教育学部

八木澤 史子

ヤギサワ フミコ  (Fumiko YAGISAWA)

基本情報

所属
千葉大学 教育学部 教育学 助教
学位
博士(情報科学)(2021年3月 東北大学)

通称等の別名
小島史子
研究者番号
70965342
J-GLOBAL ID
201701012339186439
researchmap会員ID
B000272119

研究キーワード

 4

受賞

 1

論文

 10

MISC

 27
  • 堀田 雄大, 八木澤 史子, 三井 一希, 佐藤 和紀, 堀田 龍也
    日本教育工学会研究報告集 2024(1) 79-85 2024年5月11日  
    本研究では,教職経験の年数やチャットの活用経験といった,教員の属性によって,チャットの活用にどのような違いがみられるのか,教員の実態を把握することを目的とし,授業の事後検討会におけるチャットの活用に対する意識を調査した.1年〜30年の教職経験を有する72名の教員のアンケートの回答を分析した結果,チャットの活用により観察内容の共有ができた,関心事が深化したと捉えている肯定的な回答は教職経験の長短に拠らず,いずれの年代からも確認された.関心事の深化については,普段からチャットの使用頻度が低い場合でも有用性を感じていることが示唆された.
  • 八木澤 史子, 中尾 教子
    日本教育工学会研究報告集 2023(3) 1-6 2023年10月16日  
    本研究では,美術系教員養成課程に所属する学生を対象に,教科書の効果的な使い方を解説した手引書を用いた授業を実施し,授業実施前後で学生の教科書の活用に関する意識がどのように変容するかを調査した.結果,「学び方を学ぶテキスト」「自ら学ぶためのテキスト」の2項目は有意に回答の割合が増えていることから,授業を通して学生は,「学び方に関するツール」という教科書の役割を新たに認識した可能性が示唆された.
  • 堀田 雄大, 八木澤 史子, 三井 一希, 佐藤 和紀, 堀田 龍也
    日本教育工学会研究報告集 2023(2) 190-193 2023年7月21日  
    教員が研修において,自身の教育課題に関する動画を自主的に視聴する際の実態を把握することを目的とし,視聴する時間帯・場所・利用する端末についてのアンケート及び回答に対する半構造化インタビューを行った.その結果,7名中6名が週に1日以上動画を視聴しており,7名中6名が勤務時間外に自宅で視聴しているという回答を得た.理由として,勤務時間内は他の業務により視聴する時間の確保が困難であること,周囲を気にせず視聴できる場所は自宅でないと難しいことが挙げられた.このことから,教員が研修で自主的に動画視聴を行うためには,学習を行うための視聴時間の確保や,集中して取り組める視聴場所などについて実態を踏まえた研修づくりを進めていく必要性が示唆された.
  • 若月 陸央, 南條 優, 八木澤 史子, 佐藤 和紀
    日本教育工学会研究報告集 2023(2) 202-207 2023年7月21日  
    本研究の目的は,情報端末を活用した個別最適な学びの実践における教授行動の特徴を検討することが目的である.本調査では,小学校第4学年の国語科の授業(1時間)を対象に教授行動の分析を試行的に行った.その結果,課題の設定,情報の収集,整理・分析の段階では,「個々の学習状況をクラウド上や,直接的に確認し,児童に分かるように,具体的に問いかけるなどの教授行動が確認された.また,まとめ・表現の段階では本時の学習内容と既習事項や既有経験,次時の課題を関連づけるなどの教授行動が確認された.
  • 中尾 教子, 八木澤 史子
    日本教育工学会研究報告集 2023(2) 194-201 2023年7月21日  
    本研究では,小学校教師が教科書の効果的な使い方を解説した手引書を閲覧する際に,どのような記述に着目するかを確認するために,参考になった点,内容の理解が難しかった点,もう少し詳しい情報が欲しい点という3つの観点を設けて,手引書へのコメントの記入を求めた.27名からの回答を分析した結果,参考になった点に関するコメントが最も多く,また,全55ページのうち「教科に共通した教科書の効果的な使い方」に関するページへのコメントが最も多かった.

書籍等出版物

 8

講演・口頭発表等

 7

共同研究・競争的資金等の研究課題

 4