研究者業績

野田 勝二

ノダ カツジ  (Katsuji Noda)

基本情報

所属
千葉大学 環境健康フィールド科学センター
帝京科学大学 生命環境学部 アニマルサイエンス学科 非常勤講師
学位
博士(農学)(2000年9月 岐阜大学農学系研究科)

J-GLOBAL ID
200901090505683231
researchmap会員ID
5000048724

外部リンク

研究キーワード

 3

委員歴

 20

論文

 62
  • M. Takagaki, H. Ohara, H. Watanabe, S. Tsukagoshi, K. Noda
    Acta Horticulturae (1345) 27-32 2022年9月  査読有り最終著者
  • K. Noda, K. Tada, H. Imaizumi, F. Terauchi, K. Takeshige, N. Katakura
    Acta Horticulturae (1345) 243-250 2022年9月  査読有り筆頭著者責任著者
  • 浜部直哉, 馬場明子, 前田未野里, 種石始弘, 久松奨, 野田勝二
    園芸学研究 20(3) 279-285 2021年9月  査読有り最終著者
  • 浜部直哉, 馬場明子, 前田未野里, 勝岡弘幸, 種石始弘, 久松奨, 野田勝二
    園芸学研究 19(4) 331-335 2020年10月15日  査読有り最終著者
    ‘ヒュウガナツ’ の枝変わり品種で単為結果性を有する ‘古山ニューサマー’ について,開花期にネットを被覆して訪花昆虫の侵入を防止した条件下における無核果の着果量,着果特性,果実品質を ‘ヒュウガナツ’ と比較した.樹冠占有面積当たりの無核果の収穫果実数は ‘古山ニューサマー’ で多く,単為結果による無核果のみで ‘ヒュウガナツ’ で目安とされる適正着果量程度の着果が得られることが示唆された.着果特性を検証した結果,‘古山ニューサマー’ は,‘ヒュウガナツ’ に比べて無葉果の着果が多くみられ,これが着果量が多かった要因であると考えられた.また,無核の ‘古山ニューサマー’ の果肉歩合は ‘ヒュウガナツ’ に比べて大きく,手で剥皮した場合の可食部が大きいことが明らかになった.得られた ‘古山ニューサマー’ の無核果について,果実品質を決定づける着果特性を決定木分析を用いて検証したところ,地上高142.5 cm以上,結果母枝長12.25 cm以上,結果枝葉数0.5枚以上を満たすことが,大玉かつ高糖低酸の高品質な果実となる条件であった.このことから,樹体の日当たりを良好に保ち,かつ樹勢を強く維持することが ‘古山ニューサマー’ の高品質な無核果生産において重要であることが推察される.
  • 浜部直哉, 馬場明子, 前田未野里, 勝岡弘幸, 種石始弘, 久松 奨, 野田勝二
    園芸学研究 19(3) 229-235 2020年7月15日  査読有り最終著者
    ‘ヒュウガナツ’ の枝変わり品種である ‘古山ニューサマー’ について,無核果が ‘ヒュウガナツ’ に比べて多く生産される要因を検討した.‘古山ニューサマー’ および ‘ヒュウガナツ’ の自家受粉における柱頭内の花粉管伸長を調べたところ,両カンキツ種ともに花粉管の伸長は花柱上部で停止し,花柱中部および下部では認められなかったことから,‘古山ニューサマー’ は,‘ヒュウガナツ’ と同様に自家不和合性を有していることが明らかになった.また,除雄後に小袋を掛けることで花粉を遮断した条件下における ‘古山ニューサマー’ の着果率を ‘ヒュウガナツ’,‘ヒュウガナツ’ の枝変わり品種である ‘西内小夏’ および ‘室戸小夏’ と比較したところ,生理落果後における ‘古山ニューサマー’ の着果率は60.8%であり,‘西内小夏’ の2.5%,‘室戸小夏’ の12.5%および ‘ヒュウガナツ’ の8.3%に比べて高かった.このことから,‘古山ニューサマー’ は ‘ヒュウガナツ’ に比べて強い単為結果性を有していることが明らかになった.また,‘古山ニューサマー’ の単為結果は,花粉を遮断した条件下で,かつジベレリンなどの化学薬剤を用いずに誘起されたことから,自動的単為結果であると考えられた.これらのことから,‘古山ニューサマー’ は自家不和合性を有し,かつ自動的単為結果性を有することが明らかになり,‘ヒュウガナツ’ に比べて強い単為結果性を有していることが,無核果を多く生産できる要因であると考えられた.

MISC

 11

書籍等出版物

 24

講演・口頭発表等

 77

担当経験のある科目(授業)

 24

Works(作品等)

 7

共同研究・競争的資金等の研究課題

 4

社会貢献活動

 52

メディア報道

 23