研究者業績

山本 裕子

Yuko YAMAMOTO

基本情報

所属
千葉大学 大学院人文科学研究院国際言語文化学研究部門文芸様態論講座
学位
文学修士(同志社大学)
Master of Arts (Columbia University)
博士(言語文化学)(2024年3月、大阪大学)

連絡先
y-yamamotchiba-u.jp
研究者番号
80545377
J-GLOBAL ID
201901018014204956
researchmap会員ID
B000363707

論文

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MISC

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書籍等出版物

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  • 山本 裕子 (担当:共著, 範囲:「“From Jefferson to the World”―フォークナーの『町』と『館』と「人民資本主義」―」)
    中央大学出版部 2024年3月10日 (ISBN: 4805753641)
    文学・文化研究において、ローカルな地域は単なる背景の装置にとどまらない。グローバリゼーションや移動といった現在の事象のなかで、それらと連動するものとしてローカリティの概念を新たに見直すことには重要な意味がある。本書が取り上げるのは、アメリカの作家たち(ディキンスン、ジュエット、メルヴィル、ヘミングウェイ、トゥーマー、ショパン、ウェルティ、フォークナーなど)と俳優(ロブスン)だ。こうした作家・表現者たちは各々の作品のなかで、ローカリティに関する如何なる問題を提起しているか。本書は現代的なテーマ――ナショナリズム、エスニシティ、ジェンダー、政治、階級、自然など――に即して、その問題に検討を加える。(紹介より)
  • 山本 裕子
    松籟社 2023年12月25日 (ISBN: 4879844489)
    フォークナーに〈レイト・スタイル〉はあるのか? あるとしたら、それはいかなるものか。 フォークナーの後期作品に見られる、老いのペルソナと自伝的様式を考察し、その〈レイト・スタイル〉の内実に迫る。(帯より)
  • Yuko YAMAMOTO (担当:共著, 範囲:"'The Family of Man': William Faulkner, Atomic Diplomacy, and US Visual Education in Post-Occupation Japan")
    University Press of Mississippi 2023年7月17日 (ISBN: 1496845862)  Refereed
    (出版社サイトより転載)If it seems outrageous to suggest that one of the twentieth century’s most important literary cartographers of the private recesses of consciousness is also among its great novelists of family, William Faulkner nonetheless fits the bill on both counts. Family played an outsized role in both his life and his writings, often in deeply problematic ways, surfacing across his oeuvre in a dazzling range of distorted, defamiliarized, and transgressive forms, while on other occasions serving as a crucible for crushing forces of conformity, convention, and tradition. The dozen essays featured in this collection approach Faulkner’s many families—actual and imagined—as especially revealing windows to his work and his world. In Faulkner's Families, contributors explore the role of the child in Faulkner’s vision of family and regional society; sibling relations throughout the author's body of work; the extension of family networks beyond blood lineage and across racial lines; the undutiful daughters of Yoknapatawpha County; the critical power of family estrangement and subversive genealogies in Faulkner’s imagination; forms of queer and interspecies kinship; the epidemiological imagination of Faulkner’s notorious Snopes family as social contagion; the experiences of the African American families who worked on the writer’s Greenfield Farm property; and Faulkner’s role in promoting a Cold War–era ideology of “the family of man” in post–World War II Japan.
  • 山本 裕子 (担当:共著, 範囲:「映画になったフォークナー:『日本の印象』とUSIS」)
    松籟社 2022年11月 (ISBN: 4879844306)
    敗戦後10年となる1955年、ノーベル賞作家ウィリアム・フォークナーが来日し、作家・文化人や英米文学研究者、一般市民と交流した。戦後日本の文化史において重要な位置を占めるこのイベントは、冷戦期アメリカの文化外交の一環に他ならなかった。 文化と政治が交錯する焦点となったフォークナー訪日、その意味と影響を改めて検討する。(出版社ホームページより)
  • 山本 裕子 (担当:共著, 範囲:「南部小作農民の身体表象:ジェイムズ・エイジーと『フォーチュン』誌、一九三六年」)
    小鳥遊書房 2022年10月 (ISBN: 4909812989)
    近代科学とテクノロジーの「知」的産物、広告手段=メディア / 身体=人間「マシーン」「アート」「視覚メディア」「他者」を鍵概念にロシア、アメリカ、ドイツ、日本、カリブ諸島と広範囲にわたって戦間期モダニズムにおける身体とメディアの境界を多角的に論じる!(出版社ホームページより)
  • 山本 裕子 (担当:分担執筆, 範囲:「カーソン・マッカラーズ」「階級」)
    ミネルヴァ書房 2021年4月 (ISBN: 4623090779)
    (出版社ホームページより)「矛盾と葛藤が遍在するアメリカになぜ〈文学〉は生まれ、どのように紡がれてきたのだろうか。アメリカ文学をその源流から説き起こし、歴史/文化とともに展開していく世界を紹介し、その世界の深さと広がりを詳しく学べるよう、作家・作品研究とテーマ研究も提示する。本書を通じて読者が「アメリカ」とその内実に迫り、自らの生を照り返しながら、一冊でも多くの作品を味読してほしい。学部生、大学院生、一般読者を対象に、新たな文学史、新たな文学研究への視角をひらく刺激的なガイドブック。」
  • 山本 裕子 (担当:共訳, 範囲:「第九章 ヴァージニア時代 一九五六-一九六二」) (原著:Array)
    水声社 2020年3月 (ISBN: 9784801004733)
    (出版社ブログより)「〈実際、誰ひとりとして真のフォークナーを知るものはいないようだった。しかし、人々は確かに彼の作品は知っていた。〉アメリカ南部史研究の泰斗が、『響きと怒り』、『八月の光』などで知られる20世紀を代表するノーベル賞作家の生涯を、両親の家系をさかのぼり、黒人親族(シャドウ・ファミリー)との秘められた関係を明らかにし、その栄光と悲惨を描き出した決定的評伝。待望の翻訳。」
  • Yuko YAMAMOTO (担当:共著, 範囲:“From Hemingway to Faulkner via Evans: ‘One Trip Across,’ ‘Sepulture South,’ and the Visual Aesthetics of Writing”)
    Southeast Missouri State University Press 2018年10月 (ISBN: 0997926295)  Refereed
    (出版社サイトより転載)"This collection of literary criticism features selected essays from the 2016 Faulkner & Hemingway Conference hosted by the Center for Faulkner Studies. This is Volume Six in the Faulkner Conference Series from Southeast Missouri State University Press."
  • 山本 裕子 (担当:共著, 範囲:「アメリカン・ドリームの申し子 ―フレム・スノープスと五〇年代のフォークナー−」)
    金星堂 2018年2月 (ISBN: 4764711761)
    (出版社ホームページより)「小説と演劇、二つのジャンルから本書に収められた18篇の論考は、「幸福の追求」とその行方をめぐる様々な物語を多角的視座から考察したものである。アメリカとアメリカ文学における「幸福の追求」とその行方をめぐる18の思索が、過去から現在、未来に至るアメリカ文学の営為と志向性を追求する新たな旅立ちになることを願う。(「序」より)」
  • 山本 裕子 (担当:共著, 範囲:「フォークナーのレイト・スタイル―後期作品におけるメモワール形式と老いのペルソナー」)
    松籟社 2016年2月 (ISBN: 4879843458)
    (出版社ホームページより)「その作品中で数多くの老人を描いたウィリアム・フォークナー。 それら「老い」の表象に注目し、作家自身の「老い」とも関連づけながら、フォークナー研究の新たな可能性を探ります。」
  • 山本 裕子 (担当:共著, 範囲:「レトロ・スペクタクル―モダニズムの晩年とフォークナーの「老い」の政治学―」)
    松籟社 2012年3月 (ISBN: 4879843059)
    (Amazonサイトより転載)「『老い』は肉体的・本質的なものでなく、文化的・歴史的な概念である。だとすれば我々はどのように『老い』ていくか、すなわち『老い』の戦略をたてることができる―近年提示された新たな『老い』概念を援用しながら、『若さの国』アメリカで、作家たちがどのように『老い』を描いてきたのかを探る。」

講演・口頭発表等

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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