吉岡 洋介, 木村 宏人
千葉大学人文公共学研究論集 = Journal of studies on humanities and public affairs of Chiba University (40) 216-226 2020年3月
[要旨]「千葉北西部のライフスタイルに関する調査」は、有機農業運動の展開が早くからみられた千葉北西部エリアにおける有機野菜の消費実態の把握をおもな目的として 2018年に実施された。千葉北西部に住む 20-79 歳の男女を母集団とした無作為抽出調査で、郵送法で行われ、有効回収率は 40.0% であった。基礎分析の結果、高齢層、印旛地域・東葛飾地域に住む層、ふだん生産者を気にかけて農作物を購入する層、10 代後半に親と政治についての意見を交わしていた層などが有機野菜を消費しやすいことがわかった。