研究者業績

野田 勝二

ノダ カツジ  (Katsuji Noda)

基本情報

所属
千葉大学 環境健康フィールド科学センター
帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科 非常勤講師
学位
博士(農学)(2000年9月 岐阜大学農学系研究科)

J-GLOBAL ID
200901090505683231
researchmap会員ID
5000048724

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研究キーワード

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論文

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  • M. Takagaki, H. Ohara, H. Watanabe, S. Tsukagoshi, K. Noda
    Acta Horticulturae (1345) 27-32 2022年9月  査読有り最終著者
  • K. Noda, K. Tada, H. Imaizumi, F. Terauchi, K. Takeshige, N. Katakura
    Acta Horticulturae (1345) 243-250 2022年9月  査読有り筆頭著者責任著者
  • 浜部直哉, 馬場明子, 前田未野里, 種石始弘, 久松奨, 野田勝二
    園芸学研究 20(3) 279-285 2021年9月  査読有り最終著者
  • 浜部直哉, 馬場明子, 前田未野里, 勝岡弘幸, 種石始弘, 久松奨, 野田勝二
    園芸学研究 19(4) 331-335 2020年10月15日  査読有り最終著者
    ‘ヒュウガナツ’ の枝変わり品種で単為結果性を有する ‘古山ニューサマー’ について,開花期にネットを被覆して訪花昆虫の侵入を防止した条件下における無核果の着果量,着果特性,果実品質を ‘ヒュウガナツ’ と比較した.樹冠占有面積当たりの無核果の収穫果実数は ‘古山ニューサマー’ で多く,単為結果による無核果のみで ‘ヒュウガナツ’ で目安とされる適正着果量程度の着果が得られることが示唆された.着果特性を検証した結果,‘古山ニューサマー’ は,‘ヒュウガナツ’ に比べて無葉果の着果が多くみられ,これが着果量が多かった要因であると考えられた.また,無核の ‘古山ニューサマー’ の果肉歩合は ‘ヒュウガナツ’ に比べて大きく,手で剥皮した場合の可食部が大きいことが明らかになった.得られた ‘古山ニューサマー’ の無核果について,果実品質を決定づける着果特性を決定木分析を用いて検証したところ,地上高142.5 cm以上,結果母枝長12.25 cm以上,結果枝葉数0.5枚以上を満たすことが,大玉かつ高糖低酸の高品質な果実となる条件であった.このことから,樹体の日当たりを良好に保ち,かつ樹勢を強く維持することが ‘古山ニューサマー’ の高品質な無核果生産において重要であることが推察される.
  • 浜部直哉, 馬場明子, 前田未野里, 勝岡弘幸, 種石始弘, 久松 奨, 野田勝二
    園芸学研究 19(3) 229-235 2020年7月15日  査読有り最終著者
    ‘ヒュウガナツ’ の枝変わり品種である ‘古山ニューサマー’ について,無核果が ‘ヒュウガナツ’ に比べて多く生産される要因を検討した.‘古山ニューサマー’ および ‘ヒュウガナツ’ の自家受粉における柱頭内の花粉管伸長を調べたところ,両カンキツ種ともに花粉管の伸長は花柱上部で停止し,花柱中部および下部では認められなかったことから,‘古山ニューサマー’ は,‘ヒュウガナツ’ と同様に自家不和合性を有していることが明らかになった.また,除雄後に小袋を掛けることで花粉を遮断した条件下における ‘古山ニューサマー’ の着果率を ‘ヒュウガナツ’,‘ヒュウガナツ’ の枝変わり品種である ‘西内小夏’ および ‘室戸小夏’ と比較したところ,生理落果後における ‘古山ニューサマー’ の着果率は60.8%であり,‘西内小夏’ の2.5%,‘室戸小夏’ の12.5%および ‘ヒュウガナツ’ の8.3%に比べて高かった.このことから,‘古山ニューサマー’ は ‘ヒュウガナツ’ に比べて強い単為結果性を有していることが明らかになった.また,‘古山ニューサマー’ の単為結果は,花粉を遮断した条件下で,かつジベレリンなどの化学薬剤を用いずに誘起されたことから,自動的単為結果であると考えられた.これらのことから,‘古山ニューサマー’ は自家不和合性を有し,かつ自動的単為結果性を有することが明らかになり,‘ヒュウガナツ’ に比べて強い単為結果性を有していることが,無核果を多く生産できる要因であると考えられた.
  • 野田勝二, 馬上丈司, 朝倉暁生
    地域活性研究 12 227-230 2020年3月  筆頭著者責任著者
  • 野田勝二, 徳山郁夫, 尾田正二
    地域活性研究 12 223-226 2020年3月  筆頭著者責任著者
  • 加藤渉, 野田勝二
    日本ヒューマンケア・ネットワーク学会誌 17(1) 89-96 2019年12月  査読有り最終著者責任著者
  • 貫名真由, 野田勝二, 往古明宏, 菅井良幸, 大釜敏正
    日本ヒューマンケア・ネットワーク学会誌 17(1) 97-104 2019年12月  査読有り
  • 浜部直哉, 勝岡弘幸, 馬場明子, 種石始弘, 久松 奨, 池ヶ谷篤, 大場聖司, 武藤浩志, 稲葉善太郎, 野田勝二
    園芸学研究 18(1) 1-5 2019年1月  査読有り
    静岡県伊豆地域で栽培されているカンキツであるレモネードの果汁について,GC-MSを用いて揮発性成分を測定し,レモン‘ユーレカ’およびオレンジ‘トロビタ’と比較した.レモネード果汁中から34の揮発性成分が同定された.そのうち13成分はレモン‘ユーレカ’およびオレンジ‘トロビタ’果汁中には含まれていない揮発性成分だった.また,レモネードに含まれていた19の揮発性成分はレモン‘ユーレカ’とオレンジ‘トロビタ’に比べてピーク面積が顕著に大きかった.レモネードとレモン‘ユーレカ’の果汁を用いて10名のパネリストによる官能評価を実施したところ,レモネード果汁の香りは,レモン‘ユーレカ’に比べてシャープな香気であると評価された.
  • 福田昌代, 野田勝二
    環境情報科学 47(2) 64-69 2018年6月  査読有り
  • 野田勝二
    食と緑の科学 72 10-12 2018年  
  • 浜辺直哉, 國賀 武, 根角博久, 野田勝二
    AROMA RESEARCH 18(3) 272-279 2017年  査読有り
  • 福田昌代, 野田勝二
    環境情報科学 = Environmental information science 45(2) 70-75 2016年7月  査読有り
  • 野田勝二, 大倉善博, 大釜敏正
    リハビリテーションネットワーク研究 14(1) 73-79 2016年  査読有り
  • 多田 啓太朗, 野田 勝二, 寺内 文雄
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 62 17-17 2015年  
    屋内用園芸用具に求められる要件を明らかにするために,千葉県内の医療福祉施設において屋内園芸活動プログラムの記録調査と実地調査を実施した。当該施設ではペットボトルを用いた簡易水耕栽培装置を使用している。そこで,この装置に着目し,装置の改善可能性について検討を行った。まずこれまでの屋内園芸プログラムの記録の調査から,簡易水耕栽培装置を用いることで,天候に関係なく栽培ができ、安定した栽培を行えることが確認できた。さらに実地調査によって、エンドウやヒマワリ,カンパニュラなどの8種類の植物を屋内で栽培できることを確認した。屋内での栽培では屋外のそれと比較して,栽培期間が長くなる傾向にあるものの,順調に生育することが確認できた。これにより,装置単体では栽培が困難な作物があること,またより転倒しにくく,さらに培養液中に藻が発生しないような装置の必要性が示唆された。
  • Hitoshi Okuda, Hiromichi Ichinokiyama, Katsuji Noda
    XII INTERNATIONAL CITRUS CONGRESS - INTERNATIONAL SOCIETY OF CITRICULTURE 1065(1) 1237-1241 2015年  査読有り
    The fruit quality of Satsuma mandarin strongly depends on drought stress during the maturation period. Most commercial orchards in Japan receive significant amounts of rain during the maturation period. To obtain the highest quality fruit, water vapor-permeable sheets are used to cover the ground (mulching) in approximately 20% of the very early ripening Satsuma mandarin orchards in Japan. However, these sheets are ineffective in citrus fields converted from paddy fields. Chemicals, such as ethyclozate, might be used to improve fruit quality as a substitute for mulching for applying water stress and reducing water uptake through roots. This effect was notable in young trees, but there was no report of effects in mature trees. In this experiment, seasonal changes in the volumetric water content (VWC) in the trunks of mature trees were monitored using time domain reflectometry (TDR) along with the effects of the chemical. The results suggested that VWC decreased in the treated trees from early July immediately after treatment until early September. In addition, coloring began to develop one week earlier, and the Brix increased by about one degree at harvest. These results suggest that the application of ethyclozate in early summer might play a role in applying water stress to improve fruit quality.
  • 多田 啓太朗, 野田 勝二, 佐藤 公信, 寺内 文雄
    日本デザイン学会研究発表大会概要集 61 66-66 2014年  
    本研究は、高次脳機能障害者の社会復帰を目指した包括的リハビリとして有効とされている園芸活動の検証を行った。 調査対象地は、園芸活動が実施されている、高次脳機能障害者支援センターAとした。分析対象は、利用者が園芸活動後に記述した感想とし、5年間、計129回分をパソコンを用いてテキストデータ化した。分析には、フリーのテキストマイニングソフトであるKH coderを用いた。分析方法は、感想の全体像を探るため、頻出語句の抽出と階層クラスター分析を行った。さらに、頻出回数の多い語句について、共起ネットワークを用いて詳細な分析を行った。 結果、多くの利用者は、園芸活動に対して肯定的な感想を持つことが明らかとなった。「美味しい」という語句は、収穫や調理といった生活技能の訓練と共起することが明らかとなった。このことから、園芸活動では、収穫したものを美味しく食べることで、生活技能を習得する訓練を利用者が肯定的に捉えてることが明らかとなった。 以上より、高次脳機能障害者支援センターにおいて、園芸活動は、社会性の向上や生活技能の習得を図る包括的リハビリとしての有効性が示唆された。
  • 福田昌代, 野田勝二
    日本建築学会.都市計画委員会 寄稿論文.2014年度日本建築学会(近畿)都市計画部門 研究懇談会資料 39-40 2014年  
  • 多田啓太朗, 古橋登希, 大釜敏正, 野田勝二
    人間植物関係学会誌 13(2) 19-21 2014年  査読有り
  • 多田 啓太朗, 石崎 美童, 野田 勝二
    リハビリテーションネットワーク研究 12(1) 31-34 2014年  査読有り
  • 片倉 直子, 野田 勝二, 寺内 文雄, 大釜 敏正, 竹重 香織, 湯山 博子, 太田 令子, 小滝 みや子, 岩井 美葉子, 小林 毅, 岡村 太郎
    千葉県立保健医療大学紀要 4(1) 70-70 2013年3月  
  • 野田 勝二, 浅谷 将士, 大釜 敏正
    リハビリテーションネットワーク研究 11(1) 28-32 2013年  査読有り
  • Nguyen-Duc Hoang Pham, Akiyoshi Yamada, Kiminori Shimizu, Katsuji Noda, Le-Anh Tuan Dang, Akira Suzuki
    MYCOSCIENCE 53(5) 347-353 2012年9月  査読有り
    Phlebopus (Ph.) spongiosus was recently described from several pomelo orchards (Citrus maxima) in southern Vietnam. This fungus was suspected to associate with pomelo plants as an ectomycorrhiza, although members of the genus Phlebopus have previously been presumed saprotrophic. To clarify this association, pomelo roots collected from the orchard (in situ roots), and those cultured with Ph. spongiosus (in vitro roots) in test tubes for 12 wk, were examined for ectomycorrhizal colonization. Both in vitro and in situ roots were analyzed for colonization using fungal LSU nuclear ribosomal DNA sequencing. The in situ roots exhibited the anatomical features of ectomycorrhizae: a thick fungal mantle, Hartig net, and extramatrical hyphae. The Hartig net, however, was very rare and showed discontinuous development. The in vitro association between Ph. spongiosus and C. maxima showed ectomycorrhiza-like structures, i.e., mantles and rhizomorphs in the plant roots, but no Hartig net development in the roots. Continuous hyphal penetration was restricted to the exodermis in both in situ and in vitro roots. Although the association between Ph. spongiosus and C. maxima could be considered ectomycorrhizal, its anatomy matches the unique feature known as sheathing mycorrhiza.
  • 野田 勝二, 河野 将也, 松本 毅, 本間 雄二, 山崎 優子
    全日本鍼灸学会学術大会抄録集 61回 226-226 2012年6月  
  • 片倉 直子, 野田 勝二, 湯山 博子, 竹重 香織, 寺内 文雄, 岡村 太郎, 小林 毅, 太田 令子, 小滝 みや子, 佐藤 恵子, 岩井 美葉子, 大釜 敏正, 小宮山 政敏
    千葉県立保健医療大学紀要 3(1) 92-92 2012年3月  査読有り
  • 山崎優子, 本間雄二, 室田大輔, 河野将也, 松本毅, 野田勝二
    大学農場研究 35 21-24 2012年  査読有り
  • 松本 毅, 本間 雄二, 山崎 優子, 野田 勝二
    日本東洋医学雑誌 63(3) 181-184 2012年  査読有り
    従来,日本では,灸治療用のモグサの原材料は,国内産のヨモギでまかなわれてきた。しかし,近年,国内のモグサ用ヨモギの納入量が低下したため,中国産ヨモギの輸入量が増加している。もし,将来,国内産の供給が不足すると,日本独自の灸治療が行えなくなる可能性がある。そこで,国内での栽培システムの開発を検討するために,ヨモギの産地の代表である新潟県にて,15種類のヨモギを採集し本学で栽培を行った。本研究は,葉面積を指標とした1次選抜である。その結果,節間長と葉面積から茎長1m 当たりの葉面積を計算すると,最も大きい個体群は3004.6cm2,最も小さい個体群は1134.4cm2であった。モグサの原料はヨモギの乾燥葉を用いることから,単位茎長当たりの葉面積が大きいほど圃場の単位面積当たりの収量が多いと考えられる。したがって今回の調査結果から,モグサ用のヨモギとして最も優れていると思われる個体群が判明した。
  • 竹重 香織, 野田 勝二, 大釜 敏正
    リハビリテーションネットワーク研究 10(1) 9-17 2012年  査読有り
  • 野田 勝二, 松本 毅, 本間 雄二, 山崎 優子
    全日本鍼灸学会雑誌 61(3) 258-258 2011年8月  
  • 岡直子, 野田勝二, 大釜敏正, 小宮山政敏, 山本利江, 藤田水穂, 根元敬子, 永田亜希子, 田中史子, 渡辺敏, 西育子, 岩崎寛
    日本園芸療法学会誌 3 5-11 2011年  査読有り
  • H. Okuda, Y. Iwagiri, K. Noda
    Proceedings of the international society of citriculture 2 941-945 2010年9月  査読有り
  • S. Tsukagoshi, M. Fukui, H. Shinoyama, K. Noda, F. Ikegami
    IV INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ECOLOGICALLY SOUND FERTILIZATION STRATEGIES FOR FIELD VEGETABLE PRODUCTION 852 319-324 2010年  査読有り
    Three types of charcoal were evaluated as a soil conditioner. The charcoal was made from thinned Japanese cedar (Cryptomeria japonica D. Don), Moso bamboo (Phyllostachys heterocycla Matsum.), and pruned shoots of Japanese pear (Pyrus pyrifolia var. culta Rehd.). The charcoal amendment increased the soil exchangeable cations, but hardly affected the soil CEC. Top fresh weight of the third lettuce crop grown in the soil medium without charcoal amendment substantially decreased in comparison with that of the first crop. Although the first lettuce growth in the medium with charcoal was smaller than without charcoal, the lettuce growth in the second and third crop was more suppressed in the treatment without charcoal than with charcoal. Leaf nitrate content decreased with the charcoal amendment, especially when the pear shoot charcoal was used. NO3-N discharge was smaller from the soil medium with the bamboo or the pear shoot charcoal in the first crop. The bamboo charcoal amendment decreased the discharge in the second crop as well. Although this effect was not observed in the third crop, the total amounts of NO3-N discharge were lower in the treatments with both 0.3-1 cm and <0.3 cm bamboo charcoal, and with 0.3-1 cm pear shoot charcoal. However, none of the soil medium with the cedar charcoal reduced NO3-N discharge in any cropping period. These results suggest that charcoal made from some forestry and agricultural wastes such as bamboo and pear shoots can be applicable for a soil conditioner to increase soil exchangeable cations, to reduce growth suppression in continuous cropping, and to decrease NO3-N discharge from soil.
  • 本間雄二, 山崎優子, 増田絹子, 松本毅, 野田勝二
    大学農場研究 33 15-18 2010年  査読有り
  • 片倉 直子, 野田 勝二, 大釜 敏正
    千葉県立保健医療大学紀要 1(1) 35-42 2010年  査読有り
    学際チームによる園芸作業を取り入れた在宅精神障害者に対する社会復帰プログラムに必要な準備や方法などの「手続き」を明らかにすることを目的に、精神障害者小規模通所授産施設と家族会の運営する共同作業所の利用者8名へインタビューを行うとともに、園芸学・看護学などの教員、園芸専門技術職員、社会施設職員、利用者の家族の計11名を対象にグループインタビューを行った。その結果、社会復帰プログラムの「手続き」は、プログラム提供側の精神障害者に対する肯定的な態度形成を基盤に、利用者が近づきやすい人間をメンバーに含めること、利用者の自明なことへの理解の困難性への配慮や、利用者の全体的視野の欠如に対する工夫などの疾患特性の概要をプログラム提供側が事前に学ぶなどの「手続き」が必要であることが示唆された。
  • 野田 勝二, 小宮山 政敏, 大釜 敏正
    におい・かおり環境学会誌 = Journal of Japan Association on Odor Environment 39(4) 239-246 2008年7月  査読有り
  • Hitoshi Okuda, Katsuji Noda, Takuji Sawamoto, Haruo Tsuruta, Toshio Hirabayashi, John Yoshimi Yonemoto, Kazuyuki Yagi
    JOURNAL OF THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE 76(4) 279-287 2007年10月  査読有り
    The flux of nitrous oxide (N2O), methane (CH4) and carbon dioxide (CO2) from brown lowland soils in a satsuma mandarin (Citrus unshiu Marcow, 'Silverhill', 31 years old) orchard located in Okitsu, central Japan facing the North Pacific Ocean, was measured once a week from March 2001 to February 2002 using the closed chamber method. Two categories of treatment, mulching and non-mulching, were used in the experimental field by covering the soil surface with a moisture-permeable and waterproof sheet in the latter half of fruit growing season from mid-September to mid-December in 2001. The annual N2O emission and the amount of total nitrogen fertilized were 93 mg N/m(2)/year and 27.0 g N/m(2)/year for the non-mulching treatment and 55 mg N/m(2)/year and 18.9 g N/m2/year for the mulching treatment, respectively. No significant difference was found in the N2O emission factor between mulching (0.34%) and non-mulching (0.29%) treatment. These emission factors were much lower than the average value (0.62%) for upland fields in Japan and the IPCC default value of 1.25%. On the other hand, a small amount of atmospheric methane was absorbed into the surface soils throughout the year. The annual uptake of CH4 was 24 and 17 mg CH4/m(2)/year for the non-mulching and mulching treatment, respectively, with no significant difference between the two treatments. Annual CO2 emission with the non-mulching and mulching treatment was 1.45 and 0.89 kg CO2/m(2)/year, respectively. The difference in the amount of each gas emission between the two treatments was discussed with respect to the soil temperature, water-filled pore space (WFPS), the timing and amount of nitrogen fertilized, and the effect of mulching.
  • 大釜 敏正, 野田 勝二, 桜庭 俊, 北条 雅章, 小宮山 政敏, 上田 善弘, 赤沼 智子, 寺内 文雄, 池上 文雄
    木材学会誌 53(3) 149-156 2007年5月  査読有り
    本研究の目的は,健常高齢者および障害を有する高齢者が楽な立位姿勢で園芸作業を行うことができる園芸療法用のレイズドベッドの設計に必要な基礎的なデータを求めることである。作業しやすい高さと楽に手が届く距離を,両手による植物の植え付け作業から求めた。得られた結果は以下のとおりである。(1)健常高齢者の作業しやすい高さは,男性では85 cmおよび90 cm,女性では75 cmおよび80 cmであった。作業しやすいおおよその高さは,肘頭下縁高から20 cm低い高さが目安となる。また,楽に手が届く距離は男女ともに20 cm~40 cmの範囲であった。(2)障害を有する高齢者の場合では,作業しやすい高さは70 cmが多かったが,80 cmのものとの間に感覚的には大差のないことが聞き取り調査から分かった。楽に手が届く距離は10 cm~45 cmの範囲であった。(3)したがって,健常高齢者および障害を有する高齢者の両者が作業しやすい奥行きは10 cm~40 cmとするのが望ましい。(4)多くの高齢者が低いレイズドベッドでの作業後に腰痛の可能性があると訴えた。障害のある高齢者は膝にも軽度の疲労があると訴えた。
  • N. Osawa, K. Noda, S. Tsukagoshi, Y. Noma, A. Ando
    Journal of Educational Multimedia and Hypermedia 16(4) 411-428 2007年  査読有り
  • 嵐田絵美, 塚越 覚, 野田勝二, 喜多敏明, 大釜敏正, 小宮山政敏, 池上文雄
    園芸学研究 6(3) 491-496 2007年  査読有り
    主にハーブを用いた園芸作業の持つ療法的効果について,心理的指標である精神健康調査(GHQ)および気分プロフィール検査(POMS),生理的指標である唾液中コルチゾール濃度およびフリッカー値を用い,主観的および客観的に検証することを試みた.<br> GHQから,園芸作業による神経症症状の改善傾向が認められた.POMSから,園芸作業には緊張や不安,抑うつ感,疲労感,当惑などの一時的な負の感情を減少させる効果があることが明らかとなった.唾液中コルチゾール濃度は作業前に比べて作業後に低下し,作業によるストレスの緩和効果が認められた.フリッカー値の変化から,屋外での栽培作業は室内でのクラフト作業に比べて中枢性疲労の回復効果が大きい可能性が示唆された.<br> 以上より,園芸作業は神経症症状や一時的気分の改善に有効であった.また,唾液中コルチゾール濃度とフリッカー値によって,園芸作業がストレスや中枢性疲労の解消に効果的であることを客観的に判断できた.質問紙による主観的評価に,客観的評価指標を組み合わせることで,園芸作業の療法的効果を総合的に判断し,より効果的なプログラムの構築と普及に寄与できると考えられた.<br>
  • Mitsuteru Suzuki, Masaya Ishikawa, Hitoshi Okuda, Katsuji Noda, Tadashi Kishimoto, Toshihide Nakamura, Isao Ogiwara, Isao Shimura, Tomoya Akihama
    Handbook of Environmental Chemistry, Volume 5: Water Pollution 97(6) 1073-1081 2006年6月  査読有り
    Background and Aims: Induction of dehydration tolerance is a key to achieving high survival rates in cryopreservation of plant specimens. It has been reported previously that two-step preculturing with sucrose effectively increased desiccation tolerance in axillary buds of gentian (Gentiana scabra), which allow the buds to survive cryopreservation. This study is aimed at characterizing each step of this preculturing and to elucidate physiological changes induced during this preculturing. Methods: In standard two-step preculture, excised gentian axillary buds were incubated for 11 d on MS medium with 0·1 m sucrose at 25 °C (first step: mild osmotic stress was given) and the subsequent incubation on MS medium with 0·4 m and 0·7 m sucrose for 1 d each (second step). The levels of abscisic acid (ABA), proline and soluble sugars in gentian buds during the preculture were determined. Effects of various combinations of two-step preculturing and of exogenous ABA and proline were studied. Key Results: During the first preculture step, there was a transient increase in ABA content peaking on day 4, which declined to a background level at the end of the first and second step preculturing. Proline level increased steadily during the first preculture step and increased further in the second preculture step. Incubating buds with medium containing proline, instead of the two-step preculturing, did not allow them to survive desiccation. Incubating buds with ABA instead of 0·1 M sucrose-preculturing effectively increased desiccation tolerance only when it was followed by the second preculture step. Fluridone, an ABA synthesis inhibitor included in the two-step preculture medium, reduced desiccation tolerance of the buds. The normal first-step preculture increased the levels of soluble sugars 2·4-fold, especially sucrose and raffinose. Buds treated with the second preculture step had greatly increased sucrose levels. Conclusions: These observations lead to the hypothesis that the first preculture step involves ABA-mediated cellular changes and the second step induces loading of sucrose in the gentian buds. © The Author 2006. Published by Oxford University Press on behalf of the Annals of Botany Company. All rights reserved.
  • Mitsuteru Suzuki, Masaya Ishikawa, Hitoshi Okuda, Katsuji Noda, Tadashi Kishimoto, Toshihide Nakamura, Isao Ogiwara, Isao Shimura, Tomoya Akihama
    ANNALS OF BOTANY 97(6) 1073-1081 2006年6月  査読有り
    center dot Background and Aims Induction of dehydration tolerance is a key to achieving high survival rates in cryopreservation of plant specimens. It has been reported previously that two-step preculturing with sucrose effectively increased desiccation tolerance in axillary buds of gentian (Gentiana scabra), which allow the buds to survive cryopreservation. This study is aimed at characterizing each step of this preculturing and to elucidate physiological changes induced during this preculturing. center dot Methods In standard two-step preculture, excised gentian axillary buds were incubated for 11d on MS medium with 0.1 m sucrose at 25 degrees C (first step: mild osmotic stress was given) and the subsequent incubation on MS medium with 0.4 m and 0.7 m sucrose for 1 d each (second step). The levels of abscisic acid (ABA), proline and soluble sugars in gentian buds during the preculture were determined. Effects of various combinations of two-step preculturing and of exogenous ABA and proline were studied. center dot Key Results During the first preculture step, there was a transient increase in ABA content peaking on day 4, which declined to a background level at the end of the first and second step preculturing. Proline level increased steadily during the first preculture step and increased further in the second preculture step. Incubating buds with medium containing proline, instead of the two-step preculturing, did not allow them to survive desiccation. Incubating buds with ABA instead of 0.1 M sucrose-preculturing effectively increased desiccation tolerance only when it was followed by the second preculture step. Fluridone, an ABA synthesis inhibitor included in the two-step preculture medium, reduced desiccation tolerance of the buds. The normal first-step preculture increased the levels of soluble sugars 2.4-fold, especially sucrose and raffinose. Buds treated with the second preculture step had greatly increased sucrose levels. center dot Conclusions These observations lead to the hypothesis that the first preculture step involves ABA-mediated cellular changes and the second step induces loading of sucrose in the gentian buds.
  • 野田勝二
    国土交通省「平成17年度 地域における中小・中堅建設業の新分野進出/経営統合等促進モデル構築支援事業」 45-48 2006年3月  
  • 野田勝二
    平成17年度モデル事業者の取り組み報告.地域から芽吹く意欲ある建設業者. 45-48 2006年3月  
  • H Okuda, K Noda, T Hirabayashi, JY Yonemoto
    JOURNAL OF THE JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE 74(4) 342-344 2005年7月  査読有り
    Bud paradormancy or rest period of 13 cultivars of satsuma mandarin (Citrus unshiu M.) that differed in fruit maturing periods was evaluated by the days to bud break (I)TB). The values or DTB were obtained by a forcing method. Paradormancy appeared to occur from September to October, with the highest value in late September. when the varietal differences were evaluated. The DTB was more than 21 days in the cultivars that matured by mid November, including the very early, early fruit maturing cultivars, and 'Kunou unshiu'. Budbreak in late maturing cultivars occurred within 21 days. Hence, the DTB values appeared to decrease its the fruit maturing period was delayed. It is cleared that there is a varietal difference in the depth of bud paradormancy that evidently is related with the fruit maturing period.
  • 奥田 均, 野田 勝二, 平林 利郎, 米本 仁己
    園芸学会雑誌 74(4) 342-344 2005年  査読有り
    成熟期の異なる13品種のウンシュウミカン (Citrus unshiu M.) を対象に芽の休眠 (paradormancy) の深さを枝挿し法により比較した. ウンシュウミカンの芽の休眠は9月下旬を中心に9月から10月にかけて深かった. そこで, 9月下旬にDTB (萌芽所要日数) を指標にして休眠の深さを比較したところ, 11月中旬までに果実が成熟する早生・極早生種および'久能温州'は21日以内に萌芽することはなかった. それ以降に成熟する品種は21日以内に萌芽し, DTBは成熟期が遅い品種ほど短かった. これらのことによりウンシュウミカンの芽の休眠には品種間差が存在し, それは果実の成熟期と関連することが示唆された.
  • 野田勝二
    平成17年度革新的農業技術習得研修「高度先進技術研修」資料テキスト. 1-7 2005年  
  • Noritaka Osawa, Kikuo Asai, Tomoharu Shibuya, Katsuji Noda, Satoru Tsukagoshi, Yutaka Noma, Akikazu Ando
    ITHET 2005: 6th International Conference on Information Technology Based Higher Education and Training, 2005 2005 C-13-C-18 2005年  査読有り
    We have developed a prototype system for 3D video distance education using satellite communications and IP multicasting. Our system is based on personal computers and software codecs. The system is inexpensive and flexible for various configurations because it utilizes software modules. Our system can be easily installed outdoors since it does not use special hardware to encode, decode, or transmit multimedia data. Testing of our system implemented between a horticulture farm and an indoor studio, approximately 140 km apart, showed that it effectively supports distance education between indoor and outdoor environments and that it provides an enhanced 3D educational environment. © 2005 IEEE.

MISC

 11

書籍等出版物

 24

講演・口頭発表等

 77

担当経験のある科目(授業)

 24

Works(作品等)

 7

共同研究・競争的資金等の研究課題

 4

社会貢献活動

 52

メディア報道

 23