研究者業績

小泉 佳右

コイズミ ケイスケ  (Keisuke Koizumi)

基本情報

所属
千葉大学 大学院国際学術研究院 准教授
学位
修士(筑波大学)
博士(東京学芸大学)

J-GLOBAL ID
200901010508750475
researchmap会員ID
1000361048

論文

 33
  • 行德 玲, 小泉 佳右
    千葉大学国際教養学研究 = Journal of Liberal Arts and Sciences, Chiba University 8 97-108 2024年3月31日  
    type:text [要旨] 日本に来る外国人留学生は、住み慣れた場所とは異なる環境での生活を強いられるため身体的および精神的なストレスが生じやすいといえる。一方で、運動は生活習慣病の予防や生活の質やQOL、メンタルヘルスの向上が見込まれ、身体的および精神的に好意的な影響を与えると言われている。本研究では、留学生の健康状態と身体活動量について調査するため、留学生31名と留学生ではない学生41名を対象に身体活動量の計測とSF-36v2を用いた健康関連QOLの測定を実施した。留学生群では、留学生ではない学生群に比べ、総睡眠時間が長く、SF-36v2の調査においては身体機能、日常役割機能(精神)、社会的機能の項目で低いスコアを記録した。留学生の中での活動上位群と活動下位群では、有意な差は見られなかったが、日本人を含めた包括的な健康を維持・向上するためのサポートが必要である。 [Abstract] International students coming to Japan face physical and mental stress because they have to live in a very different environment from the one they are used to in their hometown. Meanwhile, exercise is expected to improve quality of life (QOL) and mental health. In this study, we compared the physical activity and health-related QOL (using the SF-36v2) of 31 international students and 41 Japanese students. Compared to Japanese students, the international student group had a longer total sleep time and recorded a lower mean score on the SF-36v2 in the areas of physical function, emotions, and social functioning. However, there was no significant difference between the top activity group and the bottom activity group among the international students. Overall, support is needed to maintain and improve comprehensive health in Japanese and international students.
  • 窪谷 珠江, 小泉 佳右
    植草学園大学研究紀要 14 61-68 2022年3月31日  
    【目的】幼児の身体活動量と有能感および社会的受容感を計測し,その関係性について調査することを目的とした。【方法】幼稚園の年長児 22 名を対象とした。身体活動量の測定は,三軸加速度センサー付き小型活動量計を用いた。有能感および社会的受容感の測定は The Pictorial Scale of Perceived Competence and Social Acceptance for Young Children を参考とし,個別面接調査を行った。身体活動量について,歩数は 13,000 歩を境に,中高強度活動時間(moderate-to-vigorous physical activity;以下,MVPA 時間)は 70 分/日を境にその多寡をそれぞれ分類し,歩数と MVPA 時間の両方とも高値を示した者を「身体活動量充足群」,それ以外の者を「非充足群」として 2 群に分類した。それぞれの群における有能感および社会的受容感の得点の差を,Mann-Whitney の U 検定を用いて求めた。【結果】身体活動量充足群は非充足群と比較して運動有能感および一般的有能感が有意に高かった。両群において社会的受容感に有意差は認められなかった。
  • 青山千夏, 西昌哉, 窪谷珠江, 小泉佳右
    千葉大学国際教養学研究 6 97-107 2022年3月  最終著者責任著者
  • 小泉佳右, 真鍋求, 安藤啓
    千葉体育学研究 (42) 1-8 2021年9月  査読有り筆頭著者
  • Saki Tsukahara, Satoshi Yamaguchi, Futaba Igarashi, Reiko Uruma, Naomi Ikuina, Kaori Iwakura, Keisuke Koizumi, Yasunori Sato
    Journal of medical Internet research 22(6) e18155 2020年6月24日  査読有り
    BACKGROUND: Maintenance of good health and a healthy lifestyle have significant impacts on the lives of university students. However, university students are prone to engage in risky health behaviors, resulting in impaired health status. Electronic health (eHealth) literacy is an important factor in maintaining a healthy lifestyle. However, no studies have assessed the eHealth literacy levels and the associated lifestyle behaviors among university students in Japan. OBJECTIVE: The purposes of this study were to clarify the eHealth literacy level, the participant characteristics associated with eHealth literacy, and the association of eHealth literacy with lifestyle behaviors of students in a Japanese university. METHODS: A questionnaire-based cross-sectional study of 3183 students at a national university in Japan was conducted. eHealth literacy was quantified using the Japanese version of the eHealth Literacy Scale (eHEALS). The association between participant characteristics (gender, school year, department of study, and living status) and eHEALS score was assessed using t tests. Additionally, the associations of eHealth literacy with lifestyle behaviors (exercise, smoking, alcohol consumption, etc.) were evaluated using logistic regression analyses. RESULTS: The mean eHEALS score was 23.6/40 points. The mean eHEALS score for students in medical departments was 27.0/40 points, which was 2.9 points higher than that of nonmedical students (P<.001). Similarly, the graduate school participants had higher scores than the undergraduate students. The proportion of participants who exercised regularly was higher in the high eHEALS score group than in the low score group, with an adjusted odds ratio of 1.39 (P<.001). CONCLUSIONS: The eHealth literacy level of university students in Japan was comparable to that of the general Japanese population. Graduate students, as well as those in medical departments, had higher eHealth literacy. Furthermore, students with higher eHealth literacy had better exercise routines.

MISC

 26
  • 小泉 佳右, 植竹 和人
    日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 72 355 2022年  
    学校教員の長時間勤務、少子化、部活動指導の在り方などの複合的な問題が顕在化する中で、学校部活動の運営方法については再考を求められているといえる。学校それぞれにある事情や特性を配慮した部活動運営を進めることが、指導者と生徒にとって健全で有意義な活動に寄与すると考えられる。一方で、近年では、スポーツパフォーマンスのスタッツ化が急速に進み、試合でのデータを取得し分析することが容易になった。客観的なデータの提示は、高校生レベルにおいてはチームマネジメントやチーム戦術を自ら考えるきっかけにもなりうる。本研究では、高等学校バスケットボール部においてゲームスタッツを活用したチームマネジメントを実践している試行的取り組みについて紹介し、部活動運営方法の一つを提案する。 調査対象となった高等学校バスケットボール部においては、日常の練習で、安全面での配慮や対応策を十分に施したうえで、生徒主体の練習を実践している。また、試合でのパフォーマンスを、BOXSCOREを利用して収集し、その結果を全選手に公開している。これらの指標をもとにして、次の試合の各選手の出場時間を決定するための選手間投票を実施する。一方で、短時間でもベンチ入りメンバー全員に出場機会が与えられるような配慮もある。このような部活動運営を実践している選手らに対して、和田ら(2021)が使用した部活動の満足度を評価するアンケート調査を実施した。アンケート結果を因子分析した結果、5つの因子が抽出され、それぞれ「活動への意欲」、「高校生活の中での居場所」、「目標への意識」、「自己実現度」および「主体的なチーム運営」と名付けた。部活動に求められる役割は多岐にわたるが、満足度をもたらす因子は活動環境によって変化すると考えられる。それぞれの環境にある教育リソースを効果的に活用した特色ある活動の有用性について、さらに検証していく必要がある。
  • 窪谷 珠江, 小泉 佳右
    日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 71 344 2021年  
    【目的】本研究は幼児の生活リズムを、睡眠、身体活動量、遊びの時間および食事時刻から包括的に調査することを目的とした。【方法】対象者は幼稚園の年長児とした。睡眠は起床時刻、就寝時刻および睡眠時間を、身体活動量は歩数および中高強度活動時間を、小型活動量計を用いて測定した。外遊びおよび室内遊び時間と朝食および夕食開始時刻は質問紙調査とし、保護者が記録した。登園日と休日の睡眠関連指標、身体活動関連指標および各食事開始時刻を変数に投入し、階層クラスター分析によって4群に分類した。4群間の比較はKruskal-Wallis検定を用い、多重比較検定はDann-Bonferroni法を用いた。【結果】分析対象児は73名であった。幼児の睡眠は「遅寝遅起き型」、「短時間睡眠型」、「早寝早起き型」および「標準型」に分類された。「遅寝遅起き型」は、就寝時刻は22時以降、起床時刻は7時半以降であり、登園日では就寝時刻、起床時刻ともに他の3群と比較して有意に遅かった。「短時間睡眠型」は睡眠時間が8時間台であり、他の群が9時間台であるのと比較して有意に短く、休日では「早寝早起き型」との間に有意差が確認された。「早寝早起き型」は登園日、休日ともに朝食および夕食開始時刻が早かった。しかし、休日の歩数および中高強度活動時間は「標準型」より有意に低かった。「標準型」は、就寝時刻は21時台、起床時刻は7時台であった。また登園日、休日ともに歩数も中高強度活動時間も最も高い数値を示し、特に休日では他の3群と比較して有意に高かった。【まとめ】幼児の生活リズムを睡眠、身体活動量、遊びの時間および食事時刻から調査した結果、「遅寝遅起き型」、「短時間睡眠型」、「早寝早起き型」および「標準型」に分類された。登園日、休日ともに歩数も中高強度活動時間も最も高い数値を示したのは「標準型」であった。
  • 松井 克典, 小泉 佳右
    日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 71 409 2021年  
    今日学童野球チームの現場でも、子どもの多様性を認め、子どもの成長を周りの大人がサポートしながら寄り添っていくコーチングが普及しつつある。一方で旧態依然の指導者による威圧的で非科学的な指導が行われている現実も少なくない。また、保護者の協力が不可欠である点など、学童ならではのチームマネジメントが求められる点もその特徴である。 子どもの野球競技人口の減少が叫ばれる昨今、どのようなチームづくりをし、学童野球の環境をどのように整えていくことが理想なのか。また学童及び保護者に野球を選んでもらい、誰もが楽しんで競技に参加できるようにするにはどのようにしていけばよいのか。その指導法やチームづくり、環境づくりの方法を、学童や保護者のニーズや意識調査をもとに検証していく。
  • KOIZUMI Keisuke
    Medicine and Science in Sports and Exercise 52 S781 2020年5月  筆頭著者
  • Shuji Shimonagata, Keisuke Koizumi, Katsuo Sugita
    MEDICINE AND SCIENCE IN SPORTS AND EXERCISE 45(5) 365-365 2013年5月  

書籍等出版物

 11

講演・口頭発表等

 74
  • 仲野恭平, 𠮷岡伸彦, 小泉佳右, 下永田修二
    令和4年度第2回千葉県体育学会大会 2022年12月3日
  • 小泉佳右, 植竹和人
    日本体育・スポーツ・健康学会第71回大会 2022年9月2日
  • 小泉佳右, 林真奈香, 竹田藍, 河野宏紀, 重本栞里, 鈴木さくら, 本多未来, 三田莉加
    令和4年度第1回千葉県体育学会大会 2022年5月7日
  • 松井 克典, 小泉 佳右
    日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 2021年 一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
    今日学童野球チームの現場でも、子どもの多様性を認め、子どもの成長を周りの大人がサポートしながら寄り添っていくコーチングが普及しつつある。一方で旧態依然の指導者による威圧的で非科学的な指導が行われている現実も少なくない。また、保護者の協力が不可欠である点など、学童ならではのチームマネジメントが求められる点もその特徴である。 子どもの野球競技人口の減少が叫ばれる昨今、どのようなチームづくりをし、学童野球の環境をどのように整えていくことが理想なのか。また学童及び保護者に野球を選んでもらい、誰もが楽しんで競技に参加できるようにするにはどのようにしていけばよいのか。その指導法やチームづくり、環境づくりの方法を、学童や保護者のニーズや意識調査をもとに検証していく。
  • 窪谷 珠江, 小泉 佳右
    日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 2021年 一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
    【目的】本研究は幼児の生活リズムを、睡眠、身体活動量、遊びの時間および食事時刻から包括的に調査することを目的とした。【方法】対象者は幼稚園の年長児とした。睡眠は起床時刻、就寝時刻および睡眠時間を、身体活動量は歩数および中高強度活動時間を、小型活動量計を用いて測定した。外遊びおよび室内遊び時間と朝食および夕食開始時刻は質問紙調査とし、保護者が記録した。登園日と休日の睡眠関連指標、身体活動関連指標および各食事開始時刻を変数に投入し、階層クラスター分析によって4群に分類した。4群間の比較はKruskal-Wallis検定を用い、多重比較検定はDann-Bonferroni法を用いた。【結果】分析対象児は73名であった。幼児の睡眠は「遅寝遅起き型」、「短時間睡眠型」、「早寝早起き型」および「標準型」に分類された。「遅寝遅起き型」は、就寝時刻は22時以降、起床時刻は7時半以降であり、登園日では就寝時刻、起床時刻ともに他の3群と比較して有意に遅かった。「短時間睡眠型」は睡眠時間が8時間台であり、他の群が9時間台であるのと比較して有意に短く、休日では「早寝早起き型」との間に有意差が確認された。「早寝早起き型」は登園日、休日ともに朝食および夕食開始時刻が早かった。しかし、休日の歩数および中高強度活動時間は「標準型」より有意に低かった。「標準型」は、就寝時刻は21時台、起床時刻は7時台であった。また登園日、休日ともに歩数も中高強度活動時間も最も高い数値を示し、特に休日では他の3群と比較して有意に高かった。【まとめ】幼児の生活リズムを睡眠、身体活動量、遊びの時間および食事時刻から調査した結果、「遅寝遅起き型」、「短時間睡眠型」、「早寝早起き型」および「標準型」に分類された。登園日、休日ともに歩数も中高強度活動時間も最も高い数値を示したのは「標準型」であった。

所属学協会

 7

共同研究・競争的資金等の研究課題

 10

社会貢献活動

 6