について,実践事例を用いて検討した.参加者より,本課題レポートやそのためのマインドマップは,これまでの自分の生き方が整理できて楽しく,その理解にも有益であると報告された.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第13回大会 2011年10月
    中学校での学年劇活動の実践における学年教師のコミュニティの活性化プロセスについて実践コミュニティの考えを参考に検討した.その結果,「創発的協同的な相互作用」を基盤として「コアグループとしての役割形成」と「コアグループとアクティブグループでの学年生徒の課題や課題解決への構えについての共有」を関連させながら「コアグループとアクティブグループで主体的に決めて実践する」を促進するモデルを構築した.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第53回総会 2011年7月
    体育祭と文化祭の活動を対象として,中学生の成就感について検討した.その結果,?学校行事における成就感に影響する要因として,自己活動の評価だけでなく,協同活動の評価も成就感に影響した.?体育祭における成就感が次の文化祭活動の自己評価に影響した.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理士会2010年度大会 2010年8月
    文化祭での学級劇活動では,ひとつの劇の成功を目指して,学級のメンバーが出演,大道具,衣装などのいくつかの小集団に分かれて異なった活動をする「分業的協力」により,学級集団への理解が高まることを1学級1被験対象として,13学級の調査に基づき検討した.
  • 山口豊一, 家近早苗, 樽木靖夫, 石隈利紀
    日本コミュニティ心理学会第13回大会 2010年7月
    マネジメント委員会の4つの機能について学校との特徴との関連を検討した.その結果,大規模校ではマネジメント委員会「校長の意志の共有」の機能が小規模校より影響が強く,月1回の開催頻度の学校ではマネジメント委員会「職員の教育活動の管理」の機能が開催頻度の高い学校よりも影響が弱いことが示唆された.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第12回大会 2010年7月
    中学校での学校行事における教師の介入の具体的な内容から一次的援助サービスについて検討した.文化祭での学級劇活動を対象とした教師の介入の工夫について,4名の教師を対象として半構造化面接を行い,その結果より検討した.その結果,学校行事における教師の介入に関する一次的援助サービスを「促進的援助」「予防的援助」「機会の計画的設定の援助」「集団としてのふりかえり・意味づけ的援助」で捉えた.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第51回総会 2009年9月
    成就感を達成や意欲を表す概念と捉え,文化祭で学級劇を行った中学2年生で体育祭後と文化祭後の成就感を検討した.いずれの成就感にも個人活動レベルの変数だけでなく他者との協力のレベルの変数が影響することが明らかとなった.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第10回大会 2008年11月
    学級劇活動を活用して生徒の学級適応に関する自己評価を高める教師の援助的介入について検討した.3名の教師を対象に半構造化面接を行った.その結果,リーダー生徒を通した間接的な介入と直接的な介入が抽出された.教師による生徒の自信や仲間関係の評価は自主性や協力に注目していた.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第50回総会 2008年10月
    文化祭での学級劇活動を対象に,生徒の困難な場面でも頑張ろうとする考えの影響について検討した.教師による葛藤解決への援助が生徒の困難な場面でも頑張ろうとする考えを介して,小集団の発展や分業的協力の認知を促進し,自己活動,他者との相互理解,学級の肯定的理解に影響していた.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理士会2008年度大会 2008年8月
    教師を対象とした半構造化面接により,文化祭での学級劇活動を行う際,活動の活性化や生徒の自己評価を高めることに影響すると考えられる教師の援助的介入の工夫について検討した.その結果,活動前のそれぞれの係チーフを通した介入が生徒を活動に向かわせるために重要であり,活動し始めてからの個別の係集団の状況に応じた介入も重要であることが示唆された.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第11回大会 2008年8月
    学級劇活動を活用して生徒の学級適応に関する自己評価を高める教師の援助的介入について,筆者の事例により検討した.その結果,学級全体への教師の介入をきっかけとして,「学級での協力」と「生徒自身が考えることや活動すること」が促進されることが示唆された.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第49回総会 2007年9月
    文化祭での学級劇活動を対象とした,自己・他者・活動への肯定的認知と困難な場面でも頑張る認知を合わせてポジティヴィティ認知尺度を構成した.教師の援助介入はポジティヴィティ認知に影響し,活動する小集団で協同できるように集団発展を促進し, 生徒の自己活動や他者との相互理解に関する自己評価に影響することが明らかとなった.
  • 河野哲也, 蘭千壽, 樽木靖夫, 松野良一, 高橋知已, 山内桂子
    日本経営倫理学会第14回研究発表大会 2006年10月
    組織倫理的諸問題に対し,倫理学的アプローチに加えて心理学的アプローチを試みることで,ビデオ教材を用いた組織倫理教育プログラムの効果を検討した.本教育プログラムにより,対象とした大学生は教育前よりも教育後に組織防衛に関する倫理意識を低め,その効果が明らかとなった.共著者:河野哲也,蘭千壽,樽木靖夫,松野良一,高橋知已,山内桂子
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第48回総会 2006年9月
    学校行事を活用した学級集団づくりは,生徒たちの協同活動を通して,自学級への愛着をもたらす.自学級への愛着形成は,生徒に学級アイデンティティの形成・再編成をもたらし,その獲得が学級における自己アイデンティティの形成・再編や自主的な活動を促す.文化祭期では,生徒は協力要因よりも自主性要因を高め,体育祭期から文化祭期にかけて学級集団をより肯定的に理解した生徒は自主性を高めた.
  • 樽木靖夫
    日本学校心理学会第7回大会 2005年8月
    単純折半グループ編成による中学校数学科少人数授業の効果モデルを検討した.その結果,?黒板が見やすい・授業が静か・教室の人数が少ないなどの物理的条件が,?集団構成員や教師への小さい心理的距離を介して,?教師の個別対応,?生徒相互の教え合いを促進して?授業や学習内容の理解,?授業秩序に影響することが明らかとなった.
  • 河野哲也, 蘭千壽, 松野良一, 高橋知己, 樽木靖夫
    日本経営倫理学会第12回研究発表大会 2004年11月
    倫理意識を測定する尺度の開発を行った.その結果,普遍的倫理意識,帰属集団の正当性・組織防衛,懲罰からの自己防衛の4因子構成であった.共著者:河野哲也,蘭千壽,松野良一,高橋知己,樽木靖夫
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第46回総会 2004年10月
    中学生の文化祭での学級劇の係活動において,?集団発展を高く認識した生徒は自己活動の認知,他者との相互理解を高めた.?教師の指導は集団発展に介入し生徒の自己活動の認知,他者との相互理解に影響した.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第45回総会 2003年9月
    中学生の文化祭での学級劇活動による集団体験につき,4段階の個人プロセスモデルを提唱した.活動後の生徒作文をこのモデルを用いて質的に検討した.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第43回総会 2001年9月
    中学生の文化祭活動につき,生徒が認知する教師の指導を測定し,生徒が活動に打ち込めた理由との関連を検討した.その結果,教師による活動の意味づけが生徒が活動に打ち込める理由と関連することが明らかとなった.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第42回総会 2000年9月
    中学生の文化祭活動につき,?教師の指導要因を測定する尺度を構成した.?教師166名について測定し,中学2年を担当する教師が活動の運営に注目した指導を行っていることが明らかとなった.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第41回総会 1999年8月
    中学生の文化祭活動につき,彼らの記述事例より,活動に関する自我関与を認識する観点を検討した.その結果,自主的に活動をつくれることが自我関与と関連することが明らかとなった.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第40回総会 1998年7月
    中学生の文化祭活動において,?活動を肯定的であり重要であるとした生徒は行事活動についての得点を高めた.?きっかけ得点の高い生徒は自我関与,印象の得点が高かった.?高い協力レベルの測定項目は低い項目よりもきっかけへの関連性が強かった.
  • 樽木靖夫
    教育工学関連学協会連合第5回全国大会 1997年9月
    中学2年生の二等辺三角形の性質に関する授業において,コンピュータ画面上で点を動かして考えることに面白さを見いだす動点関心群は無関心群に比べて授業についての興味・関心を高めることが明らかとなった.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第38回総会 1996年11月
    中学生の文化祭活動における自我関与を高めるきっかけに関する尺度を構成し,きっかけ得点の高い生徒が行事活動についての得点を高めていた.
  • 樽木靖夫
    日本教育工学会第11回大会 1995年11月
    中学2年生の二等辺三角形の性質に関する授業において,コンピュータを用いた授業と通常授業の比較において,コンピュータ画面上で点を動かして考えることに面白さを見いだす動点関心群は通常授業に比べて授業についての興味・関心を高めることが明らかとなった.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第37回総会 1995年9月
    中学生の文化祭活動における自己評価の変容は自尊感情理論に従ったものであった.また,自尊感情の高さと活動を評価する観点に関連がみられた.
  • 樽木靖夫
    日本教育心理学会第36回総会 1994年9月
    中学生の文化祭活動における自主性,協力,運営,前向きな取組の4因子の自己評価尺度を構成した.文化祭活動の前後で自己評価を高めていた.
  • 樽木靖夫
    日本教育工学会研究会 1994年1月
    中学生の文化祭での学年劇活動において,?担任教師と教師集団の勢力認知は接近の仕方に違いがみられた.?活動に関する生徒の自己評価には教師集団の熱意と正当性が強く影響していた.?生徒の活動後の成就感には,彼らの自主性が強く影響していた.
  • 樽木靖夫
    日本教育工学会第9回大会 1993年10月
    中学1年生の関数導入授業において,コンピュータを用いた授業はそれらを用いない通常授業よりも興味・関心を高めることが明らかとなった.

担当経験のある科目(授業)

 8

共同研究・競争的資金等の研究課題

 2

社会貢献活動

 3