研究者業績

藤川 大祐

フジカワ ダイスケ  (Daisuke Fujikawa)

基本情報

所属
千葉大学 教育学部 教授
学位
教育学修士(1991年3月 東京大学)

研究者番号
50288429
J-GLOBAL ID
200901073152860485
researchmap会員ID
1000212734

外部リンク

千葉大学教育学部教授(教育方法学・授業実践開発)。
メディアリテラシー、ディベート、環境、数学、アーティストとの連携授業、企業との連携授業等、さまざまな分野の新しい授業づくりに取り組む。学級経営やいじめに関しても研究。

論文

 133

MISC

 344

書籍等出版物

 127

講演・口頭発表等

 87
  • 藤川 大祐
    日本教育工学会 2025年春季全国大会 2025年3月9日
    教育での生成 AI 利活用において,事実と異なる内容等が出力されるハルシ ネーションが注目されてきた.しかしながら,生成 AI のバージョンアップとともにハルシネーションについても改善が進み,ウェブ検索に基づいてテキストを生成させるような場合には,これまで指摘されてきたようなハルシネーションはほぼ再現されなくなっている.数学的な問題についてはハルシネーションが再現されるが,これは日本語処理による問題だと考えられる.こうしたハルシネーションに関連して生成 AI の記号接地問題が取り上げられているが,扱われている具体例は記号接地問題とは無関係であり,AI の学習と子どもの学習とを類比させることには慎重さが求められることが確認された.
  • 見舘 好隆, 小野, 憲史, 渡邉文枝, 小牧, 瞳, 藤川 大祐
    日本教育工学会 2025年春季全国大会 2025年3月9日
    全国 748 名の経営者・人事担当者に対する調査の結果, オタクの価値を理解する企業は採用の工夫をしていること,またオタクは創造性やイノベーションに寄与していること, さらに創造性やイノベーションに影響する職場環境の4つの因子(良環境・仲間たち・遊び心・理不尽さ) のうち, 特に 10%ルール等 「遊び心」 がオタクに強く正の影響を与え,オタクを介して創造性やイノベーションに正の影響を与えることが示唆された.
  • 藤川大祐, 牧野太輝, 見舘好隆, 小野憲史, 小牧瞳
    日本デジタルゲーム学会第15回年次大会 2025年2月22日
    本研究では、学習者が「オタク」であることを肯定され「オタク力」とされる諸能力を伸ばすことが期待されるようなサンクチュアリ(聖域)としての教室や授業のあり方を明らかにする目的で、「推し」という語の使われ方について検討した上で、中学校の総合的な学習の時間にゼミ形式で全 19 回の「推しごとゼミ」を実践し、授業中の様子や事後アンケートからこの授業のサンクチュアリとしてのあり方を検討した。まず、「推し」については、「推し活」という語が使われるようになり、「オタク」という語の否定的あるいは自虐的な意味合いが薄まったとともに、「推し」という語の使い勝手の悪さが払拭され たことを確認した。そして、「推しごとゼミ」においては、ゼミの序盤から多様性の尊重が教師や生徒によって繰り返し言及され、生徒たちは心理的安全性をもって探究活動ができ、諸能力の伸長が自覚されたことが確認された。
  • 岡野健人, 藤川大祐
    日本教育工学会 2024年秋季全国大会 2024年9月7日

担当経験のある科目(授業)

 59

Works(作品等)

 15

共同研究・競争的資金等の研究課題

 12

社会貢献活動

 11

メディア報道

 244
  • 東京新聞 2025年4月18日 新聞・雑誌
    教員の負担軽減も期待されるというが、千葉大の藤川大祐教授(教育方法学)は「いじめの解決に活用されるのなら、確かに負担は減るかもしれないが、カメラの設置に関する合意形成、データの適切な利用を巡る新たな負担も生じる。あくまでも児童生徒の安全な生活の確保を目的と考えるべきだろう」と話す。
  • 読売新聞 2025年4月15日 新聞・雑誌
    メディアリテラシーに詳しい千葉大の藤川大祐教授(教育方法学)は「現在は『被害者にならない』点に指導の重点が置かれているが、今後は加害防止のため、法的な責任についても教えるべきだ」と指摘する。
  • 東京新聞他(共同通信より配信) 2025年4月12日 新聞・雑誌
    いじめ問題に詳しい千葉大の藤川大祐教授(教育方法学)も「別室登校できていれば学習権は保障できている、という考え方が一般的だった中で、画期的な判決ではないか」と評価する。 藤川教授は「加害者が教室にいたままで被害者が戻れない状況はおかしいという議論はありながら、これまで対応はうやむやのままだった」と指摘。その上で「加害者をいきなり教室から出すのは難しい。いじめの訴えがあったらまずは警告を出し、再び相手が嫌がることをしたら分離する、というようなやり方も考えられるのではないか」と提案した。
  • 日本テレビ 2025年4月5日 テレビ・ラジオ番組
    専門家は、保護機能だけでは子どもを守れない部分もあると指摘します。 メディアリテラシーに詳しい藤川大祐教授 「カバーしきれていないのは、そもそも知っている間同士での誹謗中傷のリスク。(SNSで)悪口などを書いて伝えることもできてしまう」 専門家もメタも、SNSの適切な使い方や誹謗中傷を受けた時の対応などを親子でしっかり話し合うことが重要だとしています。
  • 読売新聞 2025年4月4日 新聞・雑誌
    学びの多様化学校に通う児童生徒は、不登校になった背景や課題が一人一人異なります。先生たちは画一的な指導ではなく、個々の子どものニーズに合った対応を取ることが最も重要です。迅速さも求められますが、担当の先生が一人だけで考えると、どうしても偏った意見になる。その先生自身も疲れてしまう。私が校長を務めていた大学の付属中学校では、気になる生徒について、各担任が校長を含む管理職とすぐに情報共有する仕組みを作っていました。 多くの多様化学校は開校したばかりです。例えば、先生1人に対し、子ども何人が最適かもはっきりしていない。今は多様化学校のあり方について議論を深める時期でしょう。 開校した多様化学校を通じ、どういう接し方や指導が子どもにとって有効かがわかってくれば、一般の学校でも取り入れればいい。その結果、多様化学校のニーズが伸びなければ、政府が目標とする300校まで増やす必要はないかもしれない。数字にこだわらず、柔軟に対応していくことが大切です。

その他

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