研究者業績

杉田 由加里

スギタ ユカリ  (Yukari Sugita)

基本情報

所属
千葉大学 大学院看護学研究院 文化創成看護学 看護政策・管理学 准教授

連絡先
ysugitachiba-u.jp
J-GLOBAL ID
202101004834496770
researchmap会員ID
R000016380

主要な研究キーワード

 10

論文

 27
  • 杉田 由加里, 鈴木 悟子, 齋藤 良行, 赤松 利恵, 田原 康玄, 中山 健夫
    日本公衆衛生雑誌 71(4) 231-239 2024年4月  
  • 齋藤 良行, 中山 健夫, 杉田 由加里, 鈴木 悟子, 田原 康玄, 赤松 利恵
    日本公衆衛生学会総会抄録集 81回 307-307 2022年9月  
  • 杉田 由加里, 井出 成美, 石川 麻衣
    日本公衆衛生学会総会抄録集 79回 387-387 2020年10月  
  • 上原 たみ子, 吉本 照子, 杉田 由加里, 飯野 理恵
    千葉看護学会会誌 25(2) 25-34 2020年2月  査読有り責任著者
    目的:「高齢者虐待に対する地域包括支援センター(センター)看護職の支援行動指標(指標)」の有用性と実用可能性を検証する。方法:3センターの初任期看護職3人が指標を2ヵ月間試用し、試用後に半構造化面接調査を行った。その結果をもとに有用性を虐待対応の改善、実用可能性を活用に伴う負担感の有無により検証した。また、センター長(看護職1人、他職種2人)による評価を得た。結果:初任期看護職全員が、指標の示す「支援対象者」をもとに高齢者と養護者のみへの支援であったことに気づき、多様な支援対象者に対する支援の必要性と地域ケア力向上への支援が課題であると認識した。看護職のセンター長は、多様な支援対象への働きかけや事例の全体像の把握等、初任期看護職の虐待対応の改善を認め、他職種のセンター長1名は、看護職に養護者や家族を支援する役割があることを理解した。また、初任期看護職は状況に応じて「支援行動の意図」や「支援行動例」を選択し活用し、全員が負担なく活用でき、自身の課題解決に向けて継続的に活用する意向を示した。考察:初任期看護職が高齢者と養護者のみならず多様な支援者への働きかけを習得した等、センターの看護職の役割と支援行動を理解し高齢者虐待防止に関する対応を改善したこと、さらに他職種による看護職の役割の理解が深化したことから本指標はセンターの高齢者虐待に対する看護職および協働による組織的対応の改善に有用と考える。また、自身の課題解決に向けて「支援行動の意図」と「支援行動例」を選択して活用できることが実用可能性を高めたと考える。(著者抄録)
  • 能見 清子, 吉本 照子, 杉田 由加里
    千葉看護学会会誌 24(1) 43-52 2018年9月  査読有り責任著者
    目的:中堅看護師の自己教育を促す目標設定における病棟看護管理者の支援行動指標を作成し内容妥当性を検証する。方法:急性期病院6施設の上級看護管理者より、中堅看護師の育成に実績を有する看護師長11名の推薦を受け、その支援対象の中堅看護師11名の計22名に半構成的個人面接を実施し、質的帰納的に分析し支援行動指標を作成した。目標管理に実績を有する看護管理者、看護管理学分野の学識経験者5名からなる専門家会議で支援行動指標の内容妥当性を検証した。結果:中堅看護師が専門職組織人として継続的に役割遂行する上で困難な状況として、専門職組織人として自己理解が不明確でキャリアビジョンが描けていない、業務や役割過多による精神的・身体的負担感がある、等7項目とその下位項目19項目、および各状況に対応した支援行動のねらいとして、未来を見据え専門職組織人としてのキャリアビジョンを考える、業務や役割過多による負担感と使命感のバランスがとれる、等28項目、各ねらいに対する支援行動として、5年後の専門職組織人としてどの分野、何科に興味があるのか、教育や管理なども含め、ありたい姿、あるべき姿について尋ねる、業務や役割に対する中堅看護師の負担感を受け止め、自分自身で気持ちを整理できるようにする、等77項目による指標を導き、その内容妥当性が確認された。考察:本指標は、病棟看護管理者が各々の中堅看護師の状況より支援ニーズを把握し、状況に即した支援をするための手がかりになると考える。(著者抄録)

MISC

 85
  • 杉田 由加里, 今松 友紀, 横山 徹爾
    日本公衆衛生学会総会抄録集 71回 243-243 2012年10月  
  • 丸岡 綾子, 杉田 由加里, 松繁 卓哉
    日本公衆衛生学会総会抄録集 71回 523-523 2012年10月  
  • 飯野 理恵, 宮崎 美砂子, 石丸 美奈, 岩瀬 靖子, 時田 礼子, 上田 修代, 杉田 由加里, 佐藤 紀子, 土屋 裕子, 栗栖 千幸
    日本公衆衛生学会総会抄録集 71回 227-227 2012年10月  
  • 杉田 由加里, 和住 淑子, 黒田 久美子
    日本看護科学学会学術集会講演集 31回 310-310 2011年12月  
  • 河部 房子, 和住 淑子, 黒田 久美子, 斉藤 しのぶ, 椿 祥子, 近藤 浩子, 杉田 由加里, 杉原 多可子, 錢 淑君
    日本看護科学学会学術集会講演集 31回 353-353 2011年12月  
  • 和住 淑子, 斉藤 しのぶ, 黒田 久美子, 河部 房子, 椿 祥子, 近藤 浩子, 杉田 由加里, 杉原 多可子, 錢 淑君
    日本看護科学学会学術集会講演集 31回 354-354 2011年12月  
  • 西山 直美, 杉田 由加里, 中尾 裕之
    日本公衆衛生学会総会抄録集 70回 239-239 2011年10月  
  • 杉田 由加里, 米澤 純子, 奥田 博子, 福島 富士子, 中板 育美, 中尾 裕之, 横山 徹爾
    日本公衆衛生学会総会抄録集 70回 432-432 2011年10月  
  • 杉谷 亮, 中坪 直樹, 西山 直美, 岡田 美保, 牛山 明, 杉田 由加里, 中板 育美
    日本公衆衛生学会総会抄録集 70回 447-447 2011年10月  
  • 吉本 照子, 酒井 郁子, 八島 妙子, 井上 映子, 茂野 香おる, 杉田 由加里, 渡邉 智子
    千葉看護学会会誌 17(1) 61-68 2011年8月  
    本研究の目的は,老人保健施設の在宅支援機能と関連する因子および取り組みに関する文献検討を行い,在宅支援機能を高めるための研究課題を明らかにすることである。データベースは医学中央雑誌,検索期間は1987-2010年,検索語は「老人保健施設×(在宅復帰,家庭復帰,在宅支援,家庭×退所等)」,論文の種類は原著論文,総説,解説とした。関連する要因に関し,11文献を抽出した。入所者・家族,老人保健施設,地域各々の特性および在宅サービスの利用に関して検討しており,複数の報告に見られた在宅復帰の促進要因は,入所元が家庭である,移動能力あるいはADLが高い,認知症が重度ではない,子供との同居,入所期間が相対的に短いこと,定期的短期入所の利用であった。一方,施設の取り組みに関する文献は6件,うち5件は2000年代の報告であった。施設の在宅復帰率は50-80%と比較的高く,共通して施設の方針として在宅支援を明示し,在宅支援の取り組みとして,家族との信頼関係・協力,チームケアをあげ,家族とのきめ細かいコミュニケーション,多職種のケア目標や利用者の状況変化の共有,さらに在宅サービスとの連携による円滑な在宅移行に取り組んでいた。以上の結果から,利用者の身体・精神的状態を整えることと適切な入所期間との両立が期待され,家族および老健内外の多職種連携による在宅支援方法に関する検討が必要と考えられた。The purpose of this study was to examine factors and approaches related to home support in health facilities for the elderly based on a literature review, and clarify issues concerning improving home support. The Ichushi-Web was employed as a database between 1987 and 2010. We searched the database using "health facilities for the elderly" × ("return home", "home support", etc.) as keywords, involving original articles, reviews, and comments concerning the type of article. As for factors, eleven articles were reviewed. They examined the characteristics of users and family caregivers, facility or region-related factors, and the use of in-home services. Factors facilitating the home return, which several articles reported, included residing at home before admission, higher level of ADL or having no severe cognitive impairment in users, living with children, shorter period of admission, and periodical use of short-stay care. Meanwhile, approaches in facilities were reported in six articles, consisting of five articles after 2000. In these facilities, 50-80% of subjects returned home. They clearly pointed out home support as a policy in facilities. Regarding approaches of home support, they pointed out trusting relationships and cooperation with the family, and team care; and detailed communication with the family, sharing of caring goals in various types of medical field and users' conditions, and, in addition, a smooth shift to home care in coordination with home care services. Based on these studies and practices, it is necessary to managing both care for physical and mental condition of users and period of admission, and to discuss a model of interprofessional care for home care support including coordination with the family and home care services in health facilities for the elderly.
  • 杉田 由加里
    日本地域看護学会誌 13(2) 77-85 2011年3月  
    地域の住民ニーズに対する効果的な支援システムを構築・発展させる上で有用な行政保健師の能力・行動特性としてのコンピテンシー・モデルの試案を、支援システムを構築・発展させた経験をもつ保健師5名への半構成的面接から検討、作成した。さらに、作成した試案の有用性を検討することを目的に、支援システムを構築中の保健師3名へ本試案を提示し、半構成的面接を行った。その結果、本コンピテンシー・モデルで当該保健師の考え方が活性化され、自身の考え方や行動の有用性が確認でき、自己の課題を設定することができたことから、本試案の有用性が検証できたと考えた。
  • 杉田 由加里, 福島 富士子, 奥田 博子, 中板 育美, 米澤 純子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 69回 497-497 2010年10月  
  • 大光 房枝, 吉本 照子, 上原 たみ子, 酒井 郁子, 杉田 由加里
    千葉看護学会会誌 15(2) 53-61 2009年12月  
    実践の目的は,改正介護保険法による創設期のA市直営地域包括支援センター(センター)が,新予防給付ケアマネジメントに関し,介護予防ケアプラン(介護予防CP)作成を委託した居宅介護支援事業者のケアマネジャー(CM)が適切に介護予防CPを作成し,介護予防サービス事業者(事業者)と連携して介護予防サービス利用者の自立支援をできるように,しくみづくりを行うことであった。目的を達成するためにプロジェクトチーム(チーム)を結成し,介護予防CP作成のために臨時専門職員を確保し,CMに介護認定情報を迅速に提供するためのA市介護認定担当部署とのルールを作成した。チームは,CMが作成した介護予防CP原案に関する確認基準を作成し,CMにその確認基準を周知し,新予防給付ケアマネジメントのめざすことや知識に関する5回の研修を実施した。また,チームはCM・事業者の学習ニーズを把握し,目標志向型の介護予防CPについて再教育を行い,CM・事業者からの苦情・相談に即応し,改正介護保険法の理解不足やセンター・CM・事業者の役割遂行が不十分なために相手の不利益につながるものに対しては,各々の能力開発に結びつくように支援した。結果として,CMと利用者との契約が7~10日で可能となり,利用者のより円滑なサービス契約に寄与した。介護予防CPおよび自立支援のための介護予防サービス提供の質を改善するように,センター職員の力量形成およびCM・事業者への学習支援が課題であった。In this paper we report the building of care management systems for new preventive care management at the regional comprehensive support center directly operated by A city in its fledgling phase.With a care management team newly formed, an action plan was developed and the project was carried out as the following: temporary workers were employed for the development of the care plans, rules to facilitate relevant procedures were prepared with the cooperation of approval examination sections, and criteria for verifying the original care plan were established. Five training sessions were held regarding the objectives and contents of care management in A city toidentify care managers'(CMs') of in-home long-term care support providers and service providers'(SPs') needs to learn, and renew their knowledge of goal-oriented care plans. Some complaints and requests for consultation from CMs and SPs were attributable to their lack of understanding the revised long-term care insurance law or the center's, CMs', or SPs' insufficient fulfillment of their roles, possibly leading to the disadvantages of others. In such cases, corrective actions were immediately taken.In A city, the center ensured personnel for the development of care plans, and prepared rules in cooperation with approval examination sections, thus making a service contract between users and CMs has become possible within 7-10 days of the application and allowing users to smoothly enter into a service contract. Future tasks are to develop the competence of staff, and support CMs' and SPs' learning efforts.
  • 鎌田 直樹, 道家 梓, 山家 由加里, 杉田 昭栄
    日本獣医学会学術集会講演要旨集 148回 144-144 2009年9月  
  • 酒井 郁子, 杉田 由加里, 茂野 香おる, 井上 映子, 渡邊 智子, 吉本 照子, 八島 妙子
    千葉看護学会会誌 14(2) 54-62 2008年12月30日  
    看護職,介護職が認識している老健入居者の生活リズム調整援助の効果を面接から明らかにした。その効果の性質から,生活リズム調整の援助の意義は【生体リズムの回復】,【情緒・感情の活性化】,【基本的生活ニーズの充足】,【充実した交流】, 【自立】【自律】であると考えられた.そして生活リズム調整援助はその人固有の生活リズムを見出し支え拡張を促すという発展的(,) なプロセスとして考えられた。生活リズム調整の援助は,「その人が決めたその人らしい生活を送る」という自律を目指して実施されるが,高齢者の自律は段階的に実現するものではなく,その人の状態に応じて開示可能な自律性に援助者が着目することが重要であることが示唆された。一方職員への効果としても,ケアの質の向上,職員の心身の安定,業務の円滑な遂行といった援助目的が認識されており,入居者中心のケア提供を自己評価し自己改善していく必要性が示唆された。また老健という長期ケア施設では生活の目安への援助のみでなく過ごし方の充実が課題であると考えられた。The purpose of this study was to clarify the effects of nursing support aiming at adjusting older residents' rhythms of daily living by conducting interviews and to elucidate the structure of the effects. By examining the nature of the effects, significances of the nursing support aiming at adjusting the rhythms of daily living were considered to be:[recovery of the rhythms of daily living],[activation of emotions and/or feelings],[substantiality in basic life needs],[fulfillment in interaction with others],[independence], and[autonomy]. The support was also considered as the developmental process which finds out residents' peculiar rhythms of daily living, and encourages the expansion of their rhythm. Although the nursing support aiming at adjusting older residents' rhythms of daily living had the objective in achieving their autonomy i.e. 'spending their life under their own decision'. Older people's autonomy would not achieved by proceeding step by step. Thus it was suggested that facility staff should turn their attention to the individual residents' releasable attributes of autonomy according to their condition. On the other hand, the effects for the facility staff from the nursing support aiming at adjusting older residents' rhythms of daily living were also acknowledged. The effects were found in the significances of care such as[improvement of the quality of care],[stability of mental and physical well-being],[better work performance]. It was also suggested that staff needed to evaluate and improve themselves' resident-centered care. Furthermore, it was considered as the future subject that nursing support in the geriatric health services facilities should not only be focusing on the aims of daily living, but also on the enrichment of how older residents spend their time.
  • 佐藤 紀子, 山田 洋子, 細谷 紀子, 杉田 由加里, 石川 麻衣, 井出 成美, 岩瀬 靖子, 宮崎 美砂子
    日本公衆衛生学会総会抄録集 67回 502-502 2008年10月  
  • 清水 みどり, 吉本 照子, 杉田 由加里
    新潟青陵大学紀要 8 129-138 2008年3月10日  
    【目的】介護老人保健施設(老健)利用者の在宅支援に必要な看護職および相談職のケアおよび連携の内容を明らかにする.【方法】調査対象は都内にある在宅支援を積極的に行っている老健1施設の看護管理者,療養棟看護師,相談職管理者で、「在宅支援に関するケアの内容と意図および取り組み」について半構成的面接を行い,逐語録を作成して内容分析を行った.【結果および考察】今回,看護管理者,療養棟看護職が相談職を通じて,地域のケア職と利用者の状態やケア方法について情報を共有し,相談職管理者が施設と在宅のケアプランの連続性と利用者の健康管理を意図して,ケアマネジャーに働きかけていた.こうした連携方法の背景には,相談職管理者がケアマネジャーの資格と共に看護職としての職歴を持ち,利用者の健康状態のアセスメント能力があったこと,在宅生活の継続には健康管理が重要であると捉えていたことが考えられた.
  • 遠藤 淑美, 吉本 照子, 杉田 由加里
    精神科看護 34(2) 42-48 2007年2月  
  • 茂野 香おる, 井上 映子, 八島 妙子, 渡邊 智子, 杉田 由加里, 酒井 郁子, 吉本 照子, Kaoru SHIGENO, Eiko INOUE, Taeko YASHIMA, Tomoko WATANABE, Yukari SUGITA, Ikuko SAKAI, Teruko YOSHIMOTO, 千葉県立衛生短期大学, 千葉県立衛生短期大学, 愛知医科大学看護学部, 福岡県立大学, 千葉大学大学院看護学研究科, 千葉大学看護学部, 千葉大学大学院看護学研究科, Bulletin of Chiba College of Health Science, Bulletin of Chiba College of Health Science
    千葉県立衛生短期大学紀要 = Bulletin of Chiba College of Health Science 25(2) 61-68 2007年  
  • 井上 映子, 茂野 香おる, 八島 妙子, 渡邊 智子, 杉田 由加里, 酒井 郁子, 吉本 照子, Eiko INOUE, Kaoru SHIGENO, Taeko YASHIMA, Tomoko WATANABE, Yukari SUGITA, Ikuko SAKAI, Teruko YOSHIMOTO, 自治医科大学看護学部, 千葉県立衛生短期大学, 愛知医科大学看護学部, 福岡県立大学, 千葉大学大学院看護学研究科, 千葉大学大学院看護学研究科, 千葉大学大学院看護学研究科
    千葉県立衛生短期大学紀要 = Bulletin of Chiba College of Health Science 26(1) 97-104 2007年  
  • 杉田 由加里, 佐藤 紀子, 飯野 理恵
    千葉看護学会会誌 12(2) 91-97 2006年12月30日  
    The purpose of this study was to clarify the contents of public health nurses' activities to prevent functional decline for a 10-year period. We obtained 213 articles by searching the literature (1995-2005) in Igakuchuozassi, a Japanese index of medical articles (WEB version) using public health nurse and the key words for preventing functional decline, and also found 8 articles by manual search. Of these articles, 18 describing the contents of public health nurses' activities for preventing functional decline were analyzed. The contents of activities were classified into the purpose of activity, contents of support, and results of activities. In addition, their characteristics according to the stage of preventing functional decline were evaluated, and the contents of public health nurses' activities were clarified. Public health nurses performed activities for participants in care prevention programs in each stage of preventing functional decline. But their activities for elderly people unrelated to prevent functional decline programs were performed mainly in secondary prevention. It was confirmed that the activities of public health nurses in the systematization of programs for elderly people performed in the entire community, planning of programs necessary in the community, and evaluation of their results. Public health nurses performed not only activities such as training of leaders for the development of inhabitants' independent activities in the community but also activities such as talks with inhabitants, surveys, and did public relations on preventing functional decline for the entire community. In each stage of preventing functional decline, the partnership with inhabitants in the community is important.本研究の目的は,10年間の文献を網羅的に検討することにより,介護予防における保健師の活動内容を明らかにすることである。医学中央雑誌(WEB版)を用いて,介護予防に関連するキーワードに保健師あるいは保健婦をかけて,会議録を除き検索(1995-2005年)した213文献と目視で検索した8文献から,介護予防にむけた保健師の活動内容が詳述されている18文献を分析対象文献とした。活動の目的,援助内容,活動の成果に分類整理し,さらに,介護予防の段階別に特徴を調べ,保健師の活動内容を明らかにした。介護予防事業参加者への働きかけは,どの介護予防の段階においても実践されていたが,介護予防事業につながっていない高齢者への働きかけは,2次予防を中心に,日頃の保健事業を駆使し,実践されていた。介護予防のどの段階においても,地域にあった事業を企画し,実施,評価することを実践しており,担当地域全体で行われている高齢者への事業を体系化し,その地域でさらに必要な事業を企画し,そして評価するという行政保健師ならではの活動が確認できた。地域の住民の主体的な活動の展開をめざし,リーダーを育成するというように,地区組織・地域の代表者への働きかけや,住民との話し合いや調査,介護予防活動のPRといったように,地域全体へ働きかけていた。介護予防のどの段階においても地域住民とのパートナーシップが重要であることが確認できた。
  • 遠藤 淑美, 坂田 三允, 吉本 照子, 酒井 郁子, 杉田 由加里
    日本看護科学学会学術集会講演集 26回 311-311 2006年11月  
  • 岡田 進一, 白木 裕子, Firth Ralph, Metcalf Tony, Bull Cathy, 武田 春美, 上野 千代子, 高砂 裕子, 杉田 由加里, 竹本 与志人, 宇佐美 千鶴, 小久保 裕美, 若山 隆
    ケアマネジメント学 (5) 26-45 2006年6月  
  • 渡邉 智子, 八島 妙子, 茂野 香おる, 井上 映子, 杉田 由加里, 酒井 郁子, 吉本 照子
    日本看護学会論文集: 看護管理 (36) 392-394 2006年3月  
    介護老人保健施設(老健)の看護・介護職者が保有している高齢者の生活リズム調整のためのケアの実践知に関する調査をもとに、その背後にある看護職、介護職の高齢者の生活リズム調整における倫理的ジレンマを明らかにした。看護職が有する倫理的ジレンマは、8のテーマに分類できた。介護職が有する倫理的ジレンマは、10のテーマに分類できた。スタッフのジレンマを解決するには、施設の現状を把握し、管理者の意識改革、スタッフの意識改革、業務を改善していくような管理者の取り組みが必須であった。
  • 遠藤 淑美, 坂田 三允, 吉本 照子, 酒井 郁子, 杉田 由加里
    日本看護科学学会学術集会講演集 25回 170-170 2005年11月  
  • 杉田 由加里, 吉本 照子, 酒井 郁子
    千葉看護学会会誌 10(2) 65-71 2004年12月30日  
    高齢者ケアに関わっている看護職,介護職の生活リズム調整に関するテキスト20冊(1980-2003年)の記述をもとに,生活リズム調整に関する看護・介護職の知識基盤を明らかにすることを目的とした。記述の抽出は,目次,あるいは本文に,「生活リズム」,「睡眠」と「援助」あるいは「睡眠」と「看護」の記述のある部分とし,生活リズムの捉え方,生活リズム調整に関する援助方法を抜粋し,年代による変遷を分析し,看護・介護職のテキストに見られる生活リズム調整に関するそれぞれの特徴を分析した。年代による変遷は,睡眠に焦点をあて,生活リズムの乱れが不眠の原因という捉え方から,日常生活と同義的に生活リズムを重視した捉え方,さらに高齢者と家族を含めた生活リズムという捉え方がなされていた。看護・介護職のテキストの内容に大きな違いはみられなかったが,看護職のテキストでは,健康な高齢者への援助及び健康障害をもった人への援助という視点から援助を捉えており,介護職のテキストでは,日常生活への援助というように,生活そのものを捉え援助するという視点の違いがみられた。生活リズム調整に関する援助方法はいくつかのテキストでみられたが,生活リズムが乱れた要介護高齢者への具体的な援助方法については,記述が少なかった。以上のような看護・介護職の視点の違いと知識基盤をもとに,相互の実践知を明らかにする必要があると考えられた。
  • 吉本 照子, 酒井 郁子, 杉田 由加里, 矢野 惠子, 後藤 幸子
    病院管理 41(4) 289-300 2004年10月  
    10都道府県の100床以上の一般病院1816施設で看護用具・用品の開発や活用を推進する立場にある看護管理者を対象に看護用具・用品の開発と活用状況について郵送による調査を行い,有効回収391票について解析した.調査項目は各病院における開発例の有無と内容・活用状況・活用のための情報収集と看護管理の工夫とし,開発の目的別に分類し,開発の有無と活用の取り組みとの関連についてクロス分析した.その結果,開発例のある病院は117施設(45.5%)・開発例258件で,主な開発目的は「診療に伴う危険防止」「治療環境における対象の安全性向上」「対象の安楽性向上」であった.開発例のある病院ではない病院に比べて「情報収集」「効果検証」「他職種との合意形成」などが行われていた.以上より,看護管理者が安全や安楽性向上のための資源開発とコスト削減に対する看護職者の貢献を示しながら,用具の活用に対する他職種の理解を得て活用のための仕組み作りを行うことが重要であると考えられた
  • 酒井 郁子, 島田 広美, 末永 由理, 吉本 照子, 杉田 由加里
    千葉大学看護学部紀要 (26) 105-110 2004年3月  
    米国ミネソタ州ツインシテイズの医療施設における脳卒中患者を対象とした患者教育・指導の特徴を,現地調査から分析した.その結果,脳卒中患者への教育・指導の実施方法の特徴として,①教育・指導プログラムがさまざまな患者の状態に合わせて,多種多様に準備され患者の選択と決定の機会が保証されていること,②脳卒中体験者によるボランティアを多く活用したサポートグループ活動が活発に展開されていることであった.また教育・指導の目的からみた特徴としては①長期的な回復を目指したプログラムが多いこと,②脳卒中患者自らがQOLを高めていけるように,自己を肯定する目的でさまざまな教育・指導がなされていること,③介護者支援のための教育・指導プログラムは少ないことであった.
  • 矢野 惠子, 後藤 幸子, 吉本 照子, 酒井 郁子, 杉田 由加里
    日本看護科学学会学術集会講演集 23回 351-351 2003年12月  
  • 杉田 由加里, 酒井 郁子, 吉本 照子, 矢野 惠子, 後藤 幸子
    日本看護科学学会学術集会講演集 23回 353-353 2003年12月  
  • 吉本 照子, 酒井 郁子, 杉田 由加里, 矢野 惠子, 後藤 幸子
    日本看護科学学会学術集会講演集 23回 360-360 2003年12月  
  • 吉本 照子, 酒井 郁子, 矢野 惠子, 後藤 幸子, 杉田 由加里
    千葉大学看護学部紀要 25 27-35 2003年3月  
    本研究の目的は,看護職者による看護のための用具や用品(看護用品)の開発の実態と人々の健康生活支援の観点からみた課題を明らかにすることである.文献調査の対象は,看護用品に関する報告を恒常的に掲載している11誌(看護管理,臨床看護,看護技術,日本看護学会論文集7誌,臨床看護研究の進歩 ; 1995-1999年)を選択した.抽出した139件について,開発した看護用品,使用する対象者,開発の必要性を抜粋し,開発の目的の類似性をもとに分類して,実態と課題を分析した.139件は療養生活支援のための看護用品74件及び診療補助のための看護用品65件に分類された.療養生活支援のための看護用品は,対象の安全性の向上11件,対象の安楽性の向上37件,ADLの拡大25件,環境適応1件に分類され,診療補助のための看護用品は,看護の目的をもとに,検査における看護9件,手術中の看護9件,手術後の看護15件,治療における看護12件,薬剤投与における看護9件,治療環境における事故防止11件に分類された.開発の必要性は,患者が既存の看護用品にもとめる機能を質的・量的に充足するための改良(115件)が主であり,看護職者の負担軽減やコスト低減(26件)もみられた.新たな看護技術としての看護用品の開発(10件)は比較的少なかった.この結果はコストの制約の中で,看護職者が業務遂行のために,既存の看護用品を改良することにより,患者個別のニーズを充足している実態を示すと考えられる.一方,体位固定用品(12件)や抑制用品(11件)は,同様な開発例が重複して報告されていたが,各々が開発の要件の一部をあげ,開発の要件を総合的に捉えた例はあまりみられなかった.患者の総合的なニーズを捉えて看護用品の要件を明らかにし,共通性の高い看護用品を開発すること,さらに,共通性の向上した看護用品をより多くの人々が使いこなすように改良し,個別性を高めながら,新たな健康生活支援技術として開発することが,今後の課題と考えられる.
  • 酒井 郁子, 杉田 由加里, 吉本 照子
    日本看護科学学会学術集会講演集 22回 339-339 2002年12月  
  • 吉本 照子, 酒井 郁子, 杉田 由加里
    日本看護科学学会学術集会講演集 22回 340-340 2002年12月  

書籍等出版物

 2

共同研究・競争的資金等の研究課題

 15